第2回:自由自在にここまでできる、縁側でしたい憧れの◯◯|縁側のある生活
未来住まい方会議をご覧の皆様、こんにちは。縁側好きが高じて「縁側のある生活」についてコラムを執筆することになりました。今回は2回目ということで、縁側でできること。縁側◯◯を紹介します。
あ、ちなみにまだ縁側のある家には住んでいませんので妄想も含みます。悪しからず・・・。
縁側でヨガ
縁側は部屋じゃないので、実はなんでもできちゃう空間なんです。
朝は一番空気が澄んでいて、深呼吸すると気持ちいい。この空間でヨガをしたら気持ち良さそうだなと思ったのがきっかけで、縁側のある宿に泊まった時は必ずヨガをするようになりました。
目がパッチリして、頭もスッキリ!
泊まっている時は朝早く起きてヨガもできるのに、家に帰ってくるとその習慣がなくなるので、空間の影響力はすごいと思います。家でヨガしよう、という気になかなかなれないので早く縁側が欲しいです。
縁側でスイカ、縁側でビール
青空に立ち上る入道雲。ミーンミンミン。と蝉の鳴き声を聞きながら縁側でスイカを食べる。親戚の子どもたちとスイカの種を飛ばして競争したり。夏だと実感するシチュエーションですよね。
最近こういう夏を過ごしていない気がします・・・。
今年の夏は、青空に立ち上る入道雲の下で、少しうるさいと感じる蝉の鳴き声を聞きながら、縁側でスイカを食べたいです。
夏はビールが美味しい季節。暑すぎてお昼から飲みたい時は数知れず。
埼玉県にある古民家貸し付き農園Corotは、首都圏でも人気な古民家で常に予約がいっぱい。池袋から西武池袋線で1時間ほど乗って下山口駅で降りて徒歩15分。所沢市は「となりのトトロ」の舞台となっただけに、生い茂った木の上からトトロが出てきそうだな、と思うようなところがあったりと、お手軽にジブリの世界に入れます。近くにも「クロスケの家」やめいちゃんが迷子になったところがあります。
涼しい風に当たりながら飲むビールは最高。宿泊施設でもあるので、BBQをしてビールを飲んで、花火をして夏の夜を満喫できます。秋はサンマを焼いてもいいかも。
縁側で読書
冷たい麦茶を飲みながら、静かな縁側で読書。読書だけでなく仕事も捗る空間。縁側があればわざわざカフェとか行かなくてもいいですし。
千葉県勝浦にあるお茶の間ゲストハウスは守谷海水浴場が目の前にあります。なんといっても海が綺麗!そんな海まで近いゲストハウスの縁側は、海の風を感じることができます。海からの風で揺れる風鈴の音が夏らしさが増す。そんな空間で読書をしている私って素敵♡となって、SNSでシェアしたくなります(笑)
特に、ここはご飯が美味しいです。ご飯を食べに来るリピーターさんもいるほど。夜は700円で、朝は300円。どちらも安くてお腹いっぱい食べることができます。朝は、縁側で食べてもいいし、海までテーブルと椅子を持っていって、砂浜で綺麗な海を眺めながら食べることもできます。
縁側で昼寝
冒頭の縁側ヨガにもでた長野県にある古民家ゲストハウス梢乃雪。ここは、見晴らしが最高で、目の前は山と畑。涼しくて気持ちいい、居心地の良い縁側です。ここの縁側は珍しく畳で、ついごろんとしちゃいます。朝ヨガをして目がパッチリになっても、気持ちよくてウトウトしちゃう空間が縁側のすごいところ。こういうところで寝るのってとても贅沢で、普通に寝るよりもなんだか眠りの質がいい気がするんですよね。眠りが深いというか。
縁側が交流の場
縁側は外と内が曖昧だから、お客さんが来ても縁側で会話が済むことがほとんど。家にあがるほどでもないけど、立ち話もなんなので、縁側で、というかんじですよね。この1枚目のおじいちゃんも縁側で話しながらちょっと遠くにいるおばあちゃんと話したり、家の中にいる人と話したりしていました。
2枚目は、縁側をご自分で作られた若林さんのお宅に訪問。わざわざ靴をはいて庭に出ることもないくらいの広い縁側だったので、お子さんの遊び場になっていたり。
縁側からの景色も大事なのですが、縁側で誰かと話す、交流の場が1番縁側の良さを発揮するし、家に必要なスペースだと思います。ベランダには家族は揃えないけど、縁側なら家族揃って他愛のない話ができる。
縁側って今の時代に必要なわけではなく、いつの時代にも必要な空間なのではないかと思う今日この頃です。