住まいは”世界”の一部、原点に立ち帰ろう「Vipp Shelter」

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「住まい」と聞くと、なにを想像するだろう。自分の住む一軒家、借りているアパートやマンションの一室、はたまたリゾート地にある別荘だろうか。
デンマークの首都コペンハーゲンの森の中には、「住まい」を強烈にかつ優しく定義したお家がある。「Vipp Shelter」というお家で、デザイン会社の「Vipp」が設計したものだ。森をお家として捉えるならば、それは備え付けられた家具のようだ。

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床面積は約17坪で、パッと見た印象は、超大物ミュージシャンのライブ会場においてありそうな、巨大スピーカーを想像させる。そしてでこぼこの地面にまるで足が生えているかのように支柱を伸ばしてバランスをとっている。まわりの木々や植物はありのままで、まわりの風景を反射する大きな窓は、まるで大空を映し出す静かな湖のよう。

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このお家は「住まいの原点」をアイデンティティとしている。設計をする際には必ずそこに立ち帰る。屋根や壁が欲しいのは、雨や風をしのぐため。つまり我々はお家の中だけでなく、その周りにある様々なものの影響を受けながら暮らしている。

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「住まい」と聞くと、住居だけを想像する人が多いかもしれない。しかし実際には宇宙があり地球があり、それぞれの気候風土の中に住まいがあり、私たちの暮らしがある。

このように原点に立ち帰ることは、住まいという空間を再定義するキッカケをもたらす。Vipp Shelterの窓に映し出された空模様は、わたしたちを原点に立ち返らせ、緑の楽園へと誘導してくれる。

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名称未設定
Via:
ignant.de
vipp.com