YADOKARI小屋部

【イベントレポート】YADOKARI小屋部部長登壇!コミュニティを盛り上げるヒントは「当事者」にあり。「Patchwork chofu × HaTiDORi ~空間づくりから広がるコミュニケーション~」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.10.18
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コワーキング&シェアオフィスの「co-ba chofu」で行われたイベント「Patchwork chofu × HaTiDORi ~空間づくりから広がるコミュニケーション~」に、YADOKARI小屋部部長の唐品さんがゲストとして登壇しました。
「空間作りから始まるコミュニケーション」をテーマにして開催された今回のイベントは、ハード(建物・空間)目線と、ソフト(コンテンツ・人)目線の両方から、人が集まる空間を作るにはどうすれば良いか、ゲストと参加者がアイデアを共有しました。

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「co-ba chofu」は地下1階にあり、木でできた机やイス、白熱灯のオレンジの光が温かい雰囲気を作りだしています。
会場に集まった参加者は学生から会社員の方、子連れの方や会社を経営されている方まで、様々な年代やバックグラウンドを持つ人が集まりました。
受け付けではお酒も販売されており、リラックスした雰囲気の中、イベントが始まります。

招かれたゲストは唐品部長を含め3名で、株式会社ブルースタジオ専務取締役の大島さん、キャンプハウス代表の三枝さんがそれぞれの空間と人の関係について話しました。
 

キャンプハウスが目指す「脱・消費者を目指す場づくり」

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東京都世田谷区の豪徳寺のすぐ脇にある
「キャンプハウス」のテーマは「主体者になるための家」です。

もともと知人を招いてカフェなどでワークショップを行っていた三枝さんは、ワークショップを続けるうちに違和感を抱き始めます。「赤字が出ないよう、イベントにはたくさんの人を呼ばなければいけないけれど、人が多いと参加者と出演者と僕(三枝さん)の間で情報が一方通行になってしまう。これではテレビを見ているのと変わらない。」

そこで三枝さんはイベントに参加する人同士が双方向に交流できる場をつくるため、東京都豪徳寺のアパートの一室を、友人達と共にセルフリノベーションしました。
工事現場から木の窓などの廃材をもらい、トイレのスペースを改装してシャワールームを作るなど、都市にある資源を活用してリノベーションを成功させていく過程は、理想の生活を実践するための実験のようです。

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キャンプハウスのリノベーションの様子、床下収納を作っています。 Via:http://camphousetokyo.tumblr.com/

三枝さんの掲げる「主体者」とは、脱・消費者になること、そして様々なことを「じぶんごと」として捉える力をつけることです。
現在、キャンプハウスでは、三枝さんの知人が定期的にワークショップを開いています。
「ここに来る人とは、対等な関係の中で共に何かをつくり出して行く関係を作りたい。」三枝さんの活動は始まったばかりです。
 

「なにかを面白がること、そして旗を立てること」YADOKARI小屋部に人が集まる理由

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今年5月の大磯ビーチフェスタでの活動を皮切りに、自由が丘の子供服専門店Bijoux&Beeの子ども用小屋づくり湘南大磯海水浴場の海の「小屋」づくり、最近では日本初となる「小屋展示場」でgreenz.jpの編集長、鈴木菜央さんの小さな暮らしの実験小屋を作ったりと、大人の部活「YADOKARI小屋部」は月に一度のペースで活動を続けています。

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もともと、株式会社リゾートノートの取締役として、日本で唯一の別荘専門の不動産ポータルサイト「別荘リゾート.net」を運営している唐品さんは、お仕事の中で高すぎる日本の住宅のあり方に疑問を持っていました。
「もっと気軽に、低予算で、住まう家を持てないか?」と考えていた唐品さん。しかし、国内で小屋を調べてみると、なんだかパッとしない見た目の出来合いの物しか出てきません。

