Elsewhere Pods 6m Tiny Home on Wheelsは、オーストラリアのElsewhere Podsが手がけたトレーラーハウスだ。長さ6m、幅2.4mのポッドをタンデムアクスルのトレーラーに載せ、小さな家として仕立てている。今回紹介するのは、タイニーハウスの展示会を巡り、たくさんの人が実際に中を歩いた展示品の一台だ。
トレーラーに載せることで、この家は法的には建物ではなく車両として扱われ、建築許可を必要としない。Elsewhere Podsはその点をはっきりと打ち出している。CGではなく、完成した実物の写真でその姿を確かめられる、貴重な一台でもある。
トレーラーハウスならではの足まわり
シャシーに目を向けると、動く家としての工夫が見えてくる。二つの車軸が荷重を受け止め、牽引時の安定を高めている。
停めたあとは四隅の脚を下ろし、サスペンションから重さを逃がす。エアコンの室外機は壁に掛けず、トレーラーのフレームの低い位置に据えられている。
デッキが地面から高い位置にあるため、木の階段は別体で用意された。全高は2,960mmで、リブを含めた幅は2,700mm。牽引を考えるなら、まず控えておきたい数字だ。
フレームはマットブラックのチタンマグネシウム合金。壁と屋根にはCEPアルミフィルムの複合断熱パネル、窓にはLow-Eコーティングの複層強化ガラスが使われている。
6mだからこそ生まれた眠りの場所
6m×2.4mのフットプリントは約155平方フィート、室内は約140平方フィートある。このゆとりが、ベッドを毎朝たたまずに済む独立したゾーンを生んだ。
室内はひと続きの空間で、奥にバスルームを仕切っている。木目調のパネルが床から天井まで続き、そのまま頭上へと回り込む。面が途切れないから、幅の限られた部屋も廊下のようには感じられない。
キッチンは片側に沿って並ぶ。淡い木の収納に黒いバーハンドル、白いカウンター、ステンレスのシンク、そしてカウンター下に収まった黒いHisenseの冷蔵庫。そこに真鍮のYabbyの水栓が加わり、全体の色合いにぬくもりを足している。
バスルームには脚つきの洗面台と鏡の収納、そしてコンポストトイレ。妻側のポリカーボネートの壁が、外からの視線を遮りつつ光だけを通してくれる。
ベッドの上で開く大きな窓
この家の暮らしをいちばん変えているのは、ベッドの頭上にある二つ折りの窓だろう。ガスダンパーで外へ押し上げられ、端の壁がまるごと開く。
目覚めて窓を押し上げれば、寝室はそのまま屋根のかかったポーチになる。眠る場所と外の景色が、ひと続きになる瞬間だ。
実際にこの6mのポッドは、クイーンズランドの熱帯雨林でAirbnbとして使われている例もある。高床のデッキに組み込まれ、トレーラーは見えなくなっている。コンポストトイレがあるので、下水のない土地にも置けるのも心強い。
小さな家でも、窓ひとつで外との関係はこれほど変わる。開け放てば部屋が外へひらく感覚は、縁側を知る私たちにもどこか懐かしい。
動ける家だからこそ、どこで朝を迎えるかを選べる。そんな自由を、このトレーラーハウスは静かに差し出している。
Elsewhere Pods 6m Tiny Home on Wheelsのデータ
- 物件名:Elsewhere Pods 6m Tiny Home on Wheels
- ビルダー:Elsewhere Pods
- 国:オーストラリア
- 面積:約140平方フィート(内部)、約155平方フィート(フットプリント)
- 価格:A$94,500(展示品、通常価格 A$105,600)
- 写真:Elsewhere Pods
Elsewhere Pods 6m Tiny Home on Wheelsのよくある質問
Q. Elsewhere Pods 6m Tiny Home on Wheelsの広さは?
A. サイズは6m×2.4mで、フットプリントは約155平方フィート、室内は約140平方フィートだ。
Q. どこのビルダーがつくったトレーラーハウス?
A. オーストラリアのElsewhere Podsが手がけている。
Q. 価格は?
A. 展示品として2024年10月にA$94,500で掲載された。通常価格はA$105,600で、すでに売れている可能性がある。
via: https://tinyhousetalk.com/elsewhere-pods-6m-tiny-home-on-wheels-ex-display
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