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via: http://www.popularmechanics.com

ツリーハウスといえばみなさんは何を思い浮かべるだろうか。「トムソーヤの冒険」に出てくる木の上の家や「スターウォーズ」に出てくるイウォークの住まいを想像する人もいるだろう。

そもそもツリーハウスは、熱帯雨林地帯に住む民族が外敵から身を守るための住居や見張り台として建築したものがルーツ。現在では非日常を味わえるカフェやアトリエ、別荘として、秘密基地感覚で建築されることも多い。だが、その憧れのツリーハウスをセルフビルドしようと考えると二の足を踏んでしまう方も多いのではないだろうか。

今回は、自宅の裏庭にセルフビルドでツリーハウスを作った人を紹介したい。彼は子どもたちにツリーハウスの製作を通して、部屋でゲームをしているだけでは決して得られない体験を伝えることができたそうだ。

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2017年4月8〜9日、アメリカのオレゴン州ポートランドで第4回「タイニーハウスカンファレンス2017」が開催されました。

タイニーハウスカンファレンスはタイニーハウスの総合情報サイト「The Tiny Life」(http://thetinylife.com)を運営し、自身もセルフビルドで建てたタイニーハウスに住むRyan Mitchell の呼びかけによって2014年に始まった、タイニーハウスの会議。

今回は「TINYHOUSE ORCHESTRA」プロデューサー・相馬由季が実際に参加した「タイニーハウスカンファレンス」の様子を2回に分けてレポートします。

タイニーハウスカンファレンス2017の会場はポートランド国際空港からほど近いホテル「Holiday inn」。総勢238人の参加者のほとんどはアメリカ国内から集まった方で、海外からの参加者は日本人の私とオーストラリア人の女性の2名のみでした。

会場にはスポンサーによるブースが設けられており、コンポストトイレやタイニーハウスのレンタル情報、5時間程で(!)組み立てられるパズルのようなセルフビルドパーツの紹介など、様々な情報を得ることができます。

■カンファレンス名物!小さな暮らしの実践者による分野別プレゼンテーション

タイニーハウスカンファレンスの参加者は事前に
・A(building&technical topics-建築技術)
・B(Lifestyle around tinyhouses-ライフスタイル)
・C(Those have attended the conference before or already live in a tinyhouse-2回目以上の参加/タイニーハウス居住者)
のいずれかのグループを選び、回帰中の2日間、その分野に特化したプレゼンテーションを受けることができます。

プレゼンテーションの中には、タイニーハウスツアーや参加者全員でのディスカッションなど共通プログラムもあり、異なるグループとの交流も可能。

プレゼンターは全員、現在タイニーハウスに住んでおりセルフビルドの経験もあるため、将来タイニーハウスでの居住やセルフビルドを考えている参加者にとって、実践的な情報を得る貴重な機会です。

A(building&technical topics-建築技術)を選んだ私のプログラムはこちら。
建築といってもデザインから設備、エネルギー、土地の見つけ方など内容は多岐に渡ります。

■最初のプレゼンター、20代前半のEllaが考える快適な間取りとは?

via:Ella Jenkins blog 「littleyellowdoor」

最初のプレゼンターは、20代前半の女性でボーイフレンドと愛犬と一緒にタイニーハウスに住んでいる、Ella Jenkins。Ellaのプレゼンテーションは、タイニーハウスの間取りや内部のデザインについて。

タイニーハウスは小さいからこそ、限られたスペースに物をどう配置するかが重要です。Ellaは、キッチンやシャワー、トイレなどの設備、ロフトや階段の使い方、収納の数や位置など、必要なものを厳選した上で使いやすいように配置し、デザインするノウハウを紹介してくれました。

Ellaは最後に言います。
“Put in what you actually like.”「あなたが本当に好きなものを詰め込んで」

タイニーハウスに住んでいる人はあまり物を所有しない人が多いのですが、実は所有する物が全て実用的かというと、必ずしもそうではありません。

不思議と、タイニーハウスに入るとその持ち主の人柄や価値観がなんとなく伝わってきます。
お気に入りの楽器、何度も読み返している本、ちいさな置物。
さりげなく置かれているその人の「好きなもの」が、それを感じさせるのかもしれません。

via:Ella Jenkins blog 「littleyellowdoor」

小さな空間だからこそ、大好きなものでいっぱいにすること。自分にとって幸せに満ちた空間をつくること。
それがタイニーハウスのデザインに大切なことだということを、Ellaは教えてくれました。

Ellaのブログはこちら⇒https://littleyellowdoor.wordpress.com/

■続くプレゼンテーションは、トイレの選び方!?

