
一般的な家に比べて費用が抑えられることがタイニーハウスのメリットですが、タイニーハウスを建てるとしたら、いったいどれくらいのお金がかかるのでしょうか?
タイニーハウスの建築にかかる費用はおよそ以下のとおり。
・タイニーハウス本体代
・車検取得費用
・牽引設置費用
・土地整地費用
・給排水接続費用
・給湯器設置費用
・電気接続費用
ここにタイニーハウスを設置する「土地代」が加わります。
例として、「YADOKARI.net 」を運営するYADOKARIが販売していたタイニーハウス「INSPIRATION FIX窓/大開口モデル」の場合は、土地代を除き「約590万円」。その内約は以下の通りです。
・本体価格:590万円
・車検取得費用:20万円〜
・牽引設置費用:
運搬費用:10万円~50万円(距離や条件により変動します)
設置費用:5万円~10万円
・土地整地費用:15万〜
・給排水接続費用:40万〜
・給湯器設置費用:給湯システムによる
・電気接続費用:10万〜
計:690万円~
設置する場所によってインフラの工事費は上下しますし、本州から離れた島などは輸送費が大幅にかかります。
ある程度、断熱やインフラを備えた「住める」仕様のタイニーハウスは、本体と基礎・インフラ工事などで400〜800万円+土地代が目安です。
価格は、インフラや設備をどの程度設置し、どれくらい材料やデザインにこだわるか、どのような土地を購入するかで変わってきます。施工費用をさらに下げたい場合は、セルフビルドを選ぶのも一つの手かもしれません。
いったいおいくら?タイプ別の本体価格
先ほど、YADOKARIのタイニーハウス「INSPIRATION」の費用をご紹介しましたが、他のモデルでは、どれくらいの値段なのでしょうか?ここでYADOKARIオリジナルトレーラーハウスのほかのモデルの本体価格をトレーラーハウスのサイズやタイプ別にご紹介します。
サイズ別の参考価格は?

トレーラーハウスの価格はサイズによって異なります。それぞれの特徴や用途をご紹介します。設計や用途の変更がしやすく、使用する環境や目的に応じて最適なモデルを選択することが重要です。また、日本国内における各種法規制の確認や、工事に関する事前準備も必要になります。
①750kg以下モデル
このモデルはコンパクトなサイズで、取り回しがしやすく、普通車でも牽引可能な点が特徴です。小規模な事務所や移動式店舗としての使用に適しており、特に個人利用や小型店舗向けに最適な設計となっています。製作コストを抑えながらも、必要な設備を備えることで、安心して活用できます。
サイズ:全長約3m 幅1.8m
重量:750kg以下(牽引免許不要)
価格目安:290万円~
▼YADOKARIの750kg以下モデルはこちら
ROADIE mini フラットタイプ 商品ページ
②20ftモデル
事務所や小規模な宿泊施設としても活用可能なモデルです。広めの室内空間を持ち、シンプルなデザインながら多目的に対応できます。事務所としての使用も多く、ライフラインの確保や関連設備の設置も比較的容易です。また、車両登録や各種申請が必要な場合もあるため、事前の相談をおすすめします。
サイズ:全長約6m 幅2.5m
価格目安:590万円~
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス20ftモデルはこちら
Tinys INSPIRATION FIX窓/大開口モデル 商品ページ
③24ftモデル
ファミリー向けや大人数での使用を想定したモデルで、広々とした室内空間と自然環境に馴染むデザイン性を兼ね備えています。YADOKARIのトレーラーハウスには、キッチンもついているので、ミニマルで快適な空間を大切な人と共に楽しみたい方にオススメです。
事前に設置場所の状態を確認し、ライフラインの接続を適切に行うことでより安心した使用が可能になります。また、別荘としての使用にも適しており、維持管理の方法を考慮することが重要です。
サイズ:全長約7.2m 幅2.5m
価格目安:750万円~990万円
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス24ftモデルはこちら
ROADIE 商品ページ
MIGRA 商品ページ
④30ftモデル
大規模な宿泊施設や商業スペースとしての使用に最適なモデルです。広々とした室内空間を確保できるだけでなく、内装のカスタマイズ性も高いため、希望に応じた設計変更が可能です。高級感のある仕上がりや設備の充実度が魅力であり、商業利用を考えている方にも適しています。また、工事に関するコストを把握し、車両登録や関連手続きについても確認しておくことが必要です。ガス・水道の配管や階段の設置など、状態に応じた設備を整えることで、快適な使用が実現できます。
サイズ:全長約9m
価格目安:490万円~750万円以上
▼YADOKARIのオリジナルトレーラーハウス30ftモデルはこちら
Tinys INSPIRATION 30ftロングモデル 商品ページ

タイプ別の参考価格は?

トレーラーハウスは設備仕様によって価格が大きく変動します。それぞれの用途や希望に応じた最適な選択をすることが重要です。ここでは、新車の価格目安をタイプ別にご紹介します。ライフラインの整備や事務所としての使用など、様々な目的に対応できるよう、設計や設備の変更が可能です。
※ここでは中古ではなく新車の価格目安をご紹介しています。
②水回りなしタイプ
価格目安:520万円~
特徴:トイレ・シャワー・キッチンが付いていないシンプルなタイプです。事務所や小規模な休憩スペース、仮設ハウスとしての使用が可能で、短期的な利用にも適しています。車両登録や事前の申請が不要な場合もあるため、導入の手間を減らすことができます。
③シャワー・トイレ付きタイプ
価格目安:590万円~
特徴:宿泊や長期利用に適した設備を備えたタイプで、快適性が大幅に向上します。別荘としての使用や、長期間の居住にも対応できるよう、キッチンや給湯器の設置が可能です。
▼シャワー・トイレ付きタイプの詳細はこちら
【コラム】シャワー・トイレ付きのトレーラーハウスの価格はどれくらい?間取りや実際の商品を紹介
④二段ベッドタイプ
価格目安:630万円~
特徴:ロフトを備え、空間を有効活用できるタイプです。宿泊施設や大人数での使用を考えている方に最適で、室内の設計次第でさらに広々とした居住空間を確保できます。日本国内でも、キャンプ場や観光地の宿泊施設として導入されるケースが増えています。
YADOKARIのオリジナルトレーラーハウスは、用途に合わせて設備をカスタマイズすることが可能です。事前の相談を通じて、最適なプランを選ぶことができます。
費用を抑えてミニマムな暮らしを、中古トレーラーハウスという選択肢
中古トレーラーハウスは、初期費用を抑えつつ自由度の高い暮らしを実現する選択肢として注目されています。中には、できたばかりのきれいなものが市場に出回ることも。一方で、中古トレーラーハウスの価格は、年式や設備、状態によって大きく変動するので、中古市場では、それぞれの要因を慎重に比較しながら選ぶことが重要です。
▶【コラム】中古トレーラーハウスの価格相場と選び方—メリット・デメリットを徹底解説
自作も可能、費用を抑えるセルフビルド
費用を安く抑えるためにおすすめの方法は、タイニーハウスのセルフビルドキットを購入して自分で建ててしまうことです。
自分で建てる場合は、基礎工事費や設置費用がかからないので、その分費用を抑えることができます。
また、セルフビルドができるようにキット納品可能なメーカーも中にはありますので、気になる小屋を見つけたら問合せてみましょう。
たとえば、北欧フィンランドでは、廃材からタイニーハウスを組み立て材料費や工具などの費用を含め100万円で収めてしまったツワモノもいるそうです。
ほかにも、タイニーハウス発祥の地、アメリカで当時12歳だった女の子が家族に助けられながらタイニーハウスを作った事例もありますので、自作は十分可能です。
購入から自作まで様々な選択肢があるタイニーハウスですが、いずれも価格は控えめで求めやすいことが特長。
家にかかるお金が減れば、暮らし方も働き方にも変化が生まれるはず。浮いた費用で、あなたは何をしますか?
トレーラーハウスに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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【WHAT IS TINY トレーラーハウスを買う前に、読んでおきたい記事一覧】
◎トレーラーハウスとは?種類や価格、使用用途、メリット・デメリットなど
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◎タイニーハウスと土地選びの基礎知識:失敗しないためのポイント
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◎トレーラーハウスの価格はどれくらい?大きさや仕様ごとの価格の目安を徹底解説
◎トレーラーハウスで宿泊施設を開業するメリット・デメリットとは?法律上の注意点も交えてご紹介!
◎トレーラーハウスで飲食店を開業するメリットは?キッチンカーとの比較も踏まえてご紹介
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トレーラーハウス購入を検討中の方へ—後悔しないために知っておきたいデメリット
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◎トレーラーハウスで理想の老後を!費用・生活の疑問を解決する完全ガイド【YouTube情報も】
◎【後悔しない!キャンピングカーとトレーラーハウス徹底比較】費用・人気タイプ・中古車選びの決定版ガイド
◎【徹底解説】小型トレーラーハウスの魅力とは?価格や販売店舗、メリット・デメリットを徹底分析
第二次世界大戦前、チェコ共和国とオーストリアの国境地帯に建てられたコンクリートバンカー。国防のために作られたこの要塞群は一度も使われることなく、今も数千棟がチェコとスロバキアの景観に残っている。このバンカーに新しい命を吹き込むプロジェクトが「シェルター」だ。歴史的な建築物に新しい価値を付加し、未来へ繋げる試みになっている。
垂直的なデザインがもたらす、他にない存在感
このタイニーハウスの一番の特徴は、縦に伸びた垂直的なデザイン。この独特な形状は周囲の自然と調和しながらも視覚的な存在感を放っている。また、東側にはオーストリア国境を望む大きな窓があり、もう一方には近隣の村の教会を見渡せる窓が。この配置が、訪れる人にこの地の歴史や文化を強く感じさせてくれる。
軽量で柔軟な構造
建物は軽量で取り外しが可能な設計になっていて、バンカーそのものへの影響を最小限に抑えている。この柔軟な構造のおかげで、必要に応じて簡単に撤去や再利用ができる。一度建設されたシェルターを200km離れた現地に移設し、再度組み立てたというエピソードは、この設計の利便性をよく示している。
コミュニティが支えた建設プロセス
このプロジェクトは、家族や友人、建築を学ぶ学生たちの協力で完成した。寄付や助成金に頼らず、簡単な道具を使った手作業で進められた建設プロセスが、誰でもタイニーハウスを作ることができるという新たな可能性を示している。このプロジェクトに参加した人たちと楽しみながら小さな憩いの場をつくるというこの共同作業が、この建物の価値をさらに高めているとも考えられるだろう。
小さな空間で広がる可能性
12平方メートルという限られた面積の中で、内部空間には多くの工夫がされている。天窓を追加することで自然光を多く取り込み、開放感を生み出している。このシンプルな空間は、訪れた人にリラックスする時間と新しい視点を提供してくれる。
歴史と未来、そして人をも繋ぐ象徴に
このタイニーハウスは、歴史的な遺産であるバンカーに新しい価値を与え、地域の文化や自然環境とも調和している。その象徴的なデザインと持続可能な建築の理念は、過去を尊重しながら未来への希望を示している。この小さな空間は、タイニーハウスの可能性を広げるだけでなく、地域に新しい魅力をもたらす存在だ。
via: archdaily.com
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【WHAT IS TINY トレーラーハウスを買う前に、読んでおきたい記事一覧】
◎小さくてかな暮らしのベース、タイニーハウスとは?
◎タイニーハウス・トレーラーハウス、トイレやお風呂はどうするの?必要な設備について
◎タイニーハウスを建てる「土地」、買う前に知っておきたい2つのキーワード
◎トレーラーハウスの価格はどれくらい?大きさや仕様ごとの価格の目安を徹底解説
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フランスのコタンタン地方、バイキング※の歴史を感じさせるこの地に、1950年代に建てられた漁師小屋が新たな姿で甦った。海辺の岩の上に佇むこの小屋は、FREAKS Architectureの手によってタイニーハウスとして再構築され、限られたスペースを最大限に活用した魅力的な住空間となっている。
※主に8世紀から11世紀にかけて北欧(スカンジナビア)からヨーロッパ各地、さらにはアジアや北アメリカまで広範囲にわたって活動していた海賊や冒険者。現在のノルウェー、スウェーデン、デンマークなどに住んでいた人々で、船を使った移動と戦闘、交易を得意としていた。
伝統的な構造とモダンデザインの調和
この小屋は、著名な思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソローがウォールデン湖畔で建てた丸太小屋と同じ寸法で、わずか12平方メートル。厳しいフランスの沿岸建築規制により、小屋のサイズや形状は変更できなかったが、新たな屋根材と外壁断熱材が採用され、外観は洗練されたシャンパンカラーの亜鉛メッキ金属で覆われた。これにより、小屋は海辺の自然と美しく調和する現代的な装いを纏っている。
開放感を生むスライディングウィンドウ
新たに設置された2つの大きなスライディングウィンドウは、このタイニーハウスの象徴とも言える存在だ。窓を開けると、目の前に広がる海の水平線が視界いっぱいに飛び込み、室内外の境界が溶け合う。自然光がたっぷりと差し込み、12平方メートルという限られた空間に驚くほどの開放感を与えている。
ミニマリズムと快適性の両立
内部空間はシンプルで機能的な設計が特徴。黄色い目地の白いタイルで囲まれたコア部分にはトイレとガラス張りのシャワーが収まり、ロフトスペースにはダブルベッドが配置されている。リビングエリアには、アイスランドの建築家ヴァルディマル・ハダーソンによる折りたたみ式の「Soley」椅子が用いられ、8人用のテーブルとソファが備わる。キッチンはリビングと一体化しており、住む人同士の交流を促す設計が施されている。
自然とのつながりを重視し、豊かに暮らす
小屋には幅半メートルの屋外テラスがあり、そこからピンクグラニットの壮大な海岸風景を楽しむことができる。周囲の文化や自然環境に配慮したこの設計は、タイニーハウスが持つ「小さくても豊かに暮らす」という理念を体現している。
このタイニーハウスは、漁師小屋の歴史を継承しながら、現代的な快適性と自然への調和を見事に実現した住まいだ。限られたスペースに広がる無限の可能性が、訪れる人々を魅了し続けている。
via:
archdaily.com
dwell.com
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◎小さくてかな暮らしのベース、タイニーハウスとは?
◎【タイニーハウス】マイクロハウスやトレーラーハウスなど、日本で買える小さな家の種類とは?
◎数百万円から買える家、タイニーハウスの価格とは?
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株式会社Staple代表取締役の岡雄大さんをお迎えし、YADOKARI共同代表のさわだいっせいが生き方のコアに迫る対談。後編では、広島・瀬戸田でのご近所づくりや、その手法とこだわり、岡さんが描く未来の暮らしと幸せな人生の終え方などについて語り合う。
前編はこちら>>

