タイニーハウス、最前線

【海外事例】スコットランド高地にそっと浮かぶ、小さな木の家──Echoが手がけたTree Hoose

2025年07月16日

via: realty.yandex.ru

スコットランドの南西部を拠点とする建築スタジオ Echo がつくり出したのは、森の中にふわりと浮かぶように佇む、小さな木の家「Tree Hoose」。

その姿はまるで、樹上に舞い降りた秘密の隠れ家。スコットランド高地の急斜面に、ヘリコプターで空輸されて設置されたというこの家は、自然を邪魔せず、静かに寄り添うように建てられている。

空から降り立つ、5つのパーツからなる小屋

この木の家は、Echoが自社の工房で設計・制作したシリーズのひとつで、建設現場とは別の場所であらかじめ制作された。全5つのパーツに分けられ、それぞれ1トン未満の軽量設計。これは、現地の急斜面に空から輸送するための工夫だ。

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内部はワンルームながら、寝る・食べる・洗う・くつろぐという日々の過ごし方を、十字型の間取りの中に心地よく配置。薪ストーブを中心に、コンパクトながら充実した暮らしが展開される。

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森とつながる、明るくあたたかな空間

屋根の天窓と、床から天井まで届く大きな窓が、森の木々や遠くの湖、山々までを額縁のように切り取る。ベッドからは、苔むした森の地面がまっすぐ目に飛び込んでくる。反対側にはバルコニーがあり、木の上から森を眺める“ウッドランド・バス(森林浴)”も楽しめる設計だ。

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内装には、やわらかな木肌で明るい印象の木材(スプルース)を壁に使用。クラシックな白と黒を基調にした色づかいと、オーダーメイドの家具が調和し、シンプルながら美しく機能的な空間をつくっている。

断熱には羊毛を使用し、床暖房と薪ストーブでしっかりと暖を取れるつくり。厳しい高地の冬にも対応する、ぬくもりのある居場所だ。

外観は、曲線を描いた黒いトタン屋根と、幅の異なるカラマツ材の板張り。森の中でも自己主張しすぎず、周囲の木々を映し込む大きな窓とともに、風景にそっととけ込んでいる。

“Build small, build smart, build beautiful.”(小さく、賢く、美しく)
Echoが掲げるこの言葉を、体現する一棟だ。

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