ルイ・ヴィトンがデザイナーのために建てた!?その名も「lost holiday house」

フランス人デザイナー シャーロット・ペリアン。彼女は休日のための家を1934年に設計しました。ベッドルームが2つ、キッチンは設備が行き届いており、帆布に覆われたデッキ。まさに「ゆっくりと体を休める」家をデザインしたのです。

しかし当時には実際に形になることはなかったのですが、80年後に実現します。マイアミビーチに、その姿を表したのです!現在はシャーロット氏と同じくらいデザインに情熱を持っているであろうアートコレクターへ、販売されています。

この家のプロジェクトを後援しているのがルイ・ヴィトン。シャーロットの娘に会いに行き、形になっていないシャーロット氏のデザインを完成させたいと申し出たのがキッカケです。

この「lost holiday house」ですが、壁はアルミ、スライディングするドア、折りたたみ式のテーブルに、ダブルのシンクを備え付けています。
1930年代の近代化の中で最新とされていたものが、盛り込まれている家なのです。水を中心に設計され、現代に考えられたものか?と錯覚してしまうくらい。

またシャーロットは家の中に小さなリビングスペースを作ることを、心がけていました。スペースがあることで、光や空気が流れて、部屋の雰囲気を変えてくれるのです。

「最低限のスペースで生活するって、どれくらいの大きさがあればいいのだろうか?」

7回も引っ越しをし、心地よい空間を探し、それをデザインに反映させていったのです。

コンパクトに「休む」をコンセプトに建てられた、この家。華やかなマイアミビーチに佇むこの家を、1度覗いてみませんか?

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via : wallpaper.com