私の参加したプログラムのなかには、オフグリッドハウス(電気や水道などを自給自足するタイプの家)に関するプレゼンテーションもありました。

プレゼンターのJody Bradyは、2014年のタイニーハウスカンファレンスに参加した後、翌年にオフグリッドタイニーハウスを建てて生活している女性。
Jodyのタイニーハウスは、コンポストトイレ、ソーラーパネル、薪ストーブを備えたオフグリッド機能を備えています。

オフグリッドを実践するときには、水の確保や下水の処理など、どうしても水回りが大きな課題になります。そんなときに、排泄物をコンポスト(肥料)に変え、自然に戻してくれるコンポストトイレはとても便利な設備です。

コンポストトイレはDIYで作ることもできますが、既製品も多く販売されています。しかし、様々な種類・価格・特徴があるのでどれを選ぶべきか迷ってしまいます。
Jodyはあらゆるタイプのコンポストトイレを試しており、それぞれの特徴を実体験を通して教えてくれました。

アメリカには既製品のコンポストトイレの種類が豊富で10万円前後〜購入可能なのですが、日本ではまだ種類が多くはありません。
今後、オフグリッド関連の設備も増えていくと、タイニーハウスでの暮らし方について選択肢がより広がるのではないかと思います。

■電気や水道はどうすればいい?

2012年に自身で建てたタイニーハウスに住むEthan Waldmanのプレゼンテーションは、タイニーハウスの設備やエネルギーについて。

via:http://www.thetinyhouse.net

via:http://www.thetinyhouse.net

タイニーハウスで生活するときにポイントとなるのは、主にエネルギーと水回りの2点。

フルタイムでの居住用とする場合、電気は照明や家電に、水も料理やシャワーに使うため設備としてはほぼ必須です。このときに、電線や水道などの外部接続のいらないオフグリッド仕様にすると、居住する土地の選択肢が広がります。

たとえば、電気はソーラーパネルを屋根に設置し、バッテリーに貯めたものを使うことができます。温水やガスコンロを使用する場合は、プロパンガスを使用可能。

しかし、ソーラー発電は電力の供給が不安定で、プロパンガスは扱いに注意が必要、などそれぞれにデメリットもあり、土地の環境や移動の頻度や好みによって最適な選択肢が違ってきそうです。

※Ethanのタイニーハウス情報サイト&ブログはこちら⇒http://www.thetinyhouse.net

■「収納はあえて一カ所空っぽにしておくとよい」、その理由は?

次のプレゼンターはAndrew Morrison。彼は、20年以上の経験があるプロの建築者として、タイニーハウスのセルフビルド(自力でタイニーハウスを建てること)をワークショップを通じて支援しています。

彼は今回、建築の基礎と応用についてプレゼンテーションをしました。タイニーハウスといえども建築スタイルは無数にあり、どれを選ぶかは人それぞれ。

タイニーハウスをより快適に暮らせるようにして、かつ長持ちさせるためには、タイニーハウスの基礎となるシャーシと家の接続方法や、換気の場所など、気を付けるべきポイントがあります。

via:https://tinyhousebuild.com

via:https://tinyhousebuild.com

彼のプレゼンテーションの中で面白かったのは、「収納はあえて一カ所空っぽにしておくとよい」ということ。
収納はある分だけ、いっぱいになるまで埋めてしまいたくなります。そしてそこに詰められる物の多くは、本来必要のない物でしょう。

Andrewは言います。「常にほんの少しの『空白』を設けることで、空間的にも心理的にも余裕ができるんだ」と。

常に空間にも心にも余裕を少しだけ持っておくこと。それがタイニーハウス暮らしをより楽しむコツなのかもしれません。

※Andrewが運営するサイト「Tinyhouse build」はこちら⇒https://tinyhousebuild.com

■各々の意見を持ち寄る場「オープンスペース」の開催もありました

最後にご紹介したいのが、2日間のカンファレンスの最後に行われたオープンスペース。これは参加者全員が集まり、参加者自身が提案したテーマ別に小グループに分かれて話し合う場です。

