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プレハブの固定概念が変わる、美しい22㎡の小屋「My First Home」

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プレハブの固定概念が変わる、美しい22㎡の小屋「My First Home」
「プレハブの小屋=工事現場で見かけるユニットハウス」。そんな私たちの固定観念を覆すような、簡素だけれど美しい22㎡の小屋が南アフリカの西ケープ州にあります。この空間の持つシンプルさとリラックス感は、小さな暮らしを求める人々の心を捉えて離さない、不思議な魅力をたたえているようです。

プレハブ小屋とは、工場であらかじめつくった部材を現地で組み立てる小屋のことです(プレハブは「プレファブリケーション=前もってつくること」の略)。工事現場のユニットハウスのイメージが強いですが、この記事の「My First Home」(約22㎡)のように、住まいや離れのスタジオとして使えるものもあります。

My First Homeと名付けられたこの小屋は、Wolf Architectsを主催するWolfさんとMelanieさんの庭を挟んだ一角に試作品として建てられました。数年前、2人はケープタウンの中心部にある工業ビルの小さなオフィスを、コンパクトで多機能な仕事場兼リビングスペースにコンバージョンして暮らしていました。彼らの40㎡の小さなオフィスを見た沢山の人たちが、自分たちも同じように設計してもらえないかと声をかけてきたそうです。そのような経験から2人は小さな空間に興味を持ち、この小屋がデザインされました。

はしごと棚のある小屋の室内と浴室
この小屋はWolf家では主に離れのスタジオとして、またゲストが訪れた際の宿泊用に使用されています。「ここだけで全て事足りることや居心地の良いことが素晴らしいんだ。自分だけの、完全にプライベートな空間にいるってことがよくわかると思うよ。」とはWolfさんの弁。クリエイティブな仕事では時に静かに自分の内にこもる時間も必要なのでしょう。あまりにも居心地がよくて、こちらの小屋で過ごす時間の方が長くなる、そんな逆転現象も起こってしまいそうです。

白い壁の小屋の室内
My First Homeは全部で4タイプあり、こちらのタイプは3.6m×6m、およそ22㎡の広さがあります。気になる内部は仕事場にもなるリビングスペース、ミニマムなキッチン、その上に寝室がわりのロフト、そしてこのサイズの小屋には珍しいバスタブのついたコンパクトなバスルームで構成されています。
特徴的なのがリビングで存在感を放つ3段のベッド。真ん中の段はシートを倒すと下段のシートの背もたれになり、あっという間にくつろぎのソファースペースが出来上がります。ベッドとして使う時は一番上の段へ上るのに右側の本棚をはしご代わりに使うなど、小さな住まいならではの工夫は訪れたゲストに新鮮な驚きを与えてくれることでしょう。

小屋の室内のベッドと棚
晴れた日はリビングの窓を大きくあけて、2m×6mのウッドデッキでゆっくりと食事を楽しんだり、寄せ植え作りを楽しんだりと思い思いに過ごせそう。このデッキスペースはWolf Architectsの考える小さな家には必要不可欠なもの。アウトドアリビングへのアクセスのしやすさは外せない贅沢なのだそうです。部屋のように囲まれた空間はなくても、リビングと一続きにすることで内部との一体感が生まれ、実感する以上の広さを感じることができるのではないでしょうか。

デッキの黄色いテーブル
彼らは「我々は快適すぎると周囲との接点を失う」と言います。多少不便でもそこから知恵を絞ったり、外に出て周りの人たちと助け合ったり、交流する機会を小さな暮らしは与えてくれます。ひとりになりたい時はその適度な狭さが居心地の良さを生み、窓を広く開け放てば開かれた空間として外の風景とつながり、訪れた人々を大らかに迎え入れてくれます。夫妻がじっくり時間をかけて導き出したプレハブのMy First Homeは、「小さいけれど豊かな空間」の良きお手本と言えるかもしれません。

プレハブ小屋とトレーラーハウスはどう違う?

プレハブ小屋は地面や基礎の上に建てるもので、土地に定着させると建築物として扱われます。トレーラーハウスは車輪の付いたシャーシ(台車)に部屋をのせたもので、条件を満たせば車両として扱えます。どちらに当たるかは、設置する場所の自治体が判断します。くわしい違いは総合ガイドの「キャンピングカー・コンテナハウス・プレハブ・タイニーハウスとの違い」で解説しています。

庭にプレハブ小屋を置くのに、建築確認は必要ですか?

建築物にあたる小屋は、原則として建築確認が必要です。すでに家が建っている敷地に置く(増築にあたる)場合で、防火地域・準防火地域の外、床面積の合計が10㎡以内なら、確認申請がいらないことがあります。その場合も建築基準法などの決まりは守る必要があり、扱いは自治体が判断するので、事前に役所の建築の窓口で確かめましょう。

おしゃれなプレハブ小屋はありますか?

あります。この記事の「My First Home」は、3.6m×6m(約22㎡)にリビング・キッチン・ロフト・バスタブ付きのバスルームを収めた南アフリカの小屋です。日本で離れや小さな住まいを考えるなら、車輪の付いたトレーラーハウスも選択肢になります(「トレーラーハウスの価格相場|新車・中古・サイズ別の目安と本体以外の費用」)。

出典:建築基準法 第6条(e-Gov 法令検索)

Via:
houseandleisure
wolfandwolf

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