裏庭にある秘密基地。普通の小屋がリトリート気分を味わえる個性的な空間に。

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”She-Shed”(彼女の小屋)という言葉を聞いたことはあるだろうか。

「自分自身の空間を創造する=She-Shed作り」という意味を持つこの言葉は、女性たちの間で、自分自身のための小屋を作ることが流行したことをきっかけに誕生したもの。

彼女たちが憧れる小屋には、かわいらしいデザインが施され、ビクトリア様式やオリエンタル様式など、それぞれ個性が溢れている。木の質感をたくさん取り入れてシックな雰囲気にするも良し、スチール製のものを取り入れてモダンな雰囲気にするも良し。自分の好きなことをする為に作った小屋は、週末を過ごすにはぴったりの場所といえる。

実際に「She-Shed作り」を行った人々は、どんな隠れ家を手に入れたのだろうか。

今回は、ガーデニングや絵画スタジオ、フォトスタジオなど、様々な用途のためにTUFF Shedによって作られた小屋の例を、見ていこう。自分だったらどのようなイメージの小屋がいいのか、ぜひ創造を膨らませながら楽しんでいただけたら幸いだ。

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まず小屋の外観だが、TUFF Shedは全24色の中から選ぶことができ、外壁の塗装を変えるだけで、通常あるような工具小屋とは異なる雰囲気を作り出すことができる。上の写真でいえば、イメージしたのは「静かな夏の雰囲気」である。まず、「湖畔」をイメージしてブルーの外壁、そして「イギリスのパインウッド(マツ)」をイメージして、グレーがかったグリーンを小屋の縁取りとシャッターの部分に塗ることにした。夏の雨の日には、金属の屋根に雨音が当たることを創造して、ガルバリウム鋼板を採用した。

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外の薪置き場のラックの上をテーブルとして使えば、あっという間にアウトドアバーが現れる。ビールや食べ物を置いて、仲間を集めてパーティーを開くのも楽しいかもしれない。

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秘密の読書スペースとお昼寝スペースも用意されている。夏の午後といえば、暑い日差しを避けて読書をしながら、気が付いたらお昼寝…という過ごし方はとても贅沢ではないだろうか。ロフト部分にデイベッドを置き、涼し気なブルーのストライプのマットレスに横になる。その居心地の良さに、訪れた人のお昼寝スペースになることは間違いないだろう。

床は耐水性にする為に、実矧ぎ加工されたビニールタイプのものを選択した。ソファの隣に置いてある、籐のピクニック用カバンを荷物の隠し場所としている。ソファの背面の大きなアメリカ国旗が部屋に華々しさを与え、愛国心を表現している。

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小さなキッチンスペースも考えた。小さな冷蔵庫と白く塗った木製の棚を食料貯蔵庫として置き、パーティーを楽しむ為に必要なものまでも。壁面の合板の薄いステンレスの板を取り付けて、写真やポストカードを磁石で留められるようにした。また、天井から下がっているペンダントライトは、小屋なのに、まるで家にいるような居心地の良さを与え、キッチンカウンターを明るく照らしてくれる。

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出入口には、麦わら帽子をかける場所を作った。帽子の下のスチール製の箱は、なくしそうなものを入れておくのに丁度良い。他のビンテージ品(ナンバープレートやピクニック用バスケット、救急箱)は、さりげなく、どんな雰囲気にも合う演出をしてくれる。

気になる価格だが、このTUFF Shed社のPremier Tall Barnシリーズ(6×8フィート)は、2000ドルから購入できる。(価格には配送料と取り付け費用も含まれている)

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ここまではTUFF Shed社の”She-Shed”の一例を紹介したが、実際に”She-Shed”を所有している女性たちはどのように使っているのかについても紹介したい。

①ガーデニング小屋

所有者のJudyは、たったの500ドルで、既存の小屋をガーデニング小屋に改装した。彼女がガーデニングするのに必要な用品は、全てこの小屋にきれいに収納することができる。

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②絵画スタジオ

元教師のTamaraはこの絵画スタジオでフルタイムの画家となっている。しばしばこの小屋で絵画ワークショップも開催されている。

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③フォトスタジオとコテージ

Paige Morseはこの小屋で2つの目的で使用している。一つ目はこの小屋をスカンジナビアの雰囲気に飾り付け、写真スタジオとして使用していること。2つ目は、自宅をAir bnbで貸す際に、この裏庭の小屋を寝室とキッチン、バスを備えたコテージとして自分で使用しているのだ。

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”She-Shed”は女性の住宅所有者をターゲットにしているが、木の質感や外壁の色を塗るだけで、よくあるような倉庫が「豪華で機能的な小屋」となる。暖かみのある色合いと間接照明で、女友達と語り合えるような居心地の良い雰囲気を出して、自分だけの空間を作るのも楽しいかもしれない。もしくは集中できるような深い色合いで、瞑想やヨガをできる空間にするのも面白いだろう。

あなただったら、どのような自分だけの空間を持ちたいだろうか。想像力を豊かにして、自分の小屋をイメージしてみてはいかがだろうか。

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