テーマになるのは、オフグリッド(ソーラーパネル、コンポストトイレ)、セルフビルド、タイニーハウスコミュニティなど様々。好きなグループを選び、他のグループにもいつでも移動できるため、最終的には3〜4のテーマについて議論を終えていることになります。

プレゼンテーションを受けたうえで、将来自分が住むタイニーハウスにどのような設備を付け、デザインし、どんな土地に住むか。
参加者それぞれのこだわりやアイディアが交わり、活発な議論があちこちで繰り広げられていました。

例えば「タイニーハウスのトイレ問題」もテーマの一つで、私はこのグループに参加。コンポストトイレの良し悪しから、飛行機のようなジェットトイレを使う(!)など、ユニークな意見が飛び交います。

他に参加したのは、「タイニーハウスをホテルにした場合、どうしたらお客が来るか?」を議論するグループ。結論は①デザイン性が高いこと②清潔であることの2点。このグループには実際にタイニーハウスホテルを運営している参加者がいて、その実体験が元になっていました。

アメリカではタイニーハウスに宿泊できるタイニーハウスホテルがいくつか存在します。数週間単位でタイニーハウスをレンタルし、居住体験をすることも可能です。
日本でいきなりタイニーハウスに住むことは、ややハードルが高いかもしれません。その前段階として、タイニーハウスのレンタルや宿泊など「体験ができる場」の必要性を改めて感じました。

タイニーハウスに特化したメディア「TINYHOUSE ORCHESTRA」でも、タイニーハウスに関する情報発信や体験できる場づくりを進めていきたいと思います。

次回は、タイニーハウスカンファレンスに展示されていた9つのタイニーハウスの様子をご紹介します。

Via: thelaundromatcafe.com

インターネット・カフェを発端に、カフェが何かの機能を併せ持つスタイルは珍しくなくなりました。しかし、北欧アイスランドにあるこの「The Laundromat Cafe」はちょっと変わった機能のあるカフェなんです。そのため、年代性別問わず人々の新たなコミュニティ・スポットにもなってきているのだとか。ちょっとのぞいてみましょう。 (さらに…)

地下鉄白金台駅から徒歩数分ほど。東京でも指折りの高級住宅街として知られるエリアの一角に、この小さな家はある。緑に囲まれた閑静な住宅地の中 、わずか10坪ほどの角地に建つ家だ。

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こんにちは。うだるような暑さがつづきますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は二宮町とお隣の大磯町の夏のイベントについて紹介します。

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『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

(俵万智さんの「サラダ記念日」より)

なにかと慌ただしく過ぎていく毎日ですが、ちょっと嬉しいことがあった日や暮らしの節目の日に、足元に目をやり自分好みの草花を摘んで部屋に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

二宮団地に引っ越して、もうすぐ3ヶ月が経ちます。

私は引っ越してきた五月一日を「団地記念日」とし、その日に摘んだ草花をスクラップし、暮らしを彩る「押し花」をつくってみました。

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via: unionwinecompany.com
これを読んでいるあなたにとって、ワインというお酒はどんなイメージでしょうか?ディナーでフレンチを食べながら、ワイングラス片手に小指を立てて飲むもの?それとも、生産された年代や料理との相性を考えながら飲むもの……?
今、ポートランドからそんなワインのイメージを覆す新しいワインの飲み方の提案が始まっています。それはともするとコーヒー業界で言う「サードウェーブ」のような新たな潮流になるかもしれません。今回はそんな新しい挑戦をしているポートランドのワイナリーをご紹介します。

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「いつでも、どこででも、最高に美味しいビールが飲みたい。」その思いからTokyo Beer Boyzたちが手作りした、小さな移動式のビアバー。タイニーハウスと呼ばれるこの小屋は牽引してどこへでも行くことが出来ます。海外と日本のクラフトビールを常時4タップ揃え、樽ごとにビールの種類も変わります。スタンド式の店内で味わうも良し、もちろんお持ち帰りも可能です。美味しいビールと共に素敵な時間をお楽しみください。
We Only Think About Beer.