「無いのならつくってみよう」ということで、唐品さんはYADOKARIサポーターズグループの集まりで小屋部の発足を提案します。

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小屋の施主さんの娘さんも作業に参加します。

「小屋展示場」の施工参加者は7割が女性、合計で30名以上の方々が関わってくださいました。

「小屋展示場」の施工参加者は7割が女性、合計で30名以上の方々が関わってくれました。

「小屋をつくっていると、そこに人が集まってくるんです」と唐品さんは言います。
発足した小屋部は、プロの設計者と施工責任者以外は、全て素人が作業を行っています。参加する人だけでなく、作業中に「なにやってるの?」とご近所さんや施主さんとの繋がりが生まれることが珍しくないそうです。

「何かを面白がって、人が集まる旗を立てたら、他の人も面白がって集まってくれるんです。」そう話す唐品さんの顔もなんだか楽しそうでした。
 

「物語が共感を生めば、伝染していく」 ブルースタジオの空間作り

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プレゼンテーションのトリを務めたのは、株式会社ブルースタジオ専務取締役の大島さん。ご自身が取締役をつとめる株式会社ブルースタジオの事例をもとにコミュニティづくりについてプレゼンテーションしました。

今回事例として紹介された「U&Me komichi(うめこみち)」のクライアントとなったのは大田区大森の梅屋敷で江戸時代からの旧家で、7代目にあたる30代の地主さん。
対象となった敷地には、戦前に曾祖父が建てた実家の母屋、祖父の建てた木造の借家、そして父の建てたRCの賃貸マンションと3世代にわたる建物が建ち、それらに囲まれた場所に新たに賃貸住宅を建設したいという依頼が来ました。
ブルースタジオでは、解体する予定だった築60年の借家をオーナー家族の歴史の象徴と捉え、あえてリノベーションを行って活用。その建物に寄り添うように2棟の木造賃貸住宅を新築しました。
さらに既存マンションとの間にはすべての住人が共有できるコミュニティガーデンがつくられ、そこにはオーナー家族と地域の歴史に守られた小さな街が生まれました。

できあがった庭は入居者によって交流の場として使われ、庭の植物の手入れなどの共同作業から、入居者同士の交流が生まれています。また、その庭を使った交流会では、オーナー家族や近所の住人など、様々な人が集まり、地域の新しいコミュニティとして機能しています。

長きにわたり物語を紡いできた土地に、新しい役割をもつ場を設けることで、そこに新しい人が関わり、新しい物語が生まれていく。
大島さんはコミュニティづくりのヒントとして、「物語が共感を得ると、自然に人々に伝染していく。」と話します。コミュニティを盛り上げるために必要なのは、どんな物をつくるか、何をするかではなく、何をしていきたいかという「物語」なのかもしれません。

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ブルースタジオでは、「つくるまちプロジェクト」として、西調布の商店街にアトリエを拵え、アトリエを構えたい画家さん、陶芸家さん、アクセサリー作家さんなどの「つくる人」を応援するアートスカラシップを開催しています。
月8000円から利用できるアトリエの内見期間は11月16日まで。「つくる人」のひとりとして、西調布を盛り上げてみませんか?
◇詳細はリンクより ⇒ 「西調布一番街つくるまちプロジェクト

 

当事者がコミュニティを動かす

三枝さんの「脱・消費者」、唐品さんの「旗を立てる」、大島さんの「僕らは場所をデザインしきれない」という言葉から伺えるように、今回のイベントでは、「当事者」という言葉がキーワードになっていたと感じます。

当事者になることは面倒なことかもしれません、でも、自分がいかに楽しんで生きていけるか、そこに責任を持てるのは自分しかいません。それを人に任せてしまうのはもったいない。

まずは何かを面白がること、そして小さくてもいいから旗を立ててしまうこと。それは大変なことかもしれませんが、きっと楽しいことなのだろうと、ゲスト3人のプレゼンテーションする姿を見て思いました。
参加者は今後どのような当事者になっていくのでしょうか?これから先が楽しみです。
 

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(文=ライター・スズキガク)

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