泊まると公園の環境整備に貢献!宿泊用パヴィリオン「Maisons 5.5m×5.5m」
宿探しも旅行の楽しみのひとつ。スイスのフリブールを訪れる時は、ホテルの代わりにこんな建築に宿泊するのはいかがでしょうか。
鬱蒼とした林の中に点在する5棟の木造建築「Maisons 5.5m×5.5m」。
人が来なくなり寂れてしまった私立公園を再生させるプロジェクトとして、フランスの建築家LVPH Architectsによって設計された宿泊用パヴィリオンです。
短期滞在だけでなく長期で賃貸することもでき、宿泊費は公園環境のメンテナンス資金に当てられます。地下1階、地上3階建てのシンプルな直方体形の建築で、居室面積は23㎡+20㎡+20㎡+20㎡=83㎡。
工費の制約から、施工技術や設備は最小限に留められていますが、薪ストーブやトイレ、キッチンなど、十分な生活機能が揃っています。
このミニマルな垂直タワーの中には、階ごとに天井高や開口の向きが異なるスペースがあり、仕事をしたり遊んだり、さまざまな目的に対応してくれそうです。
自分が泊まることで公園の環境整備に貢献できるなんて、素敵だと思いませんか?
改良されていく公園の姿が気になって、何度も訪れたくなるかもしれませんね。
via : Jérôme Humbert, gessato.com, lvph.ch, europaconcorsi.com