この日の対談は、Stapleが手がけた施設「SOIL Nihonbashi」で行った。築38年のオフィスビルを一棟リノベーションし、都市とローカルで活動する人の拠点として2021年12月に開業。1階部分は、地域の子ども達が駆け回る、緑豊かな児童公園に隣接したカフェベーカリー、2階以上は公園ビューのコーポラティブオフィスからなる。
岡 雄大(おかゆうた)| 株式会社Staple代表取締役(写真右)
岡山生まれ、米コネチカットと東京育ち。世界や日本各地の多様な文化に魅了され、旅を仕事にすることを志す。早稲田大学政治経済学部卒業後、スターウッドキャピタルグループを経てシンガポールで独立、ホテルブランドへの投資戦略や経営企画を手がける。2019年からはStapleを本格稼働、K5やSOIL Setoda、SOIL Nihonbashi等のプロデュースやマネジメントを行う。広島・瀬戸田と東京・日本橋を拠点に「都市一極集中に依存しない社会」を目指し、場やまちの企画・開発・運営に情熱を燃やしている。
さわだいっせい|YADOKARI 代表取締役 / Co-founder(写真左)
兵庫県姫路市出身。10代でミュージシャンを目指して上京し、破壊と再生を繰り返しながら前進してきたアーティストであり経営者。IT企業でのデザイナー時代に上杉勢太と出会い、2013年、YADOKARIを共同創業。YADOKARI文化圏のカルチャー醸成の責任者として、新しい世界を創るべくメンバーや関係者へ愛と磁場を発し続ける。自身の進化がYADOKARIの進化に直結するため、メンターとなる人に会うことを惜しまない。逗子の海近のスモールハウスをYADOKARIで設計し居住中。

岡さんとアマンリゾーツ創始者エイドリアン・ゼッカ氏が協働して瀬戸田に誕生させた旅館「Azumi Setoda」。元豪商の屋敷を生まれ変わらせた。
(Photo : Tomohiro Sakashita)
地域の日常の美しさと、一緒に生きていけそうな感覚を大事に
さわだ: 瀬戸田のプロジェクトは、なぜやることになったんですか? リスクもあるチャレンジだったのではないかと思いますが。
岡雄大さん(以下敬称略): 自分のルーツの瀬戸内で何かやりたいという気持ちが元々ありつつ、きっかけを探していた時に、金融時代にお世話になった方が瀬戸内全体の地方創生ファンドを始められて、「一緒に瀬戸内を盛り上げよう」と声をかけていただいたんです。その方と車で瀬戸内一帯を走りながら、絶景の無人島とか、神様がいたとされる島とか、いろんな場所を見せていただいた中で、最後に「ここはシャッター商店街だから可能性は薄いと思うけど…」と案内されたのが瀬戸田の古いお屋敷でした。
瀬戸田は、瀬戸内海を尾道から今治へと渡る「しまなみ海道」と、呉から安芸灘を東西へ横切る「とびしま海道」がクロスする辺りにあります。僕の事業モデルは、「自分にお金があるからホテルを始めよう」ではなくて、そこに良いホテルをつくることで、その地域自体が素敵な場所になっていくという提案をして、自分が旗振り役となって投資してもらう形。だからこそ「なぜ自分がやるのか?」に立ち返ると、アマンリゾーツでエイドリアン・ゼッカさんがやってきたように、まだ見ぬ地域を掘り起こし、周囲の人々と一緒に地域を豊かにしていくのがミッションなんです。その地域で親子三代に渡って家業を営んでいたりすることが「美しい」し、その人たちが生きてきたライフスタイルがホテルに憑依している、みたいな感覚を大事にしたい。
ちょうど僕が内覧を終えて屋敷から出てきた時に、商店街を、ママチャリのカゴにボロボロになった『月刊 将棋』みたいな雑誌を入れて竹刀を差したおじいちゃんが、鼻歌を歌いながら通ったんです。そしてまた別のおばあちゃんに「何してるの?」と話しかけられ、新しく会社を始めてここにホテルをつくろうと思ってると言ったら、「いいね!どんどんやりなさい」と言われた。そのお屋敷は海沿いでもないし、絶景が広がっているわけでもないから、一般的にはここでホテルをやりたいという人はいないのかもしれません。でも僕は、「むしろここだ」と思いました。

写真提供:Staple
岡: そのおじいちゃんやおばあちゃんの姿が、見ようによっては、僕がトスカーナでマンマが庭に洗濯物を干しているのを見た時に感じたのと同じくらい胸を打つ、価値ある情景になり得るんじゃないかと思ったんです。そのおばあちゃんの「いいね!」の一言にも力をもらいました。外から来た僕に、やめときな、ここは何もないよと言うんじゃなくて、根底にウェルカムな気持ちが流れているのを感じて。それから何度か通っているうちに、商店街は廃れていっているかもしれないけど、地元の人たちは希望にあふれているし、新しいものも受け入れてくれると分かり、瀬戸田は面白いなと。決め手はそんな所です。
あのママチャリのおじいちゃんとおばあちゃんは、いつ行っても会うんですよ、ロールプレイングゲームのキャラクターみたいに(笑)。「徒歩で生きてる」から毎回いるんですよね。家を出たら商店街があって、そこでずっと生きていけるということの証拠。そういう「有機性」や「偶発性」が生まれやすいのも徒歩圏内だし、昔から交易の要のまちだったから、外から入ってくるものを迎え入れてくれる風土がある。この地域の人たちと一緒に生きていけそうな感覚とか、徒歩で見える範囲で生活が完結しているかどうかは非常に大事にしているポイントで、そういうまちは1つ店ができるだけで生活やまち全体の空気が目に見えて変わったりする。今後、違う場所でプロジェクトを行っていく際にも、こうしたことは意識し続けていきたいですね。

「いかに良いホテルをつくるか」から「いかに地域に愛されるか」へ
さわだ: 瀬戸田では、地域の人とのディスカッションに2年以上時間をかけたと聞きました。
岡: 約3年ですね。瀬戸田のプロジェクトに投資を集める必要もあった中で、当初は僕らに近しい限定的な人にだけ想いを伝えていたんですが、地域の人たちともっと仲良くなりたかったし、尾道市の人や、投資会社の人たちにも知ってもらう機会を増やしたいと。僕らの動機はピュアだし、間違ったことをやろうとはしていない自信はあったので、このプロジェクトに対して良い声ばかりが聞こえていたわけではないからこそ、もっとコミュニケーションを取って仲良くなって、伝えたいという気持ちがありました。
ワークショップを始めた当初は10人ほどしか集まらなかったのが、最終的な発表会には200人くらい来てくれるまでになりました。皆でまちのスローガンを考えようとか、「Azumi Setoda」でこんなことをしたいがどう思う?みたいなことを、飲みながら皆で考えるとても良い機会になり、その結果、大浴場をホテルの中ではなく公衆浴場として外につくって地域の人も使えるようにしたり、バーも「Azumi」の斜め向かいにある地元の方がやっているバーに送客することにしたり。ワークショップがあったおかげで、僕らも「良いホテルをつくらなきゃ」という視座から、「まちの人にいかに愛してもらえるか、一緒にどう関係を築いていけるか」という視座に次第に変わっていき、結果、どんどん良い企画になっていったという感覚があります。

人生にB面やC面のローカルがあることの豊かさ
さわだ: そのワークショップが地域との信頼関係やプロジェクトの下地となって、「Azumi」から「SOIL Setoda」など、あのエリア一帯のまちづくりにもつながっていったんですね。
岡: そうですね。「SOIL Setoda」は僕らの自社事業でやっているホテルです。最初5部屋で始めたんですが、まちの人たちと地域のお祭りや行事などを一緒にやって年々仲良くなる過程で、空き物件や売りたい物件の話を地域の人からもらえるようになり、今では15部屋まで拡大できました。周囲にコワーキング施設やショップなどもつくることができています。一つの施設が回るようになったら、次の物件を紹介してもらって…というように徐々に拡大しているので、リスクは次第に低くなってきています。
さわだ: 瀬戸田のプロジェクトが成長していくいちばんのキーポイントは、何だと思われますか?
岡: 新卒でStapleに入り、今は取締役の小林亮大くんの移住ですね。彼は新卒で入社すると同時に瀬戸田との関係が始まって、地域でのワークショップの初回に「この島はこのまま行くとみかんとレモン畑の継ぎ手はいなくなり、人口も半分になって社会インフラが維持できなくなり、まちは無くなります」という皆が凍りつくようなプレゼンをしたんだけど、キャラクターが良いから地元の人たちにも可愛がってもらえて。
彼は東京生まれ東京育ちで、シンガポールに住んでいた期間もあり、「地元がない」みたいな感覚は僕と似ています。そんな彼が自分の初めての地元感を瀬戸田に感じ始めて、「引越しをしたいかもしれないです」と言い出した。瀬戸田のプロジェクトの全体構想が最初から戦略的に整っていたわけではないので、会社側から移住を求めることはできない中で、自分から申し出てくれたんです。
月一でワークショップに1年通うのと、その地に2週間住んで得られる情報量や関係性は全然違って、断然後者の方が多いし深い。23歳の未来ある若者が瀬戸田に引越し、地域の人からも信頼され、今では映画祭やマラソン大会など新しい企画もどんどん生み出していて、彼がやってくれたことがStapleの文化もつくっている。人との接し方などの根底の文化をつくったのは僕かもしれないけど、会社と地域の関係性のあるべき形みたいなものをつくったのは、完全に小林くんだと思いますね。彼の背中を見て、その1年後に入社した新卒の子は函館に引越して頑張ってますし、山口の長門に引越した子も同じです。だから小林くんの瀬戸田移住は、大きな転機だったと思います。
もう一つのターニングポイントはコロナですね。経営には苦しみましたが、コロナの強制力が働いたからこそ皆の目が自国に向いた。次の長期休暇はどこの国に行こうかな、じゃなくて、どの地域に行ってみようかなという思考になったし、日本にもこんなに面白い場所があるんだということや、自分の人生のA面は都心でも、B面やC面のローカルが日本のどこかにあることの豊かさに、皆が気づくことができたのかもしれないです。

「熱伝導性を高める」チームづくりが生み出すもの
さわだ: 僕も瀬戸田のホテルに泊まらせていただいたことがありますし、横須賀の秋谷にある「Soil work in Akiya Village」の会員でもあるんですが、空間がすごく素敵ですよね。岡さん自身、設計やデザインへのこだわりって何かあるんですか?
岡: 僕自身もデザインへの愛は深く、会社の文化としてもデザインは大事にしていることですが、「熱伝導性を高める」というのが僕の経営テーマなんです。「熱源」と「熱伝導性」という言葉が、うちの社内会議では頻出します。プロジェクトの中にはプランを描く人、設計する人、タスクマネジメントをする人などいろんな機能を持ったメンバーがいますが、「熱源」はどの機能でもいいんです。「このプロジェクトは、この人の熱で持っている」みたいな熱源の存在がまず重要。それを社内で発掘することと、その熱源が、どんなデザイナーさんや設計士さんと組めば自分の熱が増幅されて次につながっていく感覚になれるか、というのが極めて重要なポイントだと思います。
だからデザイナーさんを検討する時も、その人の作品集を眺めながら…ではなく、「どう? 一緒に飲んだら楽しそう?」とか、そういう質問が飛ぶんですよ。熱を増幅させてくれる人がいて、その熱が最後、お客さんにコーヒーを差し出す人までつながっていくということを、僕らはとても大事にしています。
それは「K5」で組んだスウェーデンの三人組のデザイナー「CLAESSON KOIVISTO RUNE(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ/CKR)」の影響が大きいかもしれません。「より良いものにしたい、完璧にしたい」と、オープン間際まで植栽や照明の角度など細部まで調整し続けてくれて、僕らが「もういいよ」と言うまでやめない。そんな彼らを見て、僕らは感動して泣いちゃって。そもそも僕らは事業者だから愛情を持って取り組んでいるけれど、そこにデザイナーのような「風の人」がもたらしてくれる増幅力を見せつけられました。それ以来、こういう化学反応を毎回起こしたいと思いながらやっています。
さわだ: なるほど。今のお話を聞いて、YADOKARIや僕自身を振り返り、何か湧き上がるものがありました。ありがとうございます。

