トレーラーハウスの価格はどれくらい?大きさや仕様ごとの価格の目安を徹底解説
住居やセカンドハウスとしてはもちろん、事務所や店舗、趣味の空間など、多様な用途で活用されるトレーラーハウス。移動が可能なため、使用する場所や目的に応じた変更が容易であり、設計の自由度も高いのが特徴です。イベントや観光地で見かけ、興味を持たれた方も多いのではないでしょうか?
ここでは、トレーラーハウスの種類や価格、導入時の確認事項について詳しくご紹介します。購入前に相場や関連費用をしっかり確認し、後悔のない選択をするための方法を知っておきましょう。
トレーラーハウスとは?種類と基本構造
トレーラーハウスは、移動可能な車両扱いの住居や施設であり、大きく分けて以下の2種類に分類されます。どちらのタイプも、それぞれの使用目的に合わせた設計が可能であり、適切に活用することで快適な空間を作り出すことができます。
車検取得型トレーラーハウス
①一体型トレーラーハウス
一体型トレーラーハウス 車体と上物が一体化した構造で、上物を含めた状態で車検を取得できます。更新時には、全体をそのまま牽引し車検を受けることが可能です。キッチンや水回りを設置し、寝室スペースを確保すれば、キャンピングカーと同じ8ナンバーを取得することができ、車検の更新頻度は2年ごとになります。このタイプは、移動の利便性が高いため、短期間での住居や別荘としての使用にも適しています。高い自由度を持つため、ライフラインの整備が行き届いたエリアでの活用が特に推奨されます。
②分離型トレーラーハウス
シャーシ(台車)と上物が分離されているタイプで、シャーシは弊社オリジナル製造のものを購入していただき、上物を制作していきます。
使用目的に応じて上物の変更やカスタマイズが可能で、シャーシの車幅の左右前後10%ずつまで上物を大きくすることもでき、室内空間を広く設計できるため、別荘や事務所としての利用にも適しています。室内の配置を自由に変更できるため、長期間の使用においても快適な環境を維持しやすいのが特徴です。
ただし、車検更新の際はシャーシ部分のみで車検を受ける必要があるため、上物を取り外さなければなりません。初回の車検は2年後、その後は毎年更新となります。そのため、長期的な使用を想定している場合には、維持管理の方法を事前にしっかりと確認しておくことが安心につながります。特に、水道やガスの接続方法や、階段の設置などの関連設備の整備も考慮することで、より高い快適性を確保することができます。
サイズ別の参考価格は?
トレーラーハウスの価格はサイズによって異なります。それぞれの特徴や用途をご紹介します。設計や用途の変更がしやすく、使用する環境や目的に応じて最適なモデルを選択することが重要です。また、日本国内における各種法規制の確認や、工事に関する事前準備も必要になります。
①750kg以下モデル
このモデルはコンパクトなサイズで、取り回しがしやすく、普通車でも牽引可能な点が特徴です。小規模な事務所や移動式店舗としての使用に適しており、特に個人利用や小型店舗向けに最適な設計となっています。製作コストを抑えながらも、必要な設備を備えることで、安心して活用できます。
サイズ:全長約3m 幅1.8m
重量:750kg以下(牽引免許不要)
価格目安:290万円~
▼YADOKARIの750kg以下モデルはこちら
ROADIE mini フラットタイプ 商品ページ
ROADIE mini キャンピングタイプ 商品ページ
②20ftモデル
事務所や小規模な宿泊施設としても活用可能なモデルです。広めの室内空間を持ち、シンプルなデザインながら多目的に対応できます。事務所としての使用も多く、ライフラインの確保や関連設備の設置も比較的容易です。また、車両登録や各種申請が必要な場合もあるため、事前の相談をおすすめします。
サイズ:全長約6m 幅2.5m
価格目安:590万円~
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス20ftモデルはこちら