セルフビルドの、「昼間に隠れてビールが飲める小屋」。

運営 BEER BRAIN
住所 〒107-0062 東京都港区南青山3-13 COMMUNE 2nd内
電話 080-3092-4862
営業時間 11:00-22:00 (L.O 21:45)
HP http://www.tbb.works

新宿から小田原までロマンスカーに乗り、小田原から二宮に向かうことが多いです。プチ旅行気分を味わえます

二拠点生活がスタートして、1カ月ほどが経ちました。

しかし、私のお部屋にはワークショップで作ってもらったテーブルと、KUMIKI PROJECTのくわばらさんから譲っていただいた冷蔵庫のみ。もともと、東京の自宅はモノが多くてごちゃごちゃしているため、この部屋はモノを最小限にミニマルな部屋にしたいと考えていましたが、これではあまりにもモノがなさすぎて、快適な二拠点生活を送るのは厳しい。そこで、少しお部屋に手を入れることにしました。

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「ReBuild New Culture(リビルドニューカルチャー)」
それは、世の中に見捨てられたものに価値を見出し、再び世の中に送り出す。そして価値を次の世代につないでいくこと。

全国を点々とし、古材を利用した改装を手がける東野唯史さんが信州・諏訪に構えた「ReBuilding Center JAPAN(以下、リビセン)」の理念だ。

リビセンでは、住宅などの解体現場から救済(レスキュー)してきた古材や古道具を販売している。併設されているカフェの窓からはレスキューした古材が並び、カフェ利用をきっかけに古材に興味を持ち、県内外から足を運ぶ人も数多くいる。

インタビュー企画の最終回。東野さんの考える「豊かな暮らし」とはどんな暮らしだろうか?

そして、「ReBuild New Culture」において価値をつないでいく「次の世代」へ伝えたいことをうかがう。

当たり前のことを当たり前にやる。
難しいことを排除した東野さんの考え方に、頭でっかちになってはいけないと思い知らされた。

インタビュー①:古材を通してつくり出したい「ReBuild New Culture」という理念
インタビュー②:古材屋のハードルを下げるカフェの役割
インタビュー③:守るべき場所に拠点を置くこと
インタビュー④:忘れられていた「ものを大切にする暮らし」

東野唯史(あずのただふみ TADAFUMI AZUNO)
ReBuilding Center JAPAN 代表
1984年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきました。2016年秋、建築建材のリサイクルショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立。ReBuild New Cultureを理念に掲げ、「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」ことを目的に活動しています。

レスキューされた窓がずらりと並んだ入り口が楽しい。左が東野唯史氏、右はYADOKARI代表ウエスギ。

ーーYADOKARIの活動は住宅をダウンサイジングすることで今の社会に対するアンチテーゼ的なところがあります。タイニーハウスやものをもたないこと、あるいはものを大切にすること、震災以降増えている気がするのですがどうお考えでしょうか。

東野:それはあるかもしれませんね。レスキューに行くことで、戦前の日本の暮らしや文化を知ることができるのですが、昔の人はものを大切にしているなと肌で感じます。ひとつのものを何度も何度も直しながら使っていたり、工夫していたり、自分でつくっていたり。そういう暮らしを日本人はずっとしてきたんだなってハッとさせられるのですが、今、その時代が戻ってきたのではないかなと感じています。
かつては、戦後を迎え経済が急激に成長したことで「大量生産・大量消費」に人々が向かっていき、日本の「ものを大切にする暮らし」を少し忘れてしまいましたよね。 

ベンチ作りワークショップの様子。ワークショップは告知後すぐに満員になってしまうそう。

ーーワークショップやお助け隊の受け入れをする中で、「お金を通さない価値交換」が見えてくるのかなと思っています。僕らも「お金を通さない価値」を意識することがあります。

東野:工事など人手を募集する時はお金をとらないというのが僕達の考えですね。手伝ってもらっている以上、たとえ教えるという名義があるにしても、お金はいらないと思っています。逆に来てもらうんだったら、こちらはちゃんと美味しいご飯を用意して、楽しく過ごせるように気を使うのがいいんじゃないかな。稼ぎすぎる必要はないと思うんです。

ーー稼ぎすぎる必要。

東野:はい。会社が赤字でない限り、出来る限りの価値は安く提供して、色んな人が古材を使う機会を提供したり、ワークショップをして技術を得られたり、暮らしが豊かになる連鎖が生まれるきっかけになったらいいなと思いますね。

