【アフターレポート】最優秀賞の製作車両がついに決定!VANLIFE DESIGN CONTEST 2022(バンライフデザインコンテスト2022)審査会レポート

「SUVといえばグッドスピード」を掲げる株式会社グッドスピード(以下、グッドスピード)が、2022年10月にリニューアルしたショールーム「GOODSPEED VANLIFE 春日井店(以下、同店舗)」。

そのオープンを記念して開催された「VANLIFE DESIGN CONTEST 2022(バンライフデザインコンテスト2022)」の審査会が、3月9日(木)に同店舗で行われ、実際に車両が製作され、1年間無償で乗り放題となる最優秀賞の作品が決定しました

GOODSPEED VANLIFE 春日井店の新ショールームオープンに合わせて   スタートした同コンテスト。2022年10月から2023年1月末日までの約3ヵ月間で、なんと390件以上の事前エントリーをいただきました!

「このコンテストに出会うために絵を描いて、妄想していたのかと思い、嬉しさで震えます。」、「ずっとバンライフに憧れていたので、夢を詰め込んでみます!」など長年バンライフに憧れを抱いている方や、「少年の頃の夢をもう一度」という言葉と共に応募してくださった60代以上の方、「描く過程が笑いに溢れ、楽しい時間でした。家族でバン旅の夢が増えました!」とお母さんが作品を提出してくれたお子さん、建築やデザインを学ぶ学生さんなど、幅広い年代の方がコンテストに応募してくれました。

その他にも今回のコンテストをきっかけに初めて「バンライフ」を知ったという方からの応募も多く、作品を考えるうちに、新しい暮らしの選択肢として、バンライフに惹かれていったという方もいらっしゃいました。

審査員&審査方法

審査員を務めたのは、以下の8名の方々です。

株式会社グッドスピード
武藤崇弘さん、真野友宏さん、寺田守良さん

YADOKARI株式会社
上杉勢太、荒島浩二、くまがいけんすけ

YURIEさん
愛車である「サンシー号」と共に自身のバンライフを発信するアウトドアクリエイター・インフルエンサー

鈴木大地さん
株式会社earthの代表取締役。様々なバン・キャンピングカーを製作する事業を展開しながら、自身もカスタムスクールバスでバンライフを実践するバンライフビルダー

作品を手に取り審査するグッドスピードの武藤さん(左)とYADOKARIの上杉(右)

1次審査・2次審査の2段階で作品審査を行い、審査員同士のディスカッションを通じて入賞作品を決定しました。

1つ1つの作品に目を通して

応募多数のためテーブルに全ての作品を並べることができず、1次審査はテーマごとに4回に分けて実施しました。ひとつひとつの作品にしっかりと目を通していきます。


グッドスピードの皆さんは、「バンライフでこんなアイディア考え付かないもんね、破天荒すぎる」、「畳を乗せたバンってこれまでにあるかな?意外とない?」、「どうやったら形にできるかな?」などと、固定観念に囚われない自由なアイディアの数々に驚きながら、作品を吟味していました。

YADOKARIのメンバーは、「この車が実用化されたら、遠隔地に住んでいる人たちにも良質なサービスを届けることができるかもしれないね」と、モビリティを活用して社会課題にアプローチする作品や、デザイン性に富んだ作品に注目していました。

YURIEさんと鈴木さんは、「すごい!レベル高い!」、「一生懸命作ったんだねぇ、なんてかわいいの!」と集まった作品を絶賛。

YURIEさんは、「子どもの時、こういう風に間取り図を落書きするのが好きだったなぁ。ワクワク感が伝わってくるし、夢だよね。叶えてほしい、形になったところを見たいな」とご自身の幼少期とも重ねながら、鈴木さんは「こうやって自分のやりたいことを描いてるだけでおもしろいんだよね、絶対にこれ描いてる時はみんな笑ってると思う」と、ひとつひとつの作品を丁寧に見てくださっていました。

社会性や拡張性のある作品が高評価

2次審査でピンクの付箋が貼られ、最終選考に残ったのは10作品。社会課題にアプローチしている作品や拡張性のある作品に審査員の評価が集まり、コンセプト、デザイン性、アイディアの意外性、車両が製作された際の使い方、応募者の方々の熱量など、審査員がそれぞれの作品を評価したポイントを伝え合います。

