トレーラーハウスは別荘や二拠点生活の住まいにできます。水回り付きの新車は約730万円〜(税別)で、ほかに運搬・設置・電気水道の接続で100万円前後からかかります。土地の条件(別荘地の規約・搬入の道・インフラ)と、留守のあいだの管理を先に決めておくのが成功の近道です。
この記事では、トレーラーハウスの企画・製造・販売を手がけるYADOKARIが、別荘として使われている事例をもとに、別荘にするメリット、費用、置ける土地の探し方、二拠点生活での住民票や管理の考え方をまとめました。
3行でわかるトレーラーハウスの別荘
- 費用:水回り付きの新車で約730万円〜、中古なら300万円から(税別・2026年10月時点)。本体以外に100万円前後〜
- 土地:別荘地の管理規約、搬入できる道、電気・水道・排水を確かめてから決める
- 暮らし方:住民票は生活の本拠の1か所。留守のあいだの凍結・湿気・防犯の対策を決めておく
トレーラーハウスは別荘に向いている?
「小さく・早く・身軽に」別荘を持ちたい人に向いています。工場でつくって運ぶため基礎工事が要らず、建物を建てるより短い期間で使い始められます。使わなくなったら、別の場所へ運ぶ・売るといった選択もできます。
- 始めやすい:条件を満たせば車両として扱われ、建築確認申請や建物としての固定資産税が原則かからない(判断は自治体)
- 景色を選べる:大きな窓の向きを、置く場所の景色に合わせて決められる
- 暮らしの変化に合わせやすい:別荘から、移住後の住まい、宿泊施設の1棟へと使い道を変えられる
YADOKARIでは、山梨県富士河口湖町の山を一望する場所に、ROADIEを別荘として納めました。外壁は全面杉板張りにして周りの自然になじませ、リビングの床を一段下げて、ロフトの下でも立って過ごせる広さにしています(事例:山を一望する別荘)。
一方で、幅は公道を走るために約2.5mまでと決まっていて、広い家族向けの別荘にはなりにくい面もあります。デメリットは後悔しないために知っておきたいデメリットで確かめておきましょう。
別荘にするといくらかかる?
本体は、水回り付きの新車で約730万円〜、こだわった仕様や寒冷地仕様では1,000万円を超えます(税別)。YADOKARIの主なモデルは次のとおりです。
※ 2026年10月時点の販売価格(税別)。在庫・仕様によって変わります。最新の価格は商品一覧をご覧ください。
本体のほかに、運搬・設置、車検、整地、給排水・電気の接続で、少なくとも100万円前後を見込みます。別荘地は市街地から遠く、道が細いことも多いため、運搬費と給排水の工事費が大きく変わりやすい点に注意してください(完全ガイドの「本体以外にかかる費用」)。予算を抑えたい場合は、中古専門サイトで探す方法もあります。
どんな土地に置ける?
自分の土地か借りた土地に置けます。別荘地を選ぶときは、次の4つを先に確かめます。
- 別荘地の管理規約で、トレーラーハウスを置いてよいか(認めていない別荘地もある)
- 大型の車で入れる道か(幅4m以上が目安。枝・電線の高さ、坂、曲がり角も)
- 電気・水道・排水を引けるか(下水が無ければ浄化槽が要る)
- 農地や、建物の扱いが厳しい区域ではないか(自治体に確認)
市街化調整区域のように建物が建てにくい地域でも、車両として置ける場合があります。ただし扱いは自治体ごとに違い、農地は原則として農地転用の許可が必要です。最終的な判断は自治体がするため、土地を買う・借りる前に相談しましょう。くわしくはトレーラーハウスはどこに置ける?と、完全ガイドの「設置できる場所と法律」で説明しています。
二拠点生活で住民票や郵便はどうする?
住民票は、生活の本拠(ふだん暮らしている場所)の1か所に置きます。週末や季節ごとに通う別荘なら、住民票はいまの住まいのままにするのが一般的です。トレーラーハウスを生活の本拠にする場合に住民票を移せるかは、市区町村が判断します。
- 郵便・荷物:郵便受けを設け、表札などで住所が分かるようにする。通う頻度が少ないなら、主な住まいで受け取る
- ネット回線:仕事もするなら、回線を引けるか・電波が届くかを先に確かめる
- 移動の手段:冬の道の凍結や、買い物・病院までの距離も見ておく
住まいとして暮らす場合の手続きはトレーラーハウスの住まい(住民票・郵便・電気水道の準備)でまとめています。
出典:住民基本台帳法(e-Gov 法令検索)
留守のあいだの管理はどうする?
別荘で困りやすいのは、使わないあいだの凍結・湿気・防犯です。出かける前と着いたときの手順を決めておくと、傷みを防げます。
- 凍結:寒い地域では、冬に留守にする前に水抜きをする。寒冷地仕様(断熱を強め、配管を凍りにくくしたモデル)も選べる(寒冷地仕様と冬への備え)
- 湿気・カビ:換気の方法を決め、湿気のこもりやすい季節は除湿をする
- 外まわり:外壁・屋根の傷み、シャーシ(台車)のさびを年に一度は見る
- 防犯:戸締まりに加え、近くの管理事務所や知人に見回りを頼む
長く使うための手入れのポイントはトレーラーハウスは何年住める?でも紹介しています。
よくある質問
トレーラーハウスの別荘はいくらで持てますか?
水回り付きの新車で約730万円〜(税別・2026年10月時点)です。ほかに運搬・設置・接続などで100万円前後〜かかります。中古なら300万円前後から見つかることがあります。
別荘地ならどこでも置けますか?
置けない場合があります。別荘地の管理規約でトレーラーハウスを認めていないことがあるため、管理会社に確かめてください。搬入できる道と、電気・水道・排水を引けるかも事前に確認します。
固定資産税はかかりますか?
車両として扱われる条件を満たし、建物に当たらない場合は、建物としての固定資産税はかかりません。ナンバーを付けている場合は自動車税がかかります。扱いは市区町村の判断によります。
二拠点生活なら住民票はどちらに置きますか?
生活の本拠(ふだん暮らしている場所)の1か所に置きます。週末に通う別荘なら、いまの住まいのままにするのが一般的です。
冬に使わないあいだはどうすればいいですか?
寒い地域では、留守にする前に水抜きをして、配管の凍結を防ぎます。冬も使うなら、断熱を強めた寒冷地仕様のモデルを選ぶと安心です。
まとめ:土地と管理の段取りを先に決める
トレーラーハウスの別荘は、建物より早く・身軽に持てて、使い道を変えやすいのが魅力です。成功のかぎは、置く土地の条件(規約・道・インフラ)と、留守のあいだの管理の段取りを先に決めておくことです。
YADOKARIでは、別荘の土地の確認から、プラン、運搬・設置までご相談いただけます。まずは横浜・星川の展示場で、実物の広さを確かめてみてください(平日 月〜金曜日 10:00〜18:00・予約制・無料)。