広い。安い。快適。90秒で膨らむキャンパー「AIR OPUS」
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イギリスで300万円以下、日本で普通免許でけん引できるトレーラーが「AIR OPUS」。90秒で膨らむテントは2.4mという余裕のヘッドスペースで、2つのダブルベッドを常設。これって、高価な国産キャンピングカーより全然いいのでは?
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キャッチフレーズは、“バンキャンパーより開放的、テントより実用的”。
英国OPUS社のAIR OPUSは、折りたたみエアテントをトレーラーに架装したキャンパー。天板を前後に展開して、コンプレッサーのスイッチを入れれば、約90秒でテントが膨張して自立します。2018年ドイツデザイン賞、2017年グッドデザイン オーストラリア賞を受賞した、まさにキャンパーイノベーション。
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テント収納時の大きさは、全長4.3m・幅2mとコンパクト。高さも1.2mしかなく、けん引走行の見通しも良好です。エアポールテクノロジーを使用したテントポール、アルミニウム製Aフレームシャーシで、軽量化を実現。700kgという車重は、日本で普通免許でけん引可能な重量です。
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膨張後のテントの室内は、天井の高さが2.4m、奥行き5.8mというタイニーハウス並みのサイズ。トラックベースの大型キャブコンのホイールベースをはるかに上回ります。
余裕のリビングスペースには、取外し可能なテーブルを囲むサラウンドシート、両端にプライバシーテント付きの2つのダブルベッドルームを常設。ベッドサイズも190cm×140cmという広さ。シートを展開してエキストラベッドにすれば、最大6人が就寝できます。オプションのフルオーニングを追加すると、10人が寝られるベースキャンプに。
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標準装備も豪華です。キッチンには、2バーナーガスコンロとポンプ給水付きステンレス製シンク、3ウェイ冷蔵庫があり、収納ユニットや電気ヒーターも備えられています。イギリスの販売価格は、約276万円ととってもリーズナブル。オプションで、ポータブルトイレや電子レンジ、シネマ・サウンドシステムも追加できます。
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ガススプリングで開閉するルーフトップには、マウンテンバイク、ボート、カヤックなどの大型ギアを積載可能。断熱されたダブルスキンのアルミニウムボディとラバーシーリング、悪天候に耐えるテントのポリコットンキャンバス、耐久性のあるビニールが張られた10層のフロアといった高い防水・耐候性。欧州型式認証を受けたシャーシ、けん引時の安全を確保するオーバーランブレーキといった安全対策も万全です。
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2019年2月には、日産自動車とコラボしたAIR OPUSのオフグリッドモデル「Nissan x OPUS」が発表されています。テント後部に400Wソーラーパネルを搭載、1週間のオフグリッドキャンピングを提案するコンセプトキャンパーです。
こちらは以前取り上げた、『木工ワークショップのカスタムEVバン』と同じく、ポータブルバッテリー「日産エナジーローム」のためのプロジェクト。日産リーフのリチウムイオンバッテリーを再生利用した「日産エナジーローム」は、700Whの蓄電容量と1kWの出力で、ソーラーパネルから2〜4時間で充電できます。キャンピングカーから取り外して、家庭用コンセントからの充電も可能。
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「Nissan x OPUS」のAIR OPUSには、スマートフォンの充電のためのUSBソケット、LED照明、4G WiFi、シネマスクリーン用のデジタルプロジェクター、冷蔵庫、電子レンジといった電装品を完備。7日間の都会的なキャンピングライフをオフグリッドで楽しめます。確かにAIR OPUSのオフグリッドモデルがあれば、最強でゴージャスな車中泊になりそう。
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大きな窓や天窓のある、明るく広々としたAIR OPUS。高い天井とシャーシ上の高床式なので、地面にピッチするテントよりはるかに快適でしょう。お金持ちのドイツ人の友達に、「ブレグジットの前に購入して、タイに持ってくれば管理しておくよ」とメッセージしてみようかな。