Tinys INSPIRATION FIX窓/大開口モデル 商品ページ
③24ftモデル
ファミリー向けや大人数での使用を想定したモデルで、広々とした室内空間と自然環境に馴染むデザイン性を兼ね備えています。YADOKARIのトレーラーハウスには、キッチンもついているので、ミニマルで快適な空間を大切な人と共に楽しみたい方にオススメです。
事前に設置場所の状態を確認し、ライフラインの接続を適切に行うことでより安心した使用が可能になります。また、別荘としての使用にも適しており、維持管理の方法を考慮することが重要です。
サイズ:全長約7.2m 幅2.5m
価格目安:750万円~990万円
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス24ftモデルはこちら
ROADIE 商品ページ
MIGRA 商品ページ
④30ftモデル
大規模な宿泊施設や商業スペースとしての使用に最適なモデルです。広々とした室内空間を確保できるだけでなく、内装のカスタマイズ性も高いため、希望に応じた設計変更が可能です。高級感のある仕上がりや設備の充実度が魅力であり、商業利用を考えている方にも適しています。また、工事に関するコストを把握し、車両登録や関連手続きについても確認しておくことが必要です。ガス・水道の配管や階段の設置など、状態に応じた設備を整えることで、快適な使用が実現できます。
サイズ:全長約9m
価格目安:490万円~750万円以上
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス30ftモデルはこちら
Tinys INSPIRATION 30ftロングモデル 商品ページ
タイプ別の参考価格は?
トレーラーハウスは設備仕様によって価格が大きく変動します。それぞれの用途や希望に応じた最適な選択をすることが重要です。ここでは、新車の価格目安をタイプ別にご紹介します。ライフラインの整備や事務所としての使用など、様々な目的に対応できるよう、設計や設備の変更が可能です。
※ここでは中古ではなく新車の価格目安をご紹介しています。
①スケルトンタイプ
価格目安:370万円~
特徴:スケルトンタイプは内装が未完成のため、自由にカスタマイズが可能です。低予算でトレーラーハウスを導入したい方や、自身で設計・製作を考えている方にオススメのモデルです。コストを抑えながらも、用途に合わせた室内の変更ができるため、個性的な空間作りが実現できます。
②水回りなしタイプ
価格目安:520万円~
特徴:トイレ・シャワー・キッチンが付いていないシンプルなタイプです。事務所や小規模な休憩スペース、仮設ハウスとしての使用が可能で、短期的な利用にも適しています。車両登録や事前の申請が不要な場合もあるため、導入の手間を減らすことができます。
③シャワー・トイレ付きタイプ
価格目安:590万円~
特徴:宿泊や長期利用に適した設備を備えたタイプで、快適性が大幅に向上します。別荘としての使用や、長期間の居住にも対応できるよう、キッチンや給湯器の設置が可能です。
▼シャワー・トイレ付きタイプの詳細はこちら
【コラム】シャワー・トイレ付きのトレーラーハウスの価格はどれくらい?間取りや実際の商品を紹介
④二段ベッドタイプ
価格目安:630万円~
特徴:ロフトを備え、空間を有効活用できるタイプです。宿泊施設や大人数での使用を考えている方に最適で、室内の設計次第でさらに広々とした居住空間を確保できます。日本国内でも、キャンプ場や観光地の宿泊施設として導入されるケースが増えています。
YADOKARIのオリジナルトレーラーハウスは、用途に合わせて設備をカスタマイズすることが可能です。事前の相談を通じて、最適なプランを選ぶことができます。
▶より詳細な内容や費用についてはこちらよりお問い合わせください。
YADOKARI トレーラーハウスお問い合わせフォーム
本体以外にかかる費用は?
