この家を建てた若者が学校を卒業して建築家として歩み始めたところ、程なくして戦争が始まってしまいました。戦火を逃れ、家族と共に田舎に疎開します。農業を営む友人が敷地の一部を提供してくれたので、そこに小さな家を建てました。

シアトルベースのOlson Kundigがつくる建築は、森の中のキャビンなど、シンプルでコンパクトかつ自然に溶け込むデザインが多い。国内外に名前を知られる人気建築家だが、親しみやすい作品つくりに定評があるように思う。

さて、今回はそんな建築事務所Olson Kundigで活躍するスターキテクト、Jim Olsonの実家を拝見してみよう。

目の覚めるような真っ白なコンクリートのブロックが積み重なった建物。その隙間から覗く植物の鮮やかなグリーンとのコントラストが実に爽やかで美しい。

初夏の彩りを思わせるこの建物は、ベトナムのホーチミン市の市街地に建てられたもの。建築を手がけたのは、ホーチミンを拠点に活躍する大手建築事務所Vo Trong Nghia(ボー・トロン・ニア)建築事務所と、同じくホーチミンを拠点に活躍する日本人建築家の西澤俊理氏と佐貫大輔が率いる建築事務所Sanuki + Nishizawaだ。

誰かにキュッと押しつぶされたようなシルエットのこの家は、北アルプスの雪解け水が大小の河川となって街中をめぐる長野県松本市、松本城近くの小川のほとりに建っています。「ペッタンコハウス」という可愛らしい名前を付けたのはこの家のお子さんですが、こんな形になったのには、訳があります。

東日本大震災でなくなってしまった貴重な建物は、いくらあることだろう。戻ってこない建物のことを考えると胸が痛むが、今回紹介するように、逆境を逆手に一歩先に進んだ例を見ると嘆いてばかりもいられないと思う。

東日本大震災の際に茨城県で被災した伝統的な蔵が、現代の技術によって美しくよみがえった。いや、もともとの建物よりさらにバージョンアップしたことを考えると、新しく生まれ変わった、というべきだろうか。

ペルー中部のジャングルにある小さな村で一大プロジェクトが始まった。子供たちが心地よく勉強できるように、学校の食堂を整えるという計画だ。2013年、保護者をはじめとする地域コミュニティーと建築家2人が一体となって動き出す。

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