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タイニーハウス、最前線

【海外事例】屋根の上に、もうひとつの居場所を。アメリカ発のトレーラーハウス「The Mountain XL」

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The Mountain XLは、アメリカのビルダーComak Tiny Homesが手がけたトレーラーハウスだ。16フィート×8.5フィートの車体に、112平方フィートの主な居住空間と広めのロフトを収めている。

目指したのは、環境への配慮と上質さを両立させながら、実際に牽引して動かせる小さな住まい。限られた寸法のなかに、素材と設備の工夫がぎっしりと詰め込まれている。

トレーラーハウスの屋根を、デッキにする

この家のいちばんの特徴は、屋根の上にある。伸縮式の梯子で上がると、8.5フィート×6フィートのシダー張りのデッキが広がっている。

手すりにはステンレスのケーブル。視界をさえぎらない細い線が、まわりの景色をそのまま見せてくれる。

小さな家に住むと、どこか箱の中に閉じ込められたような感覚になることがある。屋上デッキは、その窮屈さをほどくための答えだ。使える面積は実質的に倍になり、夜には星を眺める場所にもなる。

森の隠れ家のような、木の室内

室内は、モダンな森のリトリートのような雰囲気だ。壁や天井にはオーダーメイドのシダー材が張られ、木の香りに包まれる。

キッチンの主役は、ライブエッジの黒ウォルナットとエポキシを組み合わせたカウンタートップ。木の耳をそのまま残した天板に、複合石材のシンクとタッチレスの水栓が合わせられている。

バスルームには32×32インチのシダー張りシャワーがある。小さな家でもシャワーを窮屈にしない。その選択が、スパのような心地よさにつながっている。

光は2つの天窓から入る。ロフトの上には非常時の出入りにも使えるVeluxの大きな天窓、バスルームの上にはもうひとつの固定式の天窓がある。

軽さと環境への配慮を支える骨組み

見えないところにも、考え方が表れている。断熱材には、炭素を固定する麻のウールを使った。

構造は、2021年製の10kタンデムドロップアクスルトレーラーの上に、軽量鉄骨のフレームを組んだもの。一般的な木造のタイニーハウスより軽く、丈夫だという。動かすことを前提にしたトレーラーハウスにとって、この軽さは大きい。

ソフトクローズの引き出しや、ロフトへ上がるための収納式の梯子など、収納の工夫も随所にある。室温は12k BTUのMr. Coolのミニスプリットで整え、お湯はGirardのプロパン式オンデマンド給湯でまかなう。

無骨な軽量鉄骨の殻と、手仕事のぬくもりが残るシダーの内装。The Mountain XLは、その両方をあわせ持つ一棟だ。

木に囲まれた小さな室内で過ごし、気が向けば屋根に上がって空を見る。限られた空間を丁寧に使うことは、暮らしの広さをあきらめることではないのだと、この家は教えてくれる。

The Mountain XLのデータ

  • 物件名:The Mountain XL
  • ビルダー:Comak Tiny Homes
  • 国:アメリカ
  • 面積:112平方フィート(ロフト含む)
  • サイズ:16フィート×8.5フィート
  • 完成:2021年(トレーラー)
  • 写真:Comak Tiny Homes

The Mountain XLのよくある質問

Q. The Mountain XLの広さは?
A. 16フィート×8.5フィートの車体で、主な居住空間は112平方フィート。これに広めのロフトが加わる。

Q. The Mountain XLはどこのビルダーがつくった?
A. Comak Tiny Homesが手がけたトレーラーハウスだ。

Q. 屋上デッキの大きさは?
A. 8.5フィート×6フィートのシダー張りのデッキで、伸縮式の梯子で上がる。手すりにはステンレスのケーブルが使われている。

via: https://tinyhousetalk.com/mountain-xl-112-sq-ft-tiny-house

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