地球に優しいアルミの箱、サステナブルな素材で作られた家「Ecoshelta prefab homes」
木材、鉄、石、竹、コンクリートなど、家作りにはたくさんの素材が使われます。日本で一般的なのは、やはり木造でしょうか。集合住宅ならば、鉄筋コンクリート造も主流ですね。そんな素材に注目し、なるべく地球に負担をかけないサステナブルな住宅を作ろうと試みた建築家がオーストラリアにいます。
彼の名前は、Stephen Sainsbury。彼は10年近くの時間をかけて、環境負荷の少ない素材を探し続けてきました。その結果、最新の技術が使われたアルミニウムと、木材やパネルを組み合わせて、Echosheltaというプレハブの住宅を開発したのです。
この中でStephenにとって重要な素材は、アルミニウムでした。アルミニウムはとても丈夫で、長持ちする素材です。仮に古くなって廃棄になったとしても、簡単にリサイクルができます。また、同じ金属である鉄にくらべて、半分の重さで5倍の強度をもちます。彼にとってアルミニウムは、非常に使いやすい、サステナブルな素材でした。
内装はとてもシンプルで、主に木が使われています。窓が大きくデッキもあるので、非常に開放的な空間です。住宅としてはもちろんのこと、リゾート地の別荘としても使い勝手がよさそうです。
このプレハブの住宅は、オーストラリア国内はもちろん、海外に輸出もできるそうです。DIYで購入者が組み立てることも想定しているので、組み立ては非常に簡単で、ネジの規格が統一してあり、インパクトドライバーで組み立てることができるそうです。
環境のことを一番に考え、素材から見直したプレハブの家。古い建物が壊され、どんどん新築の建物が増えていく今の世の中、このようにサステナビリティを考える必要が増しているのかもしれません。