インターローカルな未来へ向け、ライフスタイルごと創造する
さわだ: 今後は各地に拠点を増やしていく感じですか?
岡: そうですね、今、創業して6年目ですが、最初の5年は日本橋と瀬戸田に集中してやってきたので、次は函館や山口など、じわじわ増やしていきたいです。まずは10〜20拠点を想定していますが、100拠点とかの大きな規模にするつもりはありません。これまでの5年で、ホテルをつくることで、そこに従事する人や訪問者、ひいてはその地域に住む人が増えるのがやっぱり面白くて。今後もホテルをつくりに行くことは変わりませんが、つくったホテルの圏内の生活がより豊かになるように新しいものを産み出すことが、僕らのアイデンティティだと思っています。
今後、新たにつくっていきたいと考えているのが、YADOKARIさんにも共通する事業モデルかもしれませんが、共同所有型の住宅兼ホテルみたいなものですね。ホテルや飲食店は「風」や「水」で、流れてくる人たちがその地域に来て盛り上がる景色をつくってはくれるのですが、地域づくりをしていく中で、やはり通い続ける人・定着する人と、訪問者とのバランスが大事だと気づいてきました。その点で住宅という存在は定着をもたらしてくれる。僕らの強みは拠点にコミュニティがあって人がいることだから、住宅を販売するにあたっても面倒を見れるし、「Soil work」が充実していくと、普段は空き家だけど、一年のうち一定の期間は地域に来て、その家に滞在して仕事をするという人が増えていくかもしれない。
「インターナショナルの時代が終わって、これからはインターローカルな時代」と言われますが、やはり地域間のつながりの方が、国家間のそれより手触りやリアリティがある。地域同士で仲良くなって、刺激し合って、別にどこかに骨を埋める必要もないから違う地域に行ってみてもいい。そういう選び方ができる、ライフスタイルごとつくりに行くようなことを、次のステップとしてやりたいです。
さわだ: いろんなものを取っ払って、仲間になりたい人が横でつながって、コミュニティや自治区になっていけばいいし、そういう場所でちゃんと暮らしていける形をつくれたら、世界はもっと心地よく楽しい場所になると僕も思います。StapleさんとYADOKARIが何か一緒にできたら面白いですね。
岡: 本当に。僕らの地域にYADOKARIさんが来てくれたりすると、すごく良い効果がお互いに生まれるんじゃないかと僕も思ってます。

「旅と蛇行」。幸せな人生の終え方
さわだ: 最後に伺いたいのですが、岡さんは人生を終える時に、どんなふうになっていたら幸せですか?
岡: 一つは、ゼッカさんみたいに、何歳になっても死ぬ間際まで仲間と未来の話ができていること。これはどう考えても、僕にとって幸せのための栄養素です。それと、やはり旅を続けていること。
さわだ: すごく共感します。いろんな所を旅して、人生を豊かにしてくれるいろんな仲間と出会って、死ぬまで何か楽しいことを一緒にやっていたい。それは自分の人生でしかつくり得なかった景色ですもんね。
岡さんの人生にキャッチコピーをつけるとしたら?
岡: 「旅と蛇行」ですかね(笑)。会社も人生も、もっとシンプルにゴールを決めて突き進む努力をしたんですが、僕には向いていなかった。僕はもっといろんな経験をしたいし、いろんな人と出会って、いろんな“役の立ち方”をしてみたい。旅って、蛇行する余白がある行為だと思うんです。僕はそれが好きだし、こんな感じのペースで、人生をかけてそれをやっていくんだろうと思います。
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編集後記
「風を起こし、土を育て、豊かな風土を未来につなぎなおす。」
岡さん率いるStapleが、自分たちのアイデンティティを確信した今、新たに定め直した企業パーパスだ。
世界がいつまでも旅をしたくなる場所であり続けるように。岡さんは蛇行しながら、行く先々でいろんな人や地域の思いを掬い上げ、温かいつながりを丁寧に醸成し、次の世代へとその豊かさを手渡していく。蛇行するからこそ、多様な糸で世界を編んでいくことができる。
Stapleの躍進と共に編み上げられた、多彩なローカルがつながり合う未来はきっと、想像を超えた美しさであるに違いない。

近年、小規模飲食店の新しい形態として「トレーラーハウス」が注目を集めています。特に、固定された建築物と比較して費用を抑えながら運営できる点が大きなメリット。移動可能で用途の自由度が高いことから、カフェやレストラン、スイーツショップなどの店舗として活用されるケースが増えています!本記事では、トレーラーハウスを活用した飲食店開業のメリット・デメリット、キッチンカーとの違い、法律面での注意点について詳しく解説します。

トレーラーハウスで飲食店を開業するメリット
トレーラーハウスで飲食店を開業するにあたってのメリットについてご説明いたします!
◉初期費用の低さ
固定店舗を建設する場合に比べ、トレーラーハウスは費用を抑えられるため、特に予算を重視する方におすすめです。既存のものを選んだり、中古のトレーラーハウスを購入し内装をカスタマイズすることで、さらに安く店舗を開業することができます。
◉設置場所の柔軟性
トレーラーハウスは建築物とみなされないケースが多いため、市街化調整区域などでも使用できる可能性があります。さらに、イベント会場や観光地、繁華街など、需要のある場所に移動しながら営業できる点が魅力です。
(移動する際は移動先で新たに営業許可を取得する必要がある場合があるため、事前の確認が必須となります。)
◉店舗の個性を演出できる
デザインの自由度が高いため、ブランドイメージに合った外装や内装を設計できます。ウッドデッキを設置したテラス付きのカフェや、北欧風のモダンなインテリアなど、オリジナリティのある空間を作り出せます。
◉法規制の一部適用外
トレーラーハウスは自動車扱いとなる場合が多く、建築基準法の適用を受けないことが多いです。そのため、通常の建築物に比べて設置や営業の手続きが簡略化され、スムーズに開業できるケースが多いです。(用途や地域によって異なるため、自治体への確認が必要です。)
◉環境への配慮
固定店舗とは異なり、基礎工事を必要としないため、地面への負荷を最小限に抑えられます。さらに、電力の自給自足が可能なソーラーパネルを導入すれば、より持続可能なビジネスモデルとしての運営も実現できます。

トレーラーハウスの飲食店店舗としての注意したい点
トレーラーハウスを活用した飲食店の開業には、さまざまなメリットがありますが、同時に考慮すべき注意点も存在します。特に、スペースの使い方や法律の遵守については事前の確認が必要です。ここでは、トレーラーハウスで飲食店を運営する際に留意すべきポイントを紹介します。
◉限られたスペースの活用
トレーラーハウスは一般的な建築物と比較してコンパクトな設計となっており、厨房や客席の配置に制約が生じる可能性があります。そのため、効率的な内装設計や設備の選定が求められます。特に、大人数を収容する飲食店を計画する場合は、ウッドデッキなどの屋外スペースを活用し、快適な客席エリアを確保する工夫が必要です。さらに、カスタマイズによって収納スペースを確保し、スタッフの動線を最適化することで、スムーズな店舗運営を実現できます。
◉法律の遵守が必要
トレーラーハウスで飲食店を営業する場合でも、固定店舗と同様に保健所の許可が必要です。設備や衛生管理に関する基準を満たし、食品衛生責任者の資格を取得することが求められます。また、消防法に基づき、火災報知器や消火設備の設置が義務付けられる場合があるため、事前に管轄の保健所と相談し、適切な対応を取ることが重要です。

トレーラーハウスとキッチンカーは何が違う?2つの比較
トレーラーハウスは半固定型店舗として、キッチンカーよりも広いスペースを確保でき、長期間の運営が行えるのが魅力のひとつ。
一方で、営業や企画の開催が短期的である場合や、こまめな移動を行いたい場合など、期間や用途によってはキッチンカーの方が適しているケースも。
両方の特長を比較しながら、皆さまの理想を叶えられる理想の選択肢をご検討ください。

法律上の注意点
トレーラーハウスの活用を始める前に、法律や規制について正しく理解することが重要です。ここでは、設置や運用に際して注意すべき主なポイントを解説します。
◉保健所の許可
飲食店としてトレーラーハウスを利用する場合、保健所の許可を取得する必要があります。内部構造が衛生基準を満たしていることが求められ、給排水設備や冷蔵設備の設置は必須です。また、調理場の換気や床の防水加工なども基準に沿った形で設計する必要があります。特に、食品を扱う店舗では、手洗い場やゴミ処理設備の確保が求められます。
◉消防法の適用
ガス設備や厨房器具を使用する場合、消防法に基づく安全対策が必要です。消火器の設置や避難経路の確保が求められ、トレーラーハウスの内部および外部に適切な防火設備を備えることが必須となります。特に、燃料を使用する機器を導入する場合は、防炎素材の使用や火気管理についても慎重に検討する必要があります。
◉土地利用に関する制約
トレーラーハウスを設置する土地が商業地域や観光地域であっても、土地所有者や地元自治体との事前協議が求められます。市街化調整区域や農地では、設置が制限されることもあるため、土地の用途制限や法律を事前に確認することが不可欠です。また、土地の地面状態や道路へのアクセスも考慮し、適切な設置場所を選ぶことが必要です。
主な活用事例

◉カフェ店舗としての利用
トレーラーハウスをおしゃれなカフェとして改装し、観光地や公園内で運営する事例が増えています。特に、ウッドデッキを併設することで、広々とした快適な空間を演出し、集客力を高める要素となっています。また、カスタマイズの自由度が高いため、オリジナルのデザインで差別化が可能です。

◉ベーカリーやスイーツショップ
小規模なパン屋やスイーツ店の店舗としても利用されるケースが多く、トレーラーハウス特有の個性的なデザインが人気を集めています。内装や外装のカスタマイズにより、SNS映えする店舗作りができる点もメリットです。特に、新しいビジネスの立ち上げ時に初期費用を抑えたい方にはおすすめであり、設備のメンテナンスもしやすい仕様が選ばれています。

◉キッチンスペースの拡張
イベント会場やフードフェスでの専用キッチンとして使用されるケースも増えています。通常の屋台やキッチンカーと比較すると、広いスペースを確保できるため、本格的な調理が可能です。食品衛生基準を満たした設備を整えれば、衛生的な環境で営業することができます。

◉マルチ店舗運営
複数のトレーラーハウスを使用し、カフェ・雑貨店・休憩スペースを一体化した複合施設を運営する事例もあります。移動が可能なため、季節やイベントに応じて運搬しながら展開できるのが強みです。また、比較的安く設置できるため、テストマーケティングにも適しています。個人での運営はもちろん、業者による商業施設としての導入も進んでいます。
これまでの活用事例 -ROADIE mini | 「旅する日本酒店」
これまでにYADOKARIのトレーラーハウスを活用して、飲食店を運営された事例をご紹介いたします!

