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ウクライナとドイツの企業 Lemki Robotix が開発した「Tiny Camper」は、3Dプリント技術を駆使した世界初のモバイルハウスだ。このキャラバンは、7,000本以上のリサイクルプラスチックボトルを活用し、ガラス繊維で補強することで、軽量ながらも頑丈な構造を実現している。環境に配慮しながらも、実用性と快適さを兼ね備えた、タイニーハウスの新たな形といえるだろう。

軽量かつ高耐久な3Dプリント構造

「Tiny Camper」は、全長8メートル、高さ3メートル超の一体型シェルとして3Dプリントされており、継ぎ目のないスムーズなデザインが特徴。壁の厚さはわずか9ミリメートルしかなく、それでもしっかりとした強度を持ち、重量はわずか250kgに抑えられている。これにより、製造の効率化はもちろんのこと、輸送や設置も驚くほどスムーズになった。

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コンパクトながらも快適な居住空間

このタイニーハウスは、ただ軽量なだけではなく、内部空間にもこだわりが詰まっている。スリーピングスペース、コンパクトなキッチン、そして十分な収納スペースを確保し、必要なものをコンパクトにまとめながらも、快適な居住空間を実現している。また、エネルギー自給型の設計が施されており、バッテリーシステムが標準装備されているため、ソーラーパネルを接続すれば完全にオフグリッドでの生活が可能になる。さらに、内蔵センサーによって水の残量やバッテリーの充電状況、室温の管理ができるなど、スマートホームの機能も充実している。

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持続可能な未来の住まいをより多くの人へ

持続可能な住宅を大量生産する可能性を広げたことが、このプロジェクトの大きな魅力のひとつだろう。Lemki Robotixは、大規模3Dプリント技術のブレークスルーとして、「Tiny Camper」の生産プロセスを開発。ドイツのロボット企業KUKAの技術を活用し、独自のソフトウェアとプリントシステムを組み合わせることで、コストと生産時間の大幅な削減を実現した。従来の住まいと比べて手に届きやすい価格帯を目指し、多くの人にとって新しい選択肢となることを目指している。

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未来の住まいとしての可能性

Lemki Robotixは、「持続可能なビジネスモデルを現実のものとし、大量生産を視野に入れている」と語る。これからの移動型住宅は、ただ便利なだけでなく、環境との共存を考えた形へと進化していく。3Dプリント技術とリサイクル素材を活用することで、新しいライフスタイルを提案する「Tiny Camper」。その存在は、未来の住まいの可能性を広げる革新的な試みとなるだろう。
オフグリッドで持続可能な小さな住まいを一家に一台備える暮らし。そんな未来がもうすぐそこまで来ているのかもしれない。

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