正面入口よりすぐ右手の部屋には、暮らしに取り入れたい古道具が並ぶ。

ーー今、「暮らしが豊かになる」というキーワードがでてきましたが、東野さんの考える「豊かな暮らし」とはどのような暮らしでしょうか。

東野:僕の思う豊かな暮らしは、何かをしたいとか、何かを食べたいって思う時に、誰にも頼らずにできることではないかと思っています。自分の中でそれが達成できると、どこだって生きていけるし、どこだって暮らしをつくれる。自由だし豊かじゃないですか。
そういうベースがある中で、自分のスキルを使ってお金を稼ぐってなったときに、お金を使う先を友達だったり、応援したいブランドだったりに使えるっていう、その価値観を持ってることが豊かかな。

ーーリビセンを通してつくりたいと感じている「ReBuild New Culture(リビルドニューカルチャー)」は「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」との意味合いを持っているかと思います。見出した価値をつないでいくべき「次の世代」に対して期待することや伝えたいことはありますか。

東野:先人がつくってきたものを、まず尊敬することでしょうか。これは間違っているなっていうこともいっぱいあると思いますが、その人がつくってきた時代があって、今自分たちがその上に立っていわけですよね。文明をつくるためにiPhoneをつくったりパソコンをつくったり。めっちゃ色んな人が努力してきて存在する今を認めて、素直にその頑張りを尊敬すること。ただ、今の社会とか置かれている状況もあると思うので、ちゃんと考えた結果批判をするならする。

ーーなるほど。

東野:あとはお金を稼ぐことを嫌わないこと。仕事っておもしろいし、おもしろい仕事ほど稼げないことが多いかもしれません。理想は、おもしろくて稼げない仕事の中でもきちんと自分たちの生活が成り立って、いただくお金以上の価値を提供し続けること。そうすることでおもしろい仕事ばかりがやってくるサイクルに入る。僕はそれが大切で、幸せだと思います。


難しく捉えられがちな物事を、ゆるくほどいていく。

シンプルで、スッと心に入り込む東野さんの考えに、思わず唸ってしまう時間だった。

東野唯史さんの考える、未来の場所・お金・時間

 場所:日本はどこに行ってもおもしろいし、ご飯が美味しいです。人口が減って過疎が進んで経済が衰退しつつあるタイミングはどこにいっても家賃が安いから、地方は生活するのに恵まれた環境だと思います。

 お金:稼ぐ時は、稼ぐお金を使うイメージを持てることが大切かなと思っています。僕だったら1000万、2000万円資金ができたら、「この家は壊されたくない!」と思った家をバンっと買いたいですね。そのためにお金を持っていたいなと思います。

 時間:自分の好きな時間に働けたらいいなと思います。ただ、僕たちはお店をやっているから営業時間に拘束されてしまいますね。チームで活動すると、他の人が頑張っているのに自分がサボるとまずいとか、頑張っている人が「なんで自分ばっかり頑張っているの」って思ってしまうことがあるからバランスは大事だと思います。

インタビュー③:守るべき場所に拠点を置くこと

via: nouvo.com

星空の下、誰もいない小高い丘の上に寝そべり、星を眺めながら眠りにつく。子どもの頃、そんな夢を抱いたことはないでしょうか。今となっては実現させようとも思っていなかった、そんな夢。でも、いまそれが実現できるなら、あなたは誰と、どんな話をし、どんな夜を過ごしたいでしょうか。そんな好奇心を搔き立て、童心に抱いた夢を実現させてくれるのが、このテント「Bubble Tree」です。

(さらに…)

JR名古屋駅から中央本線に乗り換えて1時間ほど。到着したJR釜戸駅からさらに車で10分ほど山の方に向かって走ると、緑が生い茂る中に数戸の民家が見えてきた。その集落からさらに数百メートルほど進んだところに、突然真っ黒な小屋が現れた。 その小屋の正体は、YADOKARIが10棟限定で販売したスモールハウス「INSPIRATION」。名古屋にある会社で働く同僚4人が共同購入し、この地に建てたものだ。

(さらに…)

TINY HOUSE JOURNALタイニーハウスの“現在”を知る

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