JR東日本スタートアップ株式会社様とJR東日本スタートアッププログラム2023春の採択企業、日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」を展開する株式会社Agnavi様の共創によって実現した、一合缶の体験店舗「旅する日本酒店」。
体験店舗は5週に渡り、JR武蔵小金井駅高架下と、JR武蔵境駅nonowa Terraceの2箇所での出店が行われました。
食にまつわるイベントが多く実施され多くの人が賑わうJR中央線沿い、2駅でのイベントの実施。「遊休地である高架下をうまく活用して人が集まる空間を作りたい。キッチンカーほどの大きな調理器具は必要がなく、その分自由に作り込むことの出来る空間があると良い。」そんな想いから、トレーラーハウスをお選びいただきました。
▶事例の詳細はこちら
ROADIE mini | 「旅する日本酒店」
まとめ
トレーラーハウスは、移動が可能で自由度の高い飲食店として活用できるため、小規模な店舗を考えている方にぴったりの選択肢です。キッチンカーとの違いを理解し、自分の希望に合った形で店舗を運営できるのが魅力です。ウッドデッキの設置や内装のカスタマイズをすることで、より雰囲気のある空間づくりも楽しめます。
ただし、導入する際には、設置場所の確保や法的な要件、車検やメンテナンスの費用など、確認すべきポイントがいくつかあります。
費用とメリットを比較しながら、最適なプランを選ぶことが大切です。設置場所や設備を考慮し、事前に準備を進めることで、安心して開業できます。もし店舗運営について疑問があれば、専門の会社へ相談し、詳しい情報を得ることをおすすめします。
ご不明点やご相談がございましたら、ぜひお気軽に弊社までお問い合わせください。
トレーラーハウスに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
YADOKARIタイニーハウス お問い合わせフォーム
参考:
parkhomes.jp
trailer-house.co.jp
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●中古トレーラーハウスの購入・売却は、『TRAILER HOUSE SECOND HAND by YADOKARI』へ
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ドイツ・ルートヴィヒスブルクの交差点に、小さいながらも存在感のあるタイニーハウス「Micro Courtyard House」が建っている。この住まいは、わずか7.3平方メートルという限られたスペースに、暮らしに必要な機能と快適さを詰め込んだ驚きの空間だ。今回は、都会での生活を考える人にとっても理想的な、このタイニーハウスをご紹介しよう。
都会の真ん中でも安心できるプライバシー
この家は交通量の多い交差点の真ん中に位置しているが、スパイラル状の入り口や巧みに遮られたデザインによって、高いプライバシーを確保している。中に入ると、外の喧騒を忘れさせるような静かな空間が広がる。都会の中心にありながらも、自分だけの時間を楽しめる場所になっているのが大きな特徴だ。
小さくても機能満載のコンパクト空間
7.3平方メートルの空間には、生活に必要な設備がすべて揃っている。壁面にはキッチン、収納、浴室が効率的に配置され、折りたたみ式のテーブルやベッドも備わっている。さらに、小さな窓から外を眺めることもでき、限られたスペースながら圧迫感を感じない設計になっている。必要なものを無駄なく詰め込んだこのシンプルなデザインは、タイニーハウスならではの魅力だ。
中庭のあるデザインでリラックス
「Micro Courtyard House」のもう一つの特長は、伝統的な中庭建築にインスパイアされたデザインだ。庭には一本の木と小さな泉が配置されており、シンプルながらも心が落ち着く空間を演出している。この泉は見た目の癒し効果だけでなく、外の騒音を和らげる役割も果たしている。夏にはガラスの引き戸を開けて室内と庭をつなげることで、開放感をより楽しむことができる。
内外のギャップが生む魅力
外観はダークな波形鉄板でクールに仕上げられている一方、内部は木材を基調とした温かみのあるデザインになっている。この内外のギャップが独特の雰囲気を生み出している。都会の喧騒の中で静けさを提供し、外界との対比が住空間の魅力をさらに引き立てている。
未来の暮らしを感じる、都会のオアシス
「Micro Courtyard House」は、都会の限られたスペースでも快適で落ち着ける暮らしが実現できることを教えてくれるタイニーハウスだ。この小さな家は、ただの住まいではなく、忙しい日常の中でふと息をつけるオアシスのような存在として、私たちの暮らしを彩ってくれるだろう。
via:
archdaily.com
behance.net
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タイニーハウスの専門企業として知られるフランスのBaluchonは、2015年から世界中の顧客のためにカスタマイズされた小さな家を手がけてきた。その最新プロジェクトが“Ala Köl”だ。この特別なタイニーハウスは、旅好きのカップル、ニーナとギヨームのために設計された。彼らの思い出の地であるキルギスの湖“アラ・クル”にちなんで名付けられ、ユニークなデザインと充実した機能性が融合した一軒だ。
現代的で個性的な建築デザイン
Ala Kölの外観は、まずブラックアルミニウムで覆われたモダンなファサードが目を引く。さらに、オフセンターの屋根が特徴的で、コンパクトでありながら洗練された佇まいを演出している。このような現代的なデザインは、タイニーハウスの概念を超え、機能性と美しさを兼ね備えた住空間の新しい可能性を示している。
旅の思い出を反映したカスタマイズ性
リビングルームに設置された木製の世界地図は、カップルが訪れた旅先を思い起こさせる特別なアイテム。旅が生活の一部である彼らのライフスタイルが、この家全体に反映されている。名前に込められた思いと合わせて、Ala Kölは“住むだけの家”ではなく、個人の物語を紡ぐ場所となっている。
フランス産ウォールナットが生む温かみと高級感
室内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがフランス産の無垢ウォールナットを使用した家具や階段だ。この高品質な木材は、キッチンユニット、テーブル、階段にも贅沢に用いられている。ウォールナットの温かみある質感と洗練された雰囲気が、コンパクトな空間に居心地の良さを与えている。
快適さを追求した充実の設備
Ala Kölは、小さなスペースながらも快適な暮らしを実現する工夫が随所に見られる。リビングルームには最大4人が座れるテーブルとソファが配置され、家族や友人と過ごすひとときにぴったりだ。キッチンには4口のガスコンロ、オーブン、冷蔵庫が揃い、料理を楽しむことができる。
バスルームには、フルサイズの鏡付きパーティションドアが採用され、空間を広く感じさせる。シャワーやドライトイレのほか、大容量のワードローブと洗濯機も完備。さらに、収納付き階段を上がるとロフトベッドと収納スペースがあり、効率的なレイアウトが特徴だ。
ニーナとギヨームの新しい暮らし
家の完成後、ニーナとギヨームはBaluchonの工房でこのタイニーハウスを受け取り、以来これを主な住居として使用している。彼らのライフスタイルに完全にフィットしたAla Kölは、タイニーハウスに興味を持つ全ての人にとって、夢を形にするインスピレーションを提供する一例だ。
Ala Kölは、ただの住まいではなく、デザイン、カスタマイズ性、快適性を兼ね備えた小さな芸術作品とも言える。タイニーハウスの魅力に触れ、あなた自身の物語を紡ぐ一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
Via:
designboom.com
apartmenttherapy.com
tinyhouse-baluchon.fr
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YADOKARIと共振共鳴し、新たな世界を共に創り出そうとしている各界の先駆者やリーダーをお迎えして、YADOKARI共同代表のさわだいっせいが生き方のコアに迫る対談シリーズ。Vol.4は、株式会社Staple代表取締役の岡雄大さんだ。前編では、日本とアメリカを行き来した岡さんの少年期と、青年期の旅が育んだアイデンティティ、そしてアマンリゾーツ創業者エイドリアン・ゼッカ氏との運命的な出会いを紐解く。

岡 雄大(おかゆうた)| 株式会社Staple代表取締役(写真右)
岡山生まれ、米コネチカットと東京育ち。世界や日本各地の多様な文化に魅了され、旅を仕事にすることを志す。早稲田大学政治経済学部卒業後、スターウッドキャピタルグループを経てシンガポールで独立、ホテルブランドへの投資戦略や経営企画を手がける。2019年からはStapleを本格稼働、K5やSOIL Setoda、SOIL Nihonbashi等のプロデュースやマネジメントを行う。広島・瀬戸田と東京・日本橋を拠点に「都市一極集中に依存しない社会」を目指し、場やまちの企画・開発・運営に情熱を燃やしている。
さわだいっせい|YADOKARI 代表取締役 / Co-founder(写真左)
兵庫県姫路市出身。10代でミュージシャンを目指して上京し、破壊と再生を繰り返しながら前進してきたアーティストであり経営者。IT企業でのデザイナー時代に上杉勢太と出会い、2013年、YADOKARIを共同創業。YADOKARI文化圏のカルチャー醸成の責任者として、新しい世界を創るべくメンバーや関係者へ愛と磁場を発し続ける。自身の進化がYADOKARIの進化に直結するため、メンターとなる人に会うことを惜しまない。逗子の海近のスモールハウスをYADOKARIで設計し居住中。

この日の対談は、Stapleが手がけた施設「SOIL Nihonbashi」で行った。築38年のオフィスビルを一棟リノベーションし、都市とローカルで活動する人の拠点として2021年12月に開業。1階部分は、地域の子ども達が駆け回る、緑豊かな児童公園に隣接したカフェベーカリー、2階以上は公園ビューのコーポラティブオフィスからなる。
日本とアメリカの間で揺さぶられたアイデンティティ
さわだ: 僕らYADOKARIもかつて「BETTARA STAND 日本橋」というプロジェクトをやっていて、日本橋は半ばホームグラウンドのようなエリアなんです。
僕は以前からStapleの社員さんや周辺に集まってくる人たちが皆、すごく良い雰囲気だなぁと憧れまじりに感じていて、それはきっと岡さんが醸し出す何かがそうさせているんじゃないかと思い、その秘密に迫るべく、今日は岡さんの人生のお話を聞かせていただきたいなと。ご出身は確か岡山?
岡雄大さん(以下敬称略): 母方の実家が岡山で、そこで生まれたんですが、その後東京で暮らし、3歳の時に家族でアメリカに引っ越しました。で、10歳の時に東京に戻ってきて、小学4年から日本の学校に。だから地元がここだと言い切れないコンプレックスもありますが、そんな中でも岡山は夏休みに毎年帰ってきていたので、自分のルーツの一つだと思えます。だからこそ瀬戸内での今の仕事にもつながっているんですけどね。
非常に中途半端な帰国子女で苦労もしました。帰国当時は英語の方が得意でしたが、東京の小学校に入ったら「なんか違う」と思われている感じが嫌で、一切英語を使うまいと。加えて僕はアメリカではNBAばかり観ていてバスケが大好きだったのに、日本ではJリーグが始まった頃で、学校の皆はサッカーに夢中。自我が出来上がる前に帰国しているから、仲間外れにされないように日本に染まろうとサッカーも始めたし、英語も絶対使わない。それで2年ほど頑張ったら英語は完全に忘れたというもったいない状態に(笑)。英語はその後少し盛り返しましたが。
アイデンティティを「揺さぶられた」という感じですね。一方でアメリカの学校は自由で、何でも好きなスポーツをやればよかった。いろんな文化圏の子がいて、日々違う国の子のお祈りやお祭りが学校でも行われていた。でも日本ではサッカーをやってないとダサいし、発音良く英語を話せばアメリカ人だってからかわれる。ひとりっ子だから兄や姉を通じて数年先の生き方の事例を見ることもなく、ひたすら日本の文化に馴染もうとしました。
さわだ: 同調圧力ってやつですよね。

岡: そんな体験があったので、小中学校は自分を出すのが怖かったですね。まずは皆の会話を聞いて、状況を見て、出る杭にならないように自分を殺して馴染むようにしてました。壮絶ないじめを受けたわけではないですが、窮屈で。あの頃の同級生から見たら「まさかあの彼が社長になるとは!」みたいな感じだと思います(笑)
さわだ: そんな境遇に対して、親に何か思わなかったですか?
岡: 家庭には安心感がありました。母は超ハッピーガールで「もっと前に出て、どんどんチャレンジすればいいじゃない!」という人だし、父は「お前が選んだ道ならきっと何をやっても正しい」と全面的に応援し続けてくれる人だった。そんな両親が、何かきっかけをもらえたらどこまでも挑戦できる土壌をつくってくれたのかなと思います。

大学時代の旅がもたらした人生の広がり
さわだ: その岡さんが社長になる道筋は、どの辺りから始まっていくんですかね?
岡: 高校から大学にかけて徐々に変わっていきましたね。高校は早稲田大学附属の一学年600人くらいいる男子校に行ったんですが、私服だし、進学のためにテストで良い点取って…というよりは、好きなことを突き詰めていいという教育方針で。目立つグループもいれば控えめなグループもいて、各々好きなことに取り組んでいるんだけど、全体としては成立していて、たまたま同じクラスで授業を受けている、みたいなテンションと多様性が安心感につながったんでしょうね。思い切りバスケもしたし、バンドもやったりして楽しい学生生活になってきました。それでもやっぱり「調和を生み出さないと」と思っていましたが。
もっと自分が変わっていってもいいのかなと思えたのは大学ですね。入学直後に、アフリカで育ったという日本人の女の子と出会い、「私はアフリカの貧困を目の当たりにして育ったから、世界平和を実現するんだ」みたいなことを滔々と語られ、自分がすごく小さく思えた。「バスケが好きなのにサッカーをせざるを得なかった」とか、いつまで言ってるんだ?って。その子だけじゃなくて、社会のことや世界のこと、自分が今まで考えたこともなかったスケールのことを語っている子がたくさんいて、すごく悔しくなりました。
どうやったら自分は面白い人間になれるだろう? どんな体験をしたら人に語れる人生になるだろう? 人と違うことをやろう。その答えはクラスルームで授業を受けて良い成績を取ることの中には無さそうな気がしたから、クラスの外に求めに行くようになりました。面白そうなバイトを見つけてお金を貯めて、旅をする。おそらく人生で初めて、自分の意志で自立して行ったのが「旅」。そこから自分が広がるようになって、自分にとって三つ目、四つ目、五つ目の場所が生まれていった時に、日本とアメリカを行き来しているだけだったかつての自分の世界が小さく見えたし、この旅という行為はきっと自分の人生を広げ続けてくれる素敵なものだと実感しました。
それから就活などを機にこれからどう生きていくかを突きつけられた時、「旅」を人生のテーマにしようと決めました。そのくらい旅は僕にとって重要なものになっていましたね。

