【海外事例】オンとオフの切り替えが自然にできる。1つの部屋に2つの空間を持つ「Okopod」のタイニーハウス

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ロンドン南部のクロイドンに暮らすグラフィック/UX/UIデザイナー、マティアス・ブライソルツ氏は、2022年の引っ越しを機に、ひとつの大きな決断をした。「生活空間と仕事空間を分けたい」という長年の思いを形にすべく、庭に独立したワークスペースを設けることにしたのだ。

多くの人が在宅勤務に切り替える中で、住まいと仕事の線引きは新たな課題となっている。マティアスも例外ではなく、集中できる環境を求めて複数の選択肢を比較検討した結果、最終的に選んだのが英国のプレハブブランド「Okopod」だった。

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デザイン性と実用性を両立した空間

彼が設置したユニットは、内部を左右に分け、片側はワークスペース、もう片側は読書やリラックスのための空間として設計されている。仕事に集中できる一方で、息を抜く場所も確保されており、オンとオフの切り替えが自然にできる構成だ。

建築としての美しさも大きな魅力となっている。片流れ屋根によって内部空間には高さと広がりが生まれ、大きな折戸や天窓からはたっぷりと光が差し込む。開放的で、かつ落ち着きのある空間は、外の庭との一体感を感じさせる。

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環境への配慮と経年変化を楽しむ素材

外装には、環境配慮型の木材「ケボニー材」を使用。これはノルウェーで開発された改質木で、熱と植物由来成分による処理によって高い耐久性を備える。熱帯産ハードウッドの代替として注目されており、メンテナンスフリーで経年変化を楽しめる美しさが特長だ。
内装にはバーチ合板、床にはハードウッドを使用し、素材の温もりが空間全体に広がる。木の香りと光に包まれた空間は、心と身体を整える場所としても機能している。

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一棟一棟がフルカスタム。環境負荷も最小限に

Okopodは、完全オーダーメイドでユニットを製作するプレミアムブランドだ。まず基本となる「クラシックポッド」などのスタイルを選び、そこからサイズや仕様、仕上げをクライアントと一緒に決めていく。

また、施工の効率性と環境負荷の軽減にも配慮されている。同社独自の「Okobase」基礎システムは、コンクリートを使用せず、施工期間は最短1日。敷地を大きく掘り返す必要がなく、短期間での設置が可能だ。

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小さな建築がもたらす、大きな変化

マティアスにとってこのユニットは、単なる“部屋”ではない。自分の仕事と生活を見つめ直し、それぞれに集中しながら過ごすための大切な「切り替えの場」だ。庭というプライベートな場所に設けられた小さな建築が、暮らしに新たなリズムと深みを与えている。

Okopodが提案するのは、ただの離れ小屋ではなく、「個人の暮らしに寄り添う住まい」そのものである。

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