これが本当のオープンキッチン。箱に収納されたキッチン・ダイニング

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キャンプの食事をまだバーベキューで済ませていませんか? せっかく非日常の世界にいるのですから、ただ焼くだけではなく、おいしいものはより美味しく調理して、景色と一緒にいただきたいものです。そんな野外での料理を実現してくれるのがこちらです。

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こちらその名も「The Camp Champ Box」。名前通り一見ただの木箱に見えますが、重さは本体だけで35kg。簡単に持ち運べるようなものではなさそうですが、その重さの理由は、この木箱の中にキッチンの機能が全て備わっているからなのです。箱に使われている木は防水性の合板でできているので、雨に濡れても大丈夫。
箱の中身を組み立てると料理用コンロ、調味料棚、調理スペースなど、キッチンそのものが現れます。それだけでなく、更に幅広い料理ができるように包丁入れ、食器棚、コーヒーパーコレーターといった様々な料理に対応できるよう備えられています。

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ビニール袋を引っかけてごみ箱にできる工夫もあります。調理設備だけでなく、包丁などの取り扱いに配慮が必要な用具もすべて、「The Camp Champ Box」に入れて持ち運びができるのですね。テーブルは6人用で、スプーンやナイフなどの食器も最大6人分収納ができます。

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調理コンロは4つ。つまり最大4つの鍋料理が一度にできます。鉄板を乗せればレシピの幅が広がります。

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高性能バーナーが使われているので天候や気候に左右されにくく、火力の心配がなくなるでしょう。これで料理を作っているうちに日が暮れてしまった、なんて悩みとはおさらばです。実際にアイスランドの使用者の一人は、風が強い日でも、車のバックドアを開けてトランク部分で調理ができたとの感想を寄せています。

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大きさは27インチ×21インチ×22インチ。センチメートルに直すと約66cm×54cm×57cm。例えるならちゃぶ台式の一人用こたつくらいの大きさです。
価格は一取り扱い通販サイトで$6,795。日本円だと74万円ほど(2017年9月6日現在)。購入できる場所は残念ながら日本にはありません。しかし輸送費を負担の上、通販サイトから購入することはできます。

食の安全をつい不安視してしまうニュースが増えていますが、海外と違って日本は清潔で安全な印象があるからより、ショッキングな事件でした。そもそもの食べ物を作る段階を確認することはできないからこその不安であると思います。
こうした不安が広がる中、もし目の前で調理してくれた料理を提供してくるのならば少しばかり安心できそうです。

最近、B級グルメで街おこしのグルメイベントが増えるにつれて、屋台を出店できる機会も多くなっているので、パフォーマンスがてら「The Camp Champ Box」を活用して出店してみるのも面白そうです。自分の口に入るものを自分の目で確かめることができれば、食べる側としても安心になるのではないでしょうか。

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The Camp Champ Boxがあれば、キッチンはどこにでも持ち運べるようになります。心地よい森林のキャンプ地で、ビーチでも、どこでも本格的なクッキングができます。今までのように、キャンプといえばバーベキューという概念はなくなるでしょう。

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私が「The Camp Camp Box」を活用したい場面は、南の国のビーチです。海外の美しいビーチにレストランを構えるホテルで、海に沈みゆく夕日を眺めながら、ビーチまでウエイターさんがサーブしてくれるような高級ホテルに憧れますが、人気のため予約が取りにくいのが現状。
そこで、白い砂浜のビーチに「The Camp Camp Box」を携えて行けば、高級ホテルとはいかないまでも、絶景のロケーションで低コストの好みの料理が食べられ、夢のひとときになります。使う側のひと工夫や発想で、さまざまなシーンでの活躍が期待できそうです。

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