蛇行する人生が養う、社会を見るまなざし
さわだ: 岡さんは自分の軸をつくるために旅に出て、それが人生のテーマになり、今に続いているんですね。何か社会課題を解決したいという思いが先にあったというよりは。
岡: そうですね、明確な原体験があって社会を変えるような仕事をしたいと思っていたというよりは、「旅」が自分の軸となった後に、そのレンズを通して世界を見た時に、もっと変わっていくべきだと思う課題に気づいたという感じです。
観光は地域に光を当てて社会を良くするためのものなのに、オーバーツーリズムなどの問題が起きてしまうのはなぜだろう。グローバリゼーションが進んでどの国も同じになっていってしまうのはなぜだろう。僕が好きな旅というのは、多様な世の中に触れたり、そこに暮らすように泊まってみることで誰かの生活を垣間見たりすることだし、それこそが美しい行為なのに、なぜ社会は均質化していってしまうんだろう。
僕は就職した1社目が金融業界だったので、「金融×旅」、「金融×ホテル」みたいな視点で眺めた時に、そういう課題が見えてきた。僕の軸をつくってくれた、僕を変えてくれた「旅」という行為は、ひょっとすると100年後には無くなってしまい、どの国も同じになっているんじゃないかと気づかせてくれたのが金融です。
僕は自分自身の生き方も、会社の経営も、立脚点とゴールが直線的につながっている人間ではないんです。昔も今も蛇行しながら、あっちに行ったらこんなものが見えて、また次の方向へ進んだらこんなものが見えて、という進め方をしている。「ここを目指します!」と言ってお金をそこに集め、そこにだけ向かっていく経営をしていると、自分が心地いいスピードで仕事ができなくなるような気がして。会社の事業内容もどんどん変わってきていて、その変わってきたことが良かったよね、と後から正当化するタイプの経営をしています。

アマンリゾーツに見る小規模の美しい経営
さわだ: 金融業界ではどんなお仕事をされていたんですか?
岡: 学生時代に「旅」というテーマを見つけ、金融業界が非常に盛り上がっていた時代だったので、デスティネーションづくりやホテルづくりができる金融と投資ファンドの会社に入社して、ホテルをつくっていました。資本はスピードと規模を後押しする生き物なので、巨大な資本でホテルをつくろうとすると、やはりスピードと規模を追い求めるホテルに傾きがちになります。お金の力に任せて早く大きなものをつくろうとすると、僕が旅で感じていた世界の多様性とは反対の、どこに行っても同じようなものになってしまい、世界がどんどん面白くなくなると気づいて。
どうにかしてお金の力を使って、僕が好きな、スモールで多様で、その街角にしかない家族経営のビストロみたいなものが増えていく世の中をつくれないかと思い、独立しました。Stapleを始める4年ほど前です。金融の知見を活かしてホテル会社やホテルブランドに対するコンサルティングをしていた時代があり、その時に出会ったのがアマンリゾーツです。

岡: アマンは、元々ジャーナリストだったエイドリアン・ゼッカさんが始めたホテルブランドです。まだ誰も見たことがない、誰も行ったことがないような場所にゼッカさんが先に出向いて魅力を掘り起こすことで、世界中から「アマンができたのなら、きっと素晴らしい場所のはずだ」と人々が来るようになり、経済がなかった場所に経済が生まれ、放っておけば失われるかもしれない地域が未来永劫栄えていく。そんなことがやりたくて、彼はアマンを始めている。
僕が金融にいた当時、ホテルは300部屋くらいないと儲からないというのが定説だったのですが、アマンは平均して30部屋に満たないくらいのホテルを、30年かけて世界中に1000部屋くらいつくっているブランドで、ヒルトンホテル2つ分くらいの規模なんです。金融の常識では説明がつかない。小さいけれど、社会的にはとてつもなく大きなインパクトをもたらしていて、やはりアマンがあることで無名な地域に世界中から人が来たり、地元の人にとってはアマンに認めてもらえたという誇りにもなっている。地元の料理やクラフトなどにちゃんと価値が付いて、地域経済も生まれている。そして会社としても利益を出すモデルをつくり上げている。僕はそれを見て、純粋に美しいと思いました。素晴らしいし、いつか自分がやってみたい。ゼッカさんの生き方や経営の仕方を見て、Stapleの事業に挑戦したくなってきたんです。
旅を人生の軸に据えたところから、蛇行しながら行く先々での学びを掛け合わせて今の姿があるという感じですね。

ゼッカさんの旅する人生が詰まった夜のこと
さわだ: ゼッカさんには、僕は勝手にシンパシーを感じているんです。上京して以来、三浦の海が好きで時々通っていたんですよ。ある時、知らない雑木林みたいな場所に迷い込んで、どんどん歩いていったら急に視界が開けて、目の前に富士山がドーンと見える場所を見つけて。そこは一般には知られていない場所で、ポツポツと数軒の家があるくらい。その中にスタジオみたいな建物があって何だろうと思っていたのですが、後日ある本で、ゼッカさんが東京在住時代に別荘として使っていた建物だったと知ったんです。ゼッカさんはあの景色を見てアマンをやることを決めたと書いてあって、めちゃくちゃ共感したんですよね。
岡: ゼッカさんがAzerai(アゼライ)という新たなレーベルをアジアに立ち上げた時のパーティーも、僕の原体験の一つかもしれない。彼は84歳くらいの時に、35年間大事に守り続けてきたアマンを追い出されてしまったんだけど、2時間くらい意気消沈した後に、もう「次は何をつくろうかな」って言ってるんですよね。そして2年後にはAzeraiを立ち上げた。ベトナムで一つの島を貸し切って行った新しいホテルのオープニングパーティーでは、世界中からいろんな人が集まり、彼を祝福しました。食事の後、ホテルのバーで飲むゼッカさんの元に、アフリカやキューバ、オーストラリア…彼がこれまで世界中を旅する中で知り合った人々が話をしに来て、そんな人たちに対してゼッカさんは「ありがとう。俺、こんなブランドつくったぜ、どうだ!」みたいな話じゃなくて、「お前元気か? 次は一緒にどんなプロジェクトをやる?」って話しているんです。87歳のおじいちゃんが、誰よりもイキイキと未来を語ってた。
その光景を見て改めて、この人は旅をしてきたんだな、旅をしてきたからこそこういう多様な人たちと仕事をし続けてきていて、人生を賭けた大事なものを失うようなことが起きても、やっぱり世界中に自分が旅する中でつくってきた仲間がいるから、新しいものを生み出そうというエネルギーが湧いてくるんだなと。僕も87歳になった時に、上場して一丁上がりというよりは、お金はないかもしれないけど世界中に自分の人生でしかつくり得なかった仲間がいて、90歳になっても「この先何やる?」みたいな会話ができている人生がいいなと、その時、強く思いました。

岡: 経営する中で蛇行しながら、どこかのタイミングで大型の調達をして上場を目指そうと言い出すこともひょっとしたらあるかもしれないけど、基本的には一度仲間になったら、その人が辞めたり、会社が解散したりしたとしても、いつかまた集まって何か一緒に生み出したり、未来を語れる。そういう会社経営がしたいです。これは僕がずっと言い続けていることだから、今のところ良い人に恵まれ続けているのかなと感じています。
さわだ: 僕も全く同じ考えです。YADOKARIもそういう会社でありたいと思っています。
—————————————
日本とアメリカの文化の間で揺らぎながら、旅を通じて人生が広がり、自分の軸を見つけた岡さん。
エイドリアン・ゼッカ氏との出会いから、この世界で小さくも美しい旅を続けていくためのホテルと経営の姿、人生の在り方を学び、Stapleでの挑戦へ踏み出した。
後編では広島・瀬戸田での地域創生や、それを成功に導く手法とこだわり、岡さんが描く未来のライフスタイルと幸せな人生の終え方について、さわだが対話を深める。
後編はこちら>>

はじめに
最近、グランピングの人気が高まる中で、新しい宿泊施設の選択肢として「トレーラーハウス」が注目されています。移動が可能で個性的な宿泊スタイルは、ホテルや宿泊施設との差別化を考える法人にとって、とても魅力的な選択肢です。特に、village形式で複数台のトレーラーを活用し、お客様に特別な体験を提供する事例も増えています。
この記事では、トレーラーハウスを宿泊施設として活用する際の特徴や利点、注意点について、できるだけわかりやすくご紹介します。

トレーラーハウスの基本的な特徴
トレーラーハウスは、車輪付きの構造を持つ移動可能な空間です。一般的な建築物とは異なり、建築基準法の適用を受けずに設置できることが多いため、柔軟な運用が可能です。全国各地で宿泊施設として導入が進み、気軽に導入できる点が魅力となっています。以下は、宿泊施設としてのトレーラーハウスの主な特徴です。
設置場所の自由度
トレーラーハウスは、美しい景色が広がる場所や、市街化調整区域など建築が難しい場所にも設置可能(事前に行政の確認が必要です。)
簡単な設置
通常のホテルや宿泊施設とは異なり、トレーラーハウスは基礎工事や申請手続きが少なく、土地の活用計画を柔軟に進められます。チェックインカウンターの設置も簡単に行えますし、オンラインでのチェックインシステムを採用することで、スムーズな宿泊業の運営が可能となるでしょう。
デザインのカスタマイズ性
トレーラーハウスの客室は、外装や内装を自由にカスタマイズでき、施設全体の雰囲気に合わせたデザインに仕上げることができます。高級感のあるホテル風のスタイルから、自然の中でリラックスできるナチュラルなデザインまで、お客様のニーズに合わせた空間を提供できます。
多彩な使い方
宿泊用のトレーラーハウスに加えて、フロント機能を持つトレーラーやキッチン付きのレストラン型トレーラー、サウナやイベントスペースとしての活用も可能です。複数の台数を活用しvillage形式で運営することで、より充実した設備を備えた快適な滞在を提供できるでしょう。
減価償却のメリット
トレーラーハウスは、減価償却期間が4年となっており通常の建築物に比べて減価償却期間が短いため、投資回収を早めることが可能です。コストを抑えつつ宿泊施設を開業できる点が、多くの事業者にとって魅力となっています。
このように、トレーラーハウスを活用した宿泊施設は、独自のコンセプトやテーマを持ち、全国で新しい宿泊体験を提供しています。柔軟な運用が可能で、環境にも優しいトレーラーハウスは、これからの宿泊業界において、さらに広がっていく可能性を秘めています。

宿泊施設の運営に必要な旅館業法とは
宿泊施設を営業する際には、旅館業法を遵守することが求められます。この法律は、施設の安全や衛生管理を確保し、お客様に快適な宿泊環境を提供するために定められています。トレーラーハウスを活用した宿泊施設やホテル形式の施設でも、事前に内容を理解し、必要な許可を取得することが大切です。
宿泊施設に必要な3種類の許可
宿泊施設のスタイルに応じて、適切な許可を取得する必要があります。主に以下の3種類の許可があり、それぞれ異なる基準が設けられています。
ホテル・旅館営業許可
ホテルや旅館として営業するには、客室ごとの広さや設備の基準をクリアする必要があります。例えば、客室にはトイレやキッチンなどの設備を完備し、お客様が快適に過ごせる環境を整えることが求められます。さらに、チェックインの仕組みやフロントの管理体制も重要な審査ポイントとなります。全国で多くの宿泊施設がこの許可を取得して運営を行っています。
●簡易宿泊所営業許可
グランピング施設やゲストハウスなど、小規模な宿泊施設では、簡易宿泊所として申請する方法があります。特に、village形式でトレーラーハウスを活用する場合、この許可を取得することで、自由度の高い宿泊プランを提供することが可能になります。お客様が気軽に利用できるよう、アクセスや予約の仕組みを整えておくことがポイントです。
●下宿営業許可
長期間の滞在を提供する施設に適した許可で、食事の提供を含めた基準が定められています。例えば、滞在型の宿泊施設では、キッチンの設置やお部屋の広さ、価格の設定などを考慮し、お客様が快適に過ごせるような環境を整えることが求められます。
宿泊施設を運営するためには、適切な許可の取得が欠かせません。ホテル型の施設やトレーラーハウスを利用した宿泊施設、village形式の長期滞在型施設など、それぞれの運営形態に応じた許可を取得し、法令を遵守することが大切です。お客様に快適な宿泊体験を提供できるよう、事前の計画と準備をしっかり行いましょう。

旅館業法以外の許可
●飲食店営業許可
施設内で食事を提供する場合は、飲食店営業許可が必要です。ホテルやトレーラーハウス型の宿泊施設でレストランやカフェを併設する場合も、調理設備や衛生管理の基準をクリアすることが求められます。お客様が快適に過ごせるよう、キッチンの設置や食材の管理、提供方法に関する基準を満たす必要があります。
●公衆浴場許可
温泉や大浴場を設置する場合、公衆浴場としての許可が必要になります。特に、浴槽の数や換気設備、給排水の管理は重要なポイントとなります。また、不特定多数のお客様が利用するサウナを設置する場合も、この許可が必要となるため、事前に詳細を確認し、適切な申請を行いましょう。トレーラーハウスやvillage形式の施設でも、浴場の設置を計画する場合は、安全で快適な環境を提供するための基準を満たすことが求められます。
施設の運営をスムーズに進めるために、事前の準備をしっかりと行い、必要な許可を取得することが大切です。