グッドスピードの皆さんから、それぞれのアイディアをどうしたら形にできるかという車両の実現方法も提案していただきながら、最優秀賞を決定しました。

最優秀賞が決まった後は、それぞれのチームに分かれ、審査員各賞を決定。その後、惜しくも選考に漏れてしまった作品の中から奨励賞が選ばれました。以下に、審査結果を発表します。

【最優秀賞】『ママの居場shop』

最優秀賞に選ばれたのは、唯一審査員全員からの票が集まった『ママの居場shop』です。この作品はグッドスピードにより実際に車両化され、受賞者が1年間無償で乗り放題となります!

グッドスピード真野さん「ご家庭にパパの書斎や子ども部屋はあるけれど、『ママの部屋』がないというコンセプトを読んで、ママの居場所をぜひバンライフで体現できたらと思い、この作品を選びました。緑があるところと、小商いができる仕組みも評価のポイントでした。この案を形にしたら、きっと良いバンが作れると思います。」

YADOKARI上杉「バンのサイズ感は誰もがデザインしやすく、皆さんが好奇心を散りばめた作品を応募してくれたなかで、コンセプトがとても良く、一番感情を動かされたのがこの作品でした。ぜひ実現して、このお母さんがこのバンに乗ってハッピーになっている姿を見たいです。その姿は、きっと多くの人の共感を呼ぶと思います。」

YURIEさん「『ママの居場shop』という名前が分かりやすくてとても良かったです。コンセプトにも共感しました。ママ界で真似しようと影響される人が出てくると思うので、車両が完成したら、ぜひバンライフを発信してほしいです。」

鈴木さん「普段作り手として色々な方の意見を聞いていると、自分の家とはまた別に、趣味や自分だけの空間が欲しいのかなと感じることが多いです。そういった需要はこれからもますます増えていくと思うので、バンの中にワンルームの家を作るようなこの作品が、一番良いなと感じました。」

【グッドスピード賞】『アソビ~自給自足の旅~』

グッドスピード寺田さん「題名にある『遊び』の要素に加えて、スプーンやフォークなどの雑貨を売りながら自給自足の生活を送るというコンセプトが面白かったです。この作品を作った10代以下の子が、『自給自足の旅』というタイトルを付けたことにも惹かれました。」

10代以下の方からの応募も多かった今回のコンテスト。グッドスピード賞には10代以下の方が選出され、グッドスピードさんのご厚意で、同店舗で販売しているバンの形を模したティッシュケースが贈呈されることになりました!

【YADOKARI賞】『拡張する領域』

YADOAKRI賞は、メンバーが3作品の中から悩み抜き、『拡張する領域』が選ばれました。残りの2作品についても、事業化することはできないだろうかと真剣に話し合う姿が印象的でした。最終的に選ばれた『拡張する領域』は、YADOKARIのメンバーが最優秀賞の審査でも「これは絶対に面白い」と推薦していた作品です。

上杉球体に拡張するというのがすごく良くて、目を引かれました。夜の自然の中で、このバンが行燈ぽく光っている姿を想像すると素敵ですよね。奇抜な作品と最後まで悩んでいましたが、ギミック的なことも含めて、頑張れば実現できる可能性を感じるこちらの作品を選ばせていただきました。」

【YURIE賞】『どこでも工房』

悩みながらも決定したYURIE賞。最優秀賞の選考でもYURIEさんが推薦していた作品を初志貫徹で選んでいました。

YURIEさん「1枚の紙の中に皆さんの情報やアイディアが想像以上に詰まっていました。自分が思いつかないようなアイディアがたくさんあって、自分自身の引き出しも増え、とても楽しかったです。

