卵とジャガイモたっぷりのオムレツ「トルティージャ」は、子どもから大人まで愛される本場スペインのマンマの味!| 世界中で広がる‘市民料理’を通じた出会い by KitchHike

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情熱の国スペインの食文化とは?

世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングするWebサービス、KitchHikeです! 旅先で現地の人を訪ねて、世界中の食卓を実際に取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。

第3回目は、情熱の国スペインが舞台!
サッカー、闘牛、シエスタ、サグラダ・ファミリア、フラメンコ。“食”にまつわるものは、生ハム、パエリア、アヒージョ、ガスパチョ、サングリア、イカの墨煮やタコのマリネ、鰯のフライ、そしてビンチョスの数々。ああ、連想が尽きません!

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「ヨーロッパの尾」「アフリカの頭」と呼ばれるイベリア半島は、異なる民族・文化・宗教が多重に交差しています。複雑に入り組んだ歴史的背景の影響を受けているスペインの食文化。その上、地方によって気候や風土、習慣が異なるため、材料やその調理方法は多種多様!

調理法をざっくりと区分けすると、「北では煮込み、中部では焼きもの、南部ではフライ」とも言われますが、事実上、スペイン料理は簡単には一括りにできないのです。うーん、思った以上に奥が深いスペイン料理!更には、家庭ごとのレシピが異なる「デル・プエブロ(del pueblo 日本語訳:民衆の料理)」の精神も根付いているので、料理を取り巻く環境の複雑さは世界一(?)なのかもしれません。

作っている側からワクワクしてしまう「トルティージャ」!

そんなスペイン料理の中でも、今回は、最も家庭料理っぽさが漂うトルティージャ(スパニッシュオムレツ)にフォーカス。それは、子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでと、誰もが愛するまるで日本の卵焼きのような存在。ざく切りのジャガイモと一緒に、じっくりゆっくり焼き込まれる卵。大きめ肉厚なトルティージャが、フライパンの上で少しずつ完成されていくのは、見ていても楽しい!

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マンマの味で童心に帰るほっこりな食卓

なんだか、お母さんが小さい子どもたちに作ってあげる画が浮かんでしまいますね。さぁ、みなさんも童心に帰って、スペインの食卓をご堪能くださいな!

実際に食べてみた感想

今まで食べたことのあるどのオムレツとも違う味わい!卵の淡い黄色に隠れるように溶け込んだジャガイモが、ホクホクに仕上がっていてお腹いっぱい食べられる優しい味。ゆっくりじっくり作っただけあって、口当たりもふわっふわ。お子さんが喜ぶ理由がよくわかりました。毎日でも食べたいと思わされる逸品でした!

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