トレーラーハウス購入時には、以下の諸経費が発生します。設置や維持に関わる費用を確認し、余裕を持った資金計画を立てることが安心につながります。
①車検取得費用 20万〜
車検取得費用および、それに伴うナンバー登録手数料や税金などの各種諸費用が必要です。日本国内で使用する場合、登録手続きを適切に行うことが求められます。
②牽引設置費用
製造工場から設置場所まで配送後、水平ジャッキを使い、設置まで行います。
運搬費用:10万円~50万円(距離や条件により変動します)
設置費用:5万円~10万円
③土地整地費用 15万〜
設置予定地の状態が軟弱な場合や高低差がある場合、整地工事が必要になります。工事の規模によってコストが変動するため、事前の確認が重要です。
④給排水接続費用 40万〜
ライフラインの引き込みには、水道や排水設備の工事が必要です。給水・排水システムは、専用のアタッチメントを利用することで工具なしでの接続が可能です。
⑤給湯器設置費用
ガス給湯器または電気給湯器を準備し、設置を行います。トレーラーハウスの用途によっては、給湯システムの選択が重要になります。
⑥電気接続費用 10万〜
電気は専用のカプラーに接続をしていただきます。
※敷地に状況によって変動してまいります。詳しくはお問い合わせくださいませ。
まとめ
トレーラーハウスの価格は、サイズや設備の仕様によってさまざまです。導入を考える際には、用途や希望に合わせて最適な選択をすることが大切です。たとえば、事務所として使う場合は、仕事がしやすいレイアウトや室内環境を整えることがポイントになります。別荘として利用する場合には、キッチンやライフラインをしっかり備えて、快適に過ごせる空間づくりを考えましょう。
また、トレーラーハウスを設置するには、車両の登録や各種申請が必要になることもあります。日本国内の法律に対応できるよう、事前に確認しておくと安心です。設置する土地の状態を確認し、必要に応じて整地や工事を行うことで、より安定して使用できます。水道やガスの配管、階段の設置なども計画に入れておくと、後々スムーズです。
購入する際の費用は、本体価格だけでなく、運搬や設置、電気・水道の接続費用などもかかるため、事前にしっかり確認し、無理のない資金計画を立てることが大切です。さらに、希望に応じて設備や内装を変更することもできるので、トレーラーハウスの製作段階から相談することで、理想の空間づくりが実現しやすくなります。
YADOKARIでは、オリジナルトレーラーハウスの製造を行っており、一人ひとりの用途に合わせた設計や施工をお手伝いしています。事前の相談を通じて、ご希望にぴったりのプランをご提案し、コストや納期についても柔軟に対応いたします。また、日本国内の法規制に適した形での登録や申請手続きについてもサポートし、スムーズな導入をお手伝いします。
さらに詳しい価格やオプションについては、お気軽にお問い合わせください。トレーラーハウスの魅力を最大限に活かし、長く快適に使える理想の空間を一緒に作りましょう!
YADOKARIではオリジナルトレーラーの製造も承っております。
さらに詳しい価格やオプションについては、ぜひお問い合わせください!
▶YADOKARI トレーラーハウスお問い合わせフォーム
トレーラーハウスやタイニーハウスの販売購入、レンタル、中古、投資はトレーラーハウスの専門サイトTINYHOUSE ORCHESTRAへ
【WHAT IS TINY トレーラーハウスを買う前に、読んでおきたい記事一覧】
◎小さくてかな暮らしのベース、タイニーハウスとは?
◎【タイニーハウス】マイクロハウスやトレーラーハウスなど、日本で買える小さな家の種類とは?
◎数百万円から買える家、タイニーハウスの価格とは?
◎タイニーハウスを建てる「土地」、買う前に知っておきたい2つのキーワード
◎シャワー・トイレ付きのトレーラーハウスの価格はどれくらい?間取りや実際の商品を紹介
◎トレーラーハウスの価格はどれくらい?大きさや仕様ごとの価格の目安を徹底解説
◎トレーラーハウスで宿泊施設を開業するメリット・デメリットとは?法律上の注意点も交えてご紹介!
◎トレーラーハウスで飲食店を開業するメリットは?キッチンカーとの比較も踏まえてご紹介
◎\移動型オフィスで節税できる/ 経営者の方必見!会社でトレーラーハウスを導入することのメリットをご紹介!
◎トレーラーハウス購入を検討中の方へ—後悔しないために知っておきたいデメリット
◎トレーラーハウスは何年住める?—耐用年数と長く住むためのポイントをご紹介!