YURIE賞はすごく悩みましたが、工房を持ち出せるってワクワクするなと思い『どこでも工房』を選びました。私もものづくりをするのが好きなので、こういう小さなスペースを持ち運んでアトリエのように使えたらいいなぁと思います。教室と工房がセットになっている作品ですが、お子さんが不登校になったことをきっかけにこのアイディアの元になる発想が生まれたと書いてあって、フリースクールのようにも使えるし、災害が起きて体育館に避難した時に、こういうバンが校庭にきたら明るい気分になるんじゃないかなと思います。イラストもかわいいですし、このバンをいろいろなことに応用したら、今よりもちょっと良い未来が作れそうだなと感じました。」

【鈴木大地賞】『段差のある小さな暮らし~好きな場所で好きなことを~』

鈴木さん「ハイエースの需要が高まるなかでこのコンテストが開かれ、沢山の人がこれだけのアイディアを繰り広げていたのがとても面白かったです。自分が車両を作るとなると恐ろしいような斬新なアイディアもたくさんありましたが、今日は楽しく作品を見ることができました(笑)。

僕の賞には、『段差のある小さな暮らし~好きな場所で好きなことを~』という作品を選びました。僕自身階段が好きなので、見ていてワクワクするデザインでしたし、空間を分けるというアイディアもとても良かったです。また、コンセプトには『旅するサラリーマン』と書かれており、最優秀賞は『ママ』にフォーカスした作品だったので、『パパ』目線の作品もぜひ評価したいと思いこちらを選ばせていただきました。」

「人の夢を背負ってるから」と、最後まで悩みに悩んで入賞作品を選んでくださった鈴木さん。この日はご自身がバンライフを送るカスタムスクールバスで、同店舗を訪れていました。

※審査員各賞の作品は、別途VANLIFE DESIGN CONTESTの審査結果ページにて掲載しております。

https://vanlife-design-contest.jp/news/fvMNT2Eo

【奨励賞】

素敵な応募作品が多かったため、審査員の皆さんの提案で奨励賞を1点から4点に変更。個性豊かな5つの作品が選ばれました。

ご兄弟で応募いただいた作品はセットで奨励賞に選ばれました!

暮らしを豊かにする「バンライフ」のムーブメントを起こしていく

最後に、コンテストを総括して、YADOKARIの上杉よりコメントをいただきました。

上杉「バンライフをデザインするコンテストは、YADOKARIが5年ほど前から構想を温めていたもので、今回グッドスピードさんとのご縁があり、遂に実現することができました。 テクノロジーの進歩に伴い車が合理化していくなかで、単なる移動手段としてではない、暮らしを豊かにする車の可能性や選択肢を考えること自体が、『車』の新しい価値になるのではないかと感じました。

最優秀賞の車両を実際に具現化してもらえるというのは僕らとしてもとても嬉しく思っています。受賞者の方を筆頭にこのバンをみんなで使い倒して、良い形でバンライフのムーブメントを起こしていきたいです。」

社会課題にアプローチしたり、普段の生活をちょっぴり豊かにしたり、長年の夢に挑戦したり。老若男女問わず幅広い世代の方々から、色とりどりのアイディアが集まり、日々を豊かにするバンライフの大きな可能性を感じたコンテストとなりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

入賞作品はGOOD SPEED VANLIFE春日井店に展示されますので、ぜひ店舗に足を運び、皆さんの情熱と未来への可能性が詰まった作品の数々をご覧ください!

▼GOODSPEED VANLIFE 春日井店

2021年1月にオープンした、グッドスピードのハイエースのカスタムおよびキャンピングカーの専門店。ハイエースをベースとした車中泊ベッドキットカスタムやキャンピングカーの製作および販売、キャブコンタイプのキャンピングカーを低価格でレンタカーとして利用できるサービスを提供している。車中泊やキャンピングを始める潜在顧客を見つけ出し活性化によって販売増加を狙うため、2022年10月に新たにショールームを建設し、新店としてオープンする。新たなショールームは約80台の在庫を取り揃え、軽自動車をベースにしたキャンピングカーからハイエース・本格的なキャブコン・バンコンまで幅広くラインナップ予定。

店舗名  :GOODSPEED VANLIFE春日井店
所在地  :愛知県春日井市東野町9丁目7-11
営業時間 :10時00分~19時00分
定休日  :火曜日(祝日は営業)
電話番号 :0120-36-4092
専用サイトhttps://www.gs-vanlife.com/vanlife/