トレーラーハウスを宿泊施設に導入するメリット
初期費用の削減
トレーラーハウスは、一般的な建築物と比べて初期費用を抑えやすいのが特徴です。土地に固定する必要がなく、基礎工事や大型の建築資材の調達が不要となるため、工事費用を大幅に削減できます。また、車両扱いとなる場合、固定資産税がかからない可能性があり、運営コストを抑えることが可能です。こうしたコストの低減は、宿泊施設を運営する法人や個人にとって大きな魅力となります!
柔軟な運用が可能
トレーラーハウスは移動が可能なため、設置場所の変更や施設レイアウトの再構築が容易に行えます。シーズンごとの宿泊需要に応じて配置を変更したり、イベントスペースとして一時的に貸し出すことも可能です。例えば、village形式で複数のトレーラーハウスを運営することで、用途ごとに異なる施設を用意し、お客様のニーズに合わせた柔軟なプランを提供できます。
顧客満足度を高める独自性
トレーラーハウスの内装や外装を自由にカスタマイズすることで、他の宿泊施設との差別化が図れます。例えば、海辺に設置する場合はコテージ風に、山間部ではログハウス風にするなど、特定のテーマに沿ったデザインを施すことで、特別な体験を提供できます。また、フロントやチェックインエリアを工夫することで、お客様にとってより快適な滞在が実現可能です。
環境への配慮
トレーラーハウスは、建築工事の規模が小さいため、自然環境への影響を最小限に抑えることができます。さらに、ソーラーパネルを設置したり、高断熱素材を使用することで、エネルギー効率の高いエコ施設として運営することも可能です。特に、自然の中で宿泊を楽しめる施設として運営する場合、環境への配慮が求められるため、トレーラーハウスの導入は最適な選択肢となります。

トレーラーハウス導入のデメリット
居住空間の制限
快適性に配慮する必要があります。客室のレイアウトを工夫し、無駄のない設備配置を考えることが重要です。たとえば、キッチンやトイレなどの設備をコンパクトにまとめたり、フロント周辺のスペースを最適化することで、お客様が快適に過ごせる環境を整えることが可能になります。
設置場所の制約
トレーラーハウスを設置する際、土地の地形や法律によって制限が生じる場合があります。特に、village形式の宿泊施設やホテルとして運営する場合は、事前に土地の条件を確認し、必要な許可を取得することが不可欠です。また、アクセスの良さも考慮する必要があり、道路幅や交通規制の影響でトレーラーの運搬が難しい地域では、導入が困難なケースもあります。
法律上の注意点

都市計画法の制約
トレーラーハウスの設置には、土地の用途地域に応じた制限が適用される場合があります。特に、市街化調整区域や農地では、宿泊施設としての利用が難しいケースもあり、事前の確認が必要です。
建築基準法と車両登録
トレーラーハウスが車両として認定される場合は建築基準法の適用外ですが、固定物として設置する場合は適用対象となり、建築確認申請が必要です。
消防法・旅館業法の遵守
宿泊施設として運営する際には、消防設備の設置や旅館業法に基づく営業許可が求められます。これには、避難経路や消火器の設置基準の確認も含まれます。
その他法規
自然保護区域や文化財保護区域では、追加の許可申請が必要になることがあります。例えば、自然豊かな場所に宿泊施設を設置する場合、環境に配慮した設計や設備の完備が求められることがあります。ホテルやトレーラーハウスの設置においても、利用する場所ごとの規制を事前に調査し、適切な申請を行うことでスムーズな運営が可能になります。
トレーラーハウスの活用事例
宿泊棟としての利用
トレーラーハウスは、個性的な宿泊施設として活用されることが増えています。特に、森や海の近くなど、自然の中に設置することで、お客様に非日常的な体験を提供できます。建築物を建てることが難しい絶景ポイントにも設置が可能で、宿泊施設としての魅力を高めています。チェックインやフロントの機能を備えたトレーラーハウスもあり、快適な滞在が実現できます。

▲北九州にある海辺の旧ゴルフ場の市街化調整区域エリアにて「Tinys INSPIRATION」を10台活用したグランピング施設。
▼事例の詳細はこちら
Tinys INSPIRATION|グランピング施設
サウナ施設
コンパクトなトレーラーハウスを改装し、移動可能なサウナ施設として活用する事例も増えています。温泉地やキャンプ場に設置することで、施設の付加価値を向上させることが可能です。特に、自然の中で楽しめる移動式サウナは、全国的に注目されており、宿泊プランの一部として提供されることもあります。

▲那須高原の眺望をひとり占めできるグランピング別荘に設置されたサウナ・ジャクジーを備えたトレーラーハウス
▼事例の詳細はこちら
利用事例 Order Made Tiny House|宿泊施設「Miwatas NASU」
カフェ、事務所スペース
トレーラーハウスをカフェや事務所スペースとして活用することで、施設全体の雰囲気を統一し、お客様に統一感のある空間を提供できます。移動可能な特性を生かし、イベント会場や期間限定のポップアップカフェとしても利用可能です。また、キッチンを完備したモデルでは、飲食店としての活用も検討できます。

▲オフィスの一角に誕生したトレーラーハウスを活用した駄菓子屋さん
▼事例の詳細はこちら
利用事例 ROADIE mini | 駄菓子屋くれよん
イベントスペースや展示ブース
特定のテーマを持った展示スペースとしても活用が可能です。グランピング施設内でのワークショップや体験型イベントの会場として活用されるケースも増えています。トレーラーハウスを活用することで、柔軟なレイアウト変更ができるため、様々な用途に対応できるのも大きな魅力です。

▲屋外公共空間の新しい楽しみ方を探求する活用実証実験「カワサキミーツ!!!」にて、トレーラーハウスを活用しました。
▼事例の詳細はこちら
利用事例 HAWK|実証実験イベント「カワサキミーツ!!!」
▼これまでの利用事例はこちら
YADOKARIタイニーハウス 利用事例ページ
まとめ

トレーラーハウスは、初期費用の抑制や柔軟な運用、独自性のあるデザインなど、多くのメリットを持ち、宿泊施設として魅力的な選択肢となります。特に、ホテル型の宿泊施設やvillage形式の施設では、トレーラーを活用することで、より多様なプランを提供することが可能です。また、アクセスの良い場所に設置すれば、お客様が気軽に訪れやすくなります。
しかし、法規制や設置に関する条件、室内設備の制約などを理解した上で、慎重に計画を進めることが重要です。トイレやキッチンなどの設備を完備する場合、それぞれの基準を満たす必要があります。また、チェックインの流れやフロント業務などの運営方法も、宿泊施設として快適な環境を整えるために重要なポイントです。
導入を検討する際は、法律や設置条件を専門スタッフに相談し、施設のコンセプトや運営方針に合った選択肢を選びましょう。トレーラーハウスを活用したホテルや宿泊施設の成功事例を参考にすることで、より実践的なアイデアを得ることができます。
最新の活用方法や全国の導入事例を確認し、お客様に楽しめる空間を提供できるよう工夫を凝らしながら、魅力的な施設づくりを目指していきましょう!
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建築的な先進性で知られた家具メーカー「Vitra」は、建築家レンゾ・ピアノとのコラボレーションによって、新しい挑戦に取り組んでいる。それは、完全自給自足型のミニマルな居住空間という新たな住まいのカタチを提供すること。彼らが手掛けるタイニーハウスは「Diogene」と名付けられ、わずか2.5×3.0メートルの床面積ながら、「Vitraの最小の建物であり、最大の製品」として注目を集めている。
ミニマルデザインへの探求
「Diogene」のデザインは、レンゾ・ピアノが学生時代から追求していた「人が最小限の空間で生活するために必要なスペースはどれくらいか」という問いから生まれた。彼は約10年前にこのテーマに再び取り組み、古代ギリシャの哲学者ディオゲネスにちなんでプロトタイプを「Diogene」と名付けた。このデザインがVitraの会長ロルフ・フェールバウムの目に留まり、2010年のプリツカー賞審査会での出会いをきっかけに協力が始まった。
自給自足の設計
「Diogene」の大きな特徴は、完全自給自足が可能な設計だ。屋根に設置された雨水収集システムやエネルギー供給システムによって、外部インフラに依存せずに生活ができる。このシンプルかつ持続可能なデザインは、現代のライフスタイルに新しい選択肢を提案している。
美しいデザインと組み合わせも可能な内部構造
外装にはアルミニウムが使用され、丸みを帯びたフォルムと三角屋根が伝統的な機能性と現代的な美しさを両立している。内部には、引き出し式のソファ、折り畳みテーブル、シャワー、トイレ、キッチンなどがコンパクトに配置されている。この小さな空間は、週末のリトリートやオフィスとしてだけでなく、複数台を組み合わせてホテルとして使用することも可能だ。
「Diogene」の改良はつづく
現在の「Diogene」は、プロトタイプとしてVitraキャンパスの芝生に設置されており、アートバーゼル2013の期間中に一般公開された。訪れた人々からのフィードバックを元に、さらなる改良が進められているという。
「Diogene」は、ミニマリズム、持続可能性、多用途性を兼ね備えたタイニーハウスだ。このプロジェクトは、小さな空間での豊かな暮らし方を再考する機会を提供しており、未来の住まいの在り方に大きな可能性を示している。
via: archdaily.com
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暮らしの実践者に問いかけ、生き方のヒントを探求する「Life is beautiful」。
今回は、海外と日本を数カ月おきに行き来しながら、リモートワークで編集者・ライターとして活躍するYADOKARI編集部の鈴木佐榮さんにインタビュー。自らの探求テーマに従い、フィリピンやインドでフィールドワークを実施。異文化の中に身を置くことで見えてきた、佐榮さんにとっての「Life is beautiful」とは?
鈴木佐榮(すずきさえ)|YADOKARI編集部エディター/ライター
1999年生まれ。埼玉県久喜市出身。幼少期にインドに滞在したことをきっかけに異文化や海外、国際協力に興味を持ち、上智大学総合グローバル学部へ進学。特に文化人類学を探求し、フィールドワークの手法で現地での実践から身体で学ぶことを重要視。コロナ禍中の卒業研究では日本のノマドワーカーにインタビュー取材。新卒で入社した企業の在籍中にYADOKARIを知り、退社してライターへ転身。国内外の多様な人々の生き方に触れつつ、自己成長を目指す。
子どもの頃にインドで出会った、自分の知らない幸せの形
−佐榮さんがインドを初めて訪れたのは子どもの時だそうですが、その後の人生に影響を与えるほど強烈な体験だったのですか?
鈴木佐榮さん(以下敬称略): 10歳の時に、父の赴任先だったインドに2週間ほど滞在しました。母も弟も過酷な旅だったとふり返っていますが、私は本当に楽しかったです。当時、私は埼玉郊外の庭付き一戸建てに暮らしていて、それが幸せだと思っていたのですが、インドに来てみるとバナナの木でつくった小屋のような家に住んでる人たちが笑顔でイキイキと生きていたりして、世界には自分の知らない幸せがあるんだと驚きました。幼心に「私の知っている世界は小さかった! 世界は大きいぞ」って。
それをきっかけに海外に惹かれ、中学では語学留学でオーストラリアへ行ったり、高校では所属していた吹奏楽部でフロリダに演奏に行ったりと、何かと海外に縁がありました。大学では国際協力への関心から総合グローバル学部に進み、グローバルとローカルを見る視点を両方使いながら社会について学びました。在学中にアルバイトで貯めたお金で台湾や韓国、タイ、L.A.なども旅しました。
大学で学ぶ中で私が興味を持ったのが文化人類学、特にフィールドワーク※①です。卒業研究では絶対にインドでフィールドワークをするぞと思っていたのですが、コロナ禍で海外渡航ができなくなり、文献調査でインドを研究するか、何か体で実感できる研究をするか迷った末、フィールドワークの手法で日本のノマドワーカーの研究をして卒業しました。
※①:研究対象について学術的な調査を行う際に、実際にその場所(現地)を訪れ、直接観察や聞き取り調査を行う調査技法。

ノマドワーカーの研究で気づいた、人間本来の自由な暮らし方
−現地で体感する研究を優先したんですね。なぜノマドワーカーをテーマに?
鈴木: ちょうど就活もしていた頃で、就職すると休みは基本的には週2日だし、自由に使える時間がかなり制限されることを悲観的に感じていたんです。そんな中、日本のいろんな場所、好きな場所で仕事をしながら暮らしている人たちがいるというのは私にとって大きな希望だったので、なぜそうしているのか、どんなふうに生計を立てているのか知りたかったし、自分もどうしたらそうなれるのか模索したいと思ったからです。
当時、コミュニティ型多拠点コリビングサービスが盛り上がっており、私も現地に入ってノマドワーカーの人たちと一緒に生活したり、インタビューしたりしながら研究しました。
−実際どんなことが分かりましたか?
鈴木: 以前からノマド生活をしたくてその環境を手にしたという人は意外と少なく、与えられた環境で一生懸命仕事をしていたら、場所に縛られない働き方を得て、会いたい人がいるから、仕事があるから移動をしている。そうした働き方・暮らし方が不可能ではないからやっているという人が多数派だったのが発見でした。最初は会社員として与えられた仕事をやりながらスキルを磨いていったらフリーランスになっていた、という人が多かったです。
皆さん、動きやすさを重視してあまり物を持たない暮らしをしていて、自分の好奇心や感情に対して素直に向き合っていました。こうした移動するミニマルな暮らしは、実は石器時代からあったということも分かり、人間の本来的・本質的な在り方なんじゃないかとも考えました。
この研究でいろんなフリーランスの方から、「仕事相手は企業の人が多いから、会社員の気持ちが分からないと大変なこともある」と聞き、社会人の最初は企業に入ってみようと、卒業後は地元のメーカーに就職したんです。

