【書評】インスピレーションが膨らむ、変幻自在のコンテナ建築写真集「Container Atlas」|YADOKARIの本棚
これまで、様々なミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じて、「住」の視点から新たな豊かさを発信し続けてきた「未来住まい方会議」。
新たな連載企画として、YADOKARIが素敵だと思う本を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、頑丈でがっしりしたおしゃれなコンテナ建築が91件掲載されている「Container Atlas」です。
日頃、貨物船の映像や線路を走る貨物列車で目にするコンテナ。実はそのコンテナは、工夫とアイデア次第で住まいとして無限の可能性を秘めているのです。
普段は荷物を運ぶために使われるコンテナ。外装は1色で塗られ、会社のロゴが入り、何度も使われているからか、汚れている印象がありませんか?荷物を運ぶ”箱”であるコンテナを、さまざまな”建築物”に変身させた事例がこの本にはつまっています。
この本の中で紹介されているコンテナ建築は、元々コンテナについていた汚れや傷を活かしたデザインもあれば、これってほんとにコンテナ?と思ってしまうほど、おしゃれでポップでスタイリッシュなもの。
コンテナ建築の用途はさまざまで、個人住宅・集合住宅・カフェ・オフィス・商業施設などに使われています。
また、直方体のコンテナそのまま使うのではなく、複数個組み合わせたり、開閉式の仕掛けや窓を取り付けるなど、ユニークな暮らしの工夫からインスピレーションをもらえるでしょう。
大型でずっしりと重いこの写真集は、眺めて楽しく、コンテナハウスを建てる時のお手本としても役立ちそうです。
あなたなら、どんなコンテナハウスをつくりますか?