学生最後の1年は、友人たちと色を塗った軽バンで日本各地へ赴いた。
自分の未来を見失い、YADOKARIに出会う
−そこからどんな経緯でYADOKARIのライターになるのでしょうか?
鈴木: 就職した会社では約1年半の間に4回も引越しを伴う転勤をして、いろいろなフィールドや仕事を経験させていただきました。私が大学で、地域に入り込んで暮らしながら地域の文化や価値観を体で学ぶことをしていたという点が買われ、新たな工場の立ち上げのプロジェクトにも関わりました。周囲には度々転勤する私のことを遠方から気にかけてくださる方もいらっしゃり、出会いに恵まれていたと感じています。
ただ、日常の業務量が少なくて、会社での時間を持て余してしまうのに規定の終業時刻まで居続けなくてはいけない辛さや、「10年後は君も工場の立ち上げができるようになってね」という会社からの期待に自分の未来が決められてしまったような息苦しさを感じ、「定年までの辛抱だ」みたいな周囲の人の諦めの声も耳に入ってきたりして、心が疲れ切ってしまったんです。
コロナによってインドでのフィールドワークができなかった無念さも重なり、会社でひたすら時間が過ぎるのを待つ日々の中で、「今から飛行機に乗ればインドに行けるのに」と悔しくて、自分がそこにいることを受け入れられなくなっていきました。
そんなある日、YADOKARIのウェブサイトを見つけたんです。居住空間が移動するタイニーハウスや、それが象徴する自由な暮らし方に心が揺さぶられました。ライター募集の告知が出ていて、やったことはないけど応募してみようと。それで初めての記事(「“1つのことをするヤツら”へ 〜ブッシュマンが教えてくれること〜」)を書いてアプライしたら採用していただけて。会社員をしていた同世代にもすごく共感してもらえたみたいで、読んでくれた友人たちから何十通も温かいコメントをもらい、「私はたぶん、こういうことがしたいんだ」と思えたことも、新しい道へ進む決断につながりました。

ガンジス川で生と死を考える。自分が肯定される感覚
−その頃、人生で二度目のインドへ行ったのですね。どんな体験をしましたか?
鈴木: その時いちばん見てみたかったのが死体をガンジス川に流す儀式で、バラナシという町に滞在しました。亡くなった人を岸辺で焼いてガンジス川に流す所を、間近で見れるんです。包まれた死体から足が突き出していたり、焼かれて真っ黒になっていったり、落っこちた肉を犬が食べていたり、死体を流しているすぐ隣で沐浴をしている人がいたり。皆、当たり前のように焼かれて、流されていくのを見ました。
死ぬ時、人は本当に何も持っていないんです。会社員になって、「お金をいっぱいもらえるようになったけれど、本当にこんなに必要なんだろうか」と考えたりしたこともありましたが、その感覚を分かち合える人は周りにいなかった。自分だけがいつまでも子どもで、現実を見ることができていないんじゃないかと不安だったけれど、バラナシの空気感に包まれて過ごす中で、私の考えていたことが肯定されるような感覚になりました。
人間が生きる、死ぬって、こういうことだよなぁって。もっと驚いたり泣いたりするかと思っていましたが、ただただ、「そうだよなぁ」という感覚でした。

ガンジス川沿いで一番大きな火葬場「マニカルニカー・ガート」の様子
−「悟り」の境地のようですね。
鈴木: ずっと前から自分の中に、自分とは違う超越的な存在がいると感じていて、その自分があまり社会と結び付かず、肯定してもらえるものとの出会いも無かったのですが、インドにいるとその超越的な自分が守られるというか、日の目を見るというか、私の中の「悟った私」の方をそのまま出して大丈夫だと思えるんです。その私は日本ではあまり出せないんですけどね。

フィリピンのスラム街で気づく、レールに乗るだけで幸せらしきものを味わえる日本との落差
−佐榮さんは、日本での日常や現実に失望してしまっているということでしょうか?
鈴木: それが、今年の旅で少し世界を見る目が変化したんですよね。YADOKARI編集部に入り、今年の3月にフィリピンとインドに1ヶ月半ほど滞在しながら、現地からリモートで仕事をさせていただきました。その働き方が実現できたことは私にとって大きな喜びでしたし、特にフィリピンの旅では、日本の素晴らしさも感じることができました。
環境活動家の谷口たかひささんが主催する、スラム街に赴き、そこで暮らす子供どもたちとビーチクリーンをするツアーに参加したのですが、そこで暮らす人々は本当に楽しそうに生活しているようにしか見えなかったし、生きるエネルギーをもらったのも確かです。ところがその子どもたちは実は虐待を受けていたり、親の暴力から逃げるために路上で寝ていたり、ネズミに齧られて怪我をしていたりと、厳しい社会であることを感じました。日本にも社会課題はたくさんあるけれど、課題の質が違いすぎる。
一緒に生活をしていた同世代の友人が「日本のパスポートはビザなしでどこへでも行けるんだから最強だ」と何度も言うんです。彼らはグローバルサウスに属し、どんなに英語ができても観光ビザさえ取ることが難しいし、海外で働ける機会やワーホリなどの制度も少ない。会社員で時間の制約があったとしても、そもそも海外に行けること自体が恵まれているんだと気づきました。
一方で、彼らはたとえ海外に出るのが難しくても新しい世界への好奇心を捨てていないし、まだ見ぬ世界へ向けて自分の人生を切り開いていくことへの意欲がすごかった。学校に通いながらエンジニアとして働いている子は、早朝に家を出て深夜に帰ってくる。オーストラリアの企業でフルリモートで働いている子は、イギリス人の恋人と結婚してイギリスに住むために、暇さえあればイギリスの就労ビザを取得できる求人を探している。大好きな恋人と一緒に暮らせるようになるのか不安だと言っていました。
そんなふうに、自分の生活をもっと良くしたい一心で必死に生きる日々にあって、彼らは常にユーモアを絶やさないのです。仕事のない時間は家や公園で踊りながらカラオケをしたり、朝は決まってみんなの笑い声から始まり、必ず皆揃って朝食を食べます。もし彼らが日本の企業で働く同僚だったら、とても敵わないなと思いました。周囲にあるチャンスを迷うことなくつかみ続け、余暇の時間を誰よりも楽しみながらキラキラしているのだろうなと圧倒されたし、心から尊敬の気持ちが湧きました。何も考えずレールに乗るだけで一定の幸せを味わえる日本への違和感も感じました。

三度目のインドでむき出しの生をいきる。最も感動した「祈り」の姿
鈴木: その後にそのままインドへ渡って約1ヶ月、現地の人たちと暮らしてフィールドワークをしていたんですが、日本の幸せに気づけたと共に、日本に住んでしまっているが故に気づけない幸せがたくさんあることにも、インドでは気づかされました。
日本について私は「成長し続ける世界の怖さ」みたいなものも感じていて、どんどんコンビニが建っていくとか、全てのことがシステム化されて誰でもどこでも同じようなサービスが受けられることは、見方によっては不自然でもあると思います。バラナシではGoogleマップに載っていない道を歩くことも多いし、お店の人と交渉しないと物は買えないし、日本のようには整っていないことばかりだし、大喧嘩したり騙されたり。そもそもすごく暑いから生きているだけでも大変で、1日の終わりに今日を生き延びたことへの達成感がある。気温は毎日40℃以上、クーラーも冷蔵庫もない生活の中で、どうしても冷たい飲み物が飲みたくなって、やっとの思いでお店に行き、炎天下で飲んだ数十円のコーラがびっくりするほどおいしかった。便利になりすぎることで気付けなくなってしまう幸せがあるのだなと思いました。
現地で仲良くなった12歳の小さな友達に手を引いてもらいながらじゃないと夜の街を歩けない私は、インドではまるで赤ん坊のように無力で、全く違う社会に身を置いていることで、自分のいた日本の社会を少し高い所から見ることができました。

現地で出会った家庭のお母さんの仕事を子どもたちと一緒に仕事を手伝う様子。彼らと暮らしを共にしながら、距離を縮めていった
−日本にいると自分の命の周りに何かをたくさん着ているんだけど、それが真っ裸になるような感じですかね。
鈴木: そうですね、生身の感じ。インドでいちばん感動したものの一つが人々の「祈り」の姿でした。神様にたった一瞬でも祈るために何時間も行列に並んで、神様の前に這いつくばって祈りを捧げている。そんなふうにしてまでも「今世、そして来世でも幸せに生きたい」という気持ちが見える。その姿が、日本の会社で見た、何か人生を諦めてしまったような人たちの姿と対になるように思えました。より良い日々を過ごすことを神に祈り信じることをやめない人々。初めて見たものですし、エネルギーをもらいました。
異文化の中で自分の中の当たり前が溶けていく感覚は、どこに行っても感じるのかもしれませんが、インドはやはり特別で、この滞在を機に宗教学にも興味が出始めました。ガンジス川って今の私から見るときれいとは言えないんですが、私もいつか彼らと同じように、「ガンジス川は聖なる川だ」と言えるようになりたい。科学的なきれい・汚いを超えて、心からこの聖なる川に清められたいと思える日が来たら、沐浴をしたいと思います。

「今ここに行くべきだ」という、直感に従う生き方をするために
−佐榮さんは今後も、日本と海外を行き来しながら暮らしていくのですか?
鈴木: 今の私にとって自分や社会、世界を俯瞰して見る時間はとても大切ですし、フィールドワーク的な営みを欠かすことはできないので、時間や場所に縛られない現在のライフスタイルは手放せないなと思います。
−例えば大手企業などでもフルリモートで働くことが一般化しつつありますが、それとYADOKARIでの時間や場所に縛られない働き方とは、感覚が違うのでしょうか?
鈴木: 違いますね。それぞれが自分の人生に深く向き合っている環境がYADOKARIにあり、「次はどこに行くの?」と私の背中を押し続けてくれる。「私が私のままでいていい」と思わせてくれる環境があるからこそ、今のライフスタイルを続けられていますし、とても心地よさを感じています。
私は移動し続ける暮らしとか、海外と行き来する暮らしがゴールなのではなく、直感的に「今ここに行くことで自分に必要なものが得られる」とか、「今このタイミングで行くからこそ見られる世界がある」という、自己成長の機会をつかみ続けたいという気持ちが強いんです。その波が来た時に、身軽に乗れる自分でありたい。その波が、この先もしかするとどこかの会社に就職することかもしれないし、どこかに固定的な拠点を持つことかもしれない。そんな可能性もあると思っています。

−佐榮さんは今後、どんなふうに成長していきたいですか。将来の夢は?
鈴木: 少し恥ずかしいのですが、私はずっと、マザー・テレサやガンジーみたいな人間になりたいと思っていて。自分のためではなく、動物や、子どもや、社会的に弱い立場にある人に寄り添うことに、自分の命の時間を使いたいと思っているんです。だから今は心地良いけど、今のままではダメだとも思っています。
−マザー・テレサやガンジーが佐榮さんのロールモデルになったきっかけはあるんですか?
鈴木: 小さい時に行ったインドで、同じくらいの歳の子どもに「お金ちょうだい!」って手を出されたことはやっぱり衝撃でした。その時、自分はすごく恵まれた環境に生まれたんだと実感し、そのように生まれたのは奇跡みたいなものだから、その時間は自分の幸せのためだけに使うものではないなって、ずっと思ってます。
最近は友人たちからも、「どうやったらそんな生活ができるの?」「どんなスキルを身につけたの?」などと聞かれるんですが、私は自分と向き合い続けているだけだと思っていて、今が完成形でもないし、自分が優れているとも思っていない。今の私にこの働き方やYADOKARIという居場所があるように、皆がそれぞれの働き方や居場所を見つけられたら素敵だなと思っています。
−最後の質問です。佐榮さんがライターとして今後書いていきたい記事は?
鈴木: 誰かが本当に自分にとって大切なものや心の声に気づけるきっかけになるような記事を書いていきたいです。どの年齢の、どんな状況の自分が見るかによって、感じることや解釈、発見が変わる、自分の人生に携えたいバイブルのような作品ってありますよね。私がこれから書く記事もそんなふうに、誰かの人生に寄り添い続けるものになったらいいなって思っています。
————————————
編集後記
「アドレスホッパーがしたいわけではない、私はただ自分と向き合い続けているだけ」と佐榮さんは語る。私たちが空虚さや閉塞感や所在なさを感じているとしたら、それは自分の真ん中にあるものをしっかり見つめ、育てることができていないからかもしれない。そこから目を逸らさずコミットすることに「勇気」を振り絞る。それが本当の自立と自由へ向かう道の、始まりの一歩になりそうだ。

トレーラーハウスは、その手軽さやコストを抑えられる点、移動ができる便利さから多くの方に注目されています。特に「シャワー・トイレ付き」のモデルは、住居としての機能が充実しており、個人利用だけでなく、事務所や宿泊施設など法人の用途としても高い人気がございます!
この記事では、シャワー・トイレ付きトレーラーハウスの価格や間取り、具体的な商品例についてわかりやすくご紹介し、購入を検討されている方が安心して選べるようサポートいたします!
トレーラーハウスの基本仕様と特徴
シャワー・トイレ付きモデルの基本仕様
このタイプのトレーラーハウスには、キッチンやリビングスペースが含まれていることが多く、快適な室内環境が整えられています。設備としてはシャワーブースが主流で、限られたスペースでも使いやすいように設計されています。エアコンや窓の配置も重要なポイントで、十分な換気や快適な温度管理ができるよう工夫されています。一部のモデルには、ユニットバスやトイレ・洗面台付きの3点ユニット、独立洗面台を備えたものもあり、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。
トレーラーハウスは、日本の建築基準法に適合しつつも、固定された建築物ではなく、車両としての登録が必要になる場合があります。そのため、事前に申請や各種手続きを確認し、スムーズに導入できるよう準備を進めることが大切です。また、水道やガスの接続、ライフラインの整備についても、事前に相談しておくと安心です。
選ぶ際のポイント
長期滞在を目的とする場合、別荘のようにくつろげる空間を作るために湯船の設置を検討される方もいらっしゃいます。一方で、宿泊施設や事務所などの短期利用では、リビングスペースを広くとり、水回りをコンパクトにする傾向があります。設備の耐久性やメンテナンスのしやすさも大切なポイントであり、長く快適に使うためには定期的な点検が欠かせません。
また、トレーラーハウスの製造方法によって、使用する材料や設計に違いがあるため、比べる際には各メーカーの特徴やコスト、メンテナンスのしやすさを確認すると良いでしょう。走行時の安全性や耐久性、固定して使用する際の基準など、使用目的に合った選択をすることが重要です。
初めてトレーラーハウスを購入される方にとっては、ライフラインの接続や地盤の状態、階段の設置など、注意深く確認をしていただく必要もございます。事前に専門のスタッフへ相談し、具体的な提案を受けることで、安心して導入を進めることができるでしょう。トレーラーハウスのサイズや機能、設置する場の条件によって選択肢が変わるため、じっくりと検討することをおすすめします。
価格の目安と実際の商品例
価格帯の目安
トレーラーハウスの価格は、設備や使用目的によって変わります。スタンダードなモデルからカスタム仕様まで、希望に合わせた選択ができるのが魅力です。自分のライフスタイルや利用シーンに応じて、最適な仕様を選ぶことで、快適な空間を実現できます。
スタンダードモデル
約590万~750万円(1~2人用、シャワーブース+トイレ)。コンパクトながらも事務所や別荘としての使用に適した設計です。水道やガスのライフラインを整えれば、快適に過ごせます。エアコンや収納スペースの工夫もされており、室内を有効活用できます。必要に応じて、キッチンのレイアウトを変更することも可能です。
プレミアムモデル
約798万円以上(2〜4人用、シャワーブース+トイレ+独立洗面台)。より高い快適性を追求したモデルで、エアコンや収納スペースが充実し、長期的な使用にも向いています。耐久性に優れた建材を使用し、長く安心してお使いいただけます。特に、長期滞在を考える方にとっては、収納スペースやキッチン設備の使いやすさも重要なポイントです。
カスタムモデル
設備やデザインを自由に変更できるタイプで、ロフトや階段の追加、キッチンのレイアウト変更、窓の増設など、細かなカスタマイズが可能です。事前に相談しながら設計を進めることで、理想のトレーラーハウスを実現できます。各種カスタマイズが可能なため、建築物としての制約を受けることなく、より自由な空間を作ることができます。
実際の商品例
●YADOKARIオリジナルタイニーハウス「Tinys INSPIRATION 6m」の場合:

価格: 590万円〜
間取り: シャワーブース+トイレ+ミニキッチン+1R。
YADOKARIが手がけるベーシックなトレーラーハウスで、居住用や宿泊施設、店舗や事務所など、さまざまな用途で使用できます。1~2人用のコンパクトな設計ながら、キッチンや水回りも整っており、短期間の生活にも適しています。ライフラインの接続に関しても、事前に申請することでスムーズな導入が可能です。また、移動が可能なため、固定された建築物とは異なり、柔軟な使い方ができるのも魅力のひとつです。

▶Tinys INSPIRATIONの詳細はこちら
Tinys INSPIRATION 商品一覧
●YADOKARIオリジナルタイニーハウス「ROADIE」、「MIGRA」の場合:

価格: 750万円〜
間取り: シャワーブース+トイレ+独立洗面台+キッチン+1R+ロフト。
生活のしやすさを重視した設計で、ロフトを活用した収納スペースを備えたモデルです。別荘としてはもちろん、事務所や小規模な宿泊施設としての使用にも適しています。耐久性のある建材を使用し、エアコンやライフライン設備も整えやすい仕様です。ロフトがあることで、開放感のある空間を実現し、ゆったりとした生活が可能になります。木質感のあるお洒落な風合いのある住まいで、豊かな生活をご体感いただけるモデルです。

◎ROADIE
ロフトスペースを含む約22㎡の広い空間でありながら、車検を取得できるナンバー付きトレーラーハウス。周囲の自然と調和するデザインが特徴で、心地よい時間を過ごせる工夫がされています。アウトドアやリゾート地での滞在にも適しており、自然を感じながら過ごせるように設計されています。
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◎MIGRA
木の温もりを感じるデザインと、広々としたリビングスペースを持つトレーラーハウスシリーズ。開放感あふれる空間で、大切な方との特別な時間を楽しんでいただけます。より快適な居住環境を長く楽しんでいただける設計となっています。
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間取りとデザイン例
よくある間取りの種類
1Kタイプ: キッチン、リビング、寝室が一体となった間取り。

きます。日本の住宅事情にも適しており、トレーラーハウスや事務所としても活用しやすいのが特徴です。ライフラインの整備がしやすく、水道やガスの配管工事も比較的スムーズに進められます。
1R+ロフト: ロフトを設置し、リビングスペースと寝室を分離した間取り。

ロフトを活用することで、収納スペースを確保しながら、広々とした居住空間を確保できます。特に別荘や長期滞在型のハウスに適しており、エアコンの配置や窓の設計を工夫することで、より快適な居住環境を整えることができます。また、階段やはしごの配置によって、安全性と使いやすさを両立させることも可能です。
デザインの工夫
り、収納付きのベッドや折りたたみ式テーブルを取り入れることで、室内を広く使うことができます。これは、事務所や小さな住宅でも役立つ設計のひとつです。
また、キッチンのレイアウトを工夫することで、より使いやすい調理スペースを確保できます。コンパクトな空間でも、収納を工夫したり、移動式の台を取り入れたりすることで、実用性を高めることができます。こうした工夫を取り入れることで、トレーラーハウスがより多様な用途に対応できるようになります。
トレーラーハウスは固定された建築物とは異なり、車両として登録されるため、事前の申請や基準の確認が必要になります。日本の法律では、建築基準法と道路交通法の違いを理解し、適切な設計を行うことが求められます。走行時の安全性や耐久性を確保するために、タイヤや台の強度、固定方法なども考慮することが大切です。
トレーラーハウスの製作段階では、収納スペースの確保やエアコンの配置といった細かな部分にもこだわることで、より快適な生活を実現できます。窓の位置やサイズを工夫することで、自然光を取り入れやすくなり、明るく開放的な室内を作ることができます。
限られたスペースの中でも快適に過ごすためには、事前の相談やプランニングが重要です。トレーラーハウスは移動が可能なため、設置する場の条件に応じた最適な設計を選ぶことが大切です。機能性とデザインのバランスを考えながら、自分に合った間取りを見つけていきましょう。
導入にかかる費用と注意点
トレーラーハウス購入時には、以下の諸経費が発生します。設置や維持に関わる費用を確認し、余裕を持った資金計画を立てることが安心につながります。
①車検取得費用 20万〜
車検取得費用および、それに伴うナンバー登録手数料や税金などの各種諸費用が必要です。日本国内で使用する場合、登録手続きを適切に行うことが求められます。
②牽引設置費用
製造工場から設置場所まで配送後、水平ジャッキを使い、設置まで行います。
運搬費用:10万円~50万円(距離や条件により変動します)
設置費用:5万円~10万円
③土地整地費用 15万〜
設置予定地の状態が軟弱な場合や高低差がある場合、整地工事が必要になります。工事の規模によってコストが変動するため、事前の確認が重要です。
④給排水接続費用 40万〜
ライフラインの引き込みには、水道や排水設備の工事が必要です。給水・排水システムは、専用のアタッチメントを利用することで工具なしでの接続が可能です。
⑤給湯器設置費用
ガス給湯器または電気給湯器を準備し、設置を行います。トレーラーハウスの用途によっては、給湯システムの選択が重要になります。
⑥電気接続費用 10万〜
電気は専用のカプラーに接続をしていただきます。
※敷地に状況によって変動してまいります。詳しくはお問い合わせくださいませ。
▼トレーラーハウスの購入の金額や必要コストについての詳細はこちら
【コラム】トレーラーハウスの価格はどれくらい?大きさや仕様ごとの価格の目安を徹底解説
トレーラーハウスの購入から納品まで
タイニーハウスを購入してから納品までには、いくつかのステップを踏む必要があります。スムーズに進めるためには、事前にしっかりと計画し、必要な手続きを確認しておくことが大切です。納品までの期間は、通常約4カ月ほどを想定しておくと安心です。

【1ヶ月目】
プランニング
トレーラーハウスをどのような用途で使用するかを考え、理想の設計を検討します。事務所や別荘、固定式の住居など、目的によって最適なレイアウトや設備が変わるため、事前に相談しながら進めるとよいでしょう。
仕様・色決め
外装や室内のデザイン、窓の配置、キッチンやエアコンなどの設備を決める段階です。各種設備のコストや使い勝手を比べながら、自分の希望に合ったものを選択していきます。
発注
設計が確定したら、正式に注文を行います。同時に、登録や申請の準備も進めておくと、納品がスムーズになります。
【2~5ヶ月目】
製作開始(フレーム→外壁→外部建具)
トレーラーハウスの製作が始まります。まずはフレームを組み立て、次に外壁や建具を取り付けていきます。耐久性や安全性を確保するため、日本の基準に沿った施工が行われます。
内装工事開始
外部の工事が終わると、室内の工事に移ります。キッチンや収納スペースの取り付け、電気や水道の配線、エアコンの設置などが行われます。この段階で、細かい設計の変更が可能な場合もあるため、確認を忘れずにしましょう。
予備車検取得
トレーラーハウスは車両として登録されるため、車検を取得する必要があります。タイヤの状態や安全基準の確認が行われ、必要な手続きを進めます。事前に申請の準備をしておくことで、スムーズに進めることができます。
納品準備(約2週間)
車庫証明申請(お客様による手配)
トレーラーハウスの登録には、車庫証明が必要です。これはお客様自身で申請する必要があるため、早めに手続きを進めることをおすすめします。
設置
完成したトレーラーハウスを設置場所まで運搬し、設置作業を行います。地盤の状態を確認し、適切な方法で固定します。場合によっては、階段の設置や基礎工事が必要になることもあります。
登録書類の準備(車庫証明・印鑑証明書・委任状)
正式な登録のため、必要な書類を準備します。車庫証明のほか、印鑑証明書や委任状などが含まれます。
出張ナンバー封印
すべての手続きが完了すると、ナンバープレートが発行され、正式な登録が完了します。これでトレーラーハウスが正式に使用できるようになり、納品が完了します。
納品までの流れをしっかりと把握し、事前の準備を整えることで、スムーズに導入することができます。
まとめ
シャワー・トイレ付きのトレーラーハウスは、住まいとしてはもちろん、事務所や別荘としても幅広く活用できる便利なスタイルです。車両として登録できるため、移動が可能で、日本のさまざまな場所で使用できます。導入の際は、間取りや設備をしっかり確認し、自分の希望に合ったモデルを選ぶことが大切です。
トレーラーハウスの設計では、キッチンのレイアウトや収納の使いやすさがポイントになります。長く快適に使うためには、耐久性のある建材を選んだり、エアコンの設置やライフラインの整備を考慮したりすることが大切です。事前に設備の状態を確認し、必要に応じて変更できるか相談することをおすすめします。
コストも大切な要素です。本体価格に加え、運搬や設置、ライフラインの接続工事などの費用も考慮する必要があります。事前に専門の会社と相談し、最適な方法を検討すると安心です。
また、トレーラーハウスは車両として扱われるため、登録や申請の手続きが必要になります。ナンバープレートの取得や車庫証明の申請、走行基準の確認なども進めておくとスムーズです。
購入を検討する際には、モデルルームや体験施設を活用し、実際のイメージをつかむこともおすすめです。設備や収納、キッチンの広さ、水回りの配置などを比較し、自分にぴったりの仕様を見つけてみましょう。
